岡倉天心は、明治時代に日本美術の価値を世界に伝える大きな役割を果たした人物です。
彼は、日本独特の美を再発見・再定義し、世界に問いました。

彼の書いた4冊の本を読めば、日本の美や、その精神性のようなものを理解するヒントになります。最後に紹介している1冊は、岡倉天心が晩年に恋し、やり取りをしたインドの女性詩人との手紙のやり取りです。

01. 茶の本

日本人が極めた茶道。その茶道の考え方を紹介しながら、日本独特の文化やモノのとらえ方などをわかりやすく解説している本です。

「まんがで読破」シリーズでも出ているので、さくっと読みたい方はこちらがおすすめです。

02. 東洋の思想

天心の活躍した明治時代は、西洋の文化が大量に入ってきた時代でもありました。そんな時代において、有名な「アジアは一つ」の文章ではじまるこの本は、インドの仏教、中国の儒教などに触れながら、日本文化の本質を解説しています。

当時の時代的にも、「アジアは一つ」という言葉は、一種のイデオロギーとしても掲げられたりもしたそうです。

03. 日本美術史

岡倉天心の日本美術に対しての功績はたくさんありますが、その一つが、美術史として整理したことです。日本で初めて、体系的に美術をまとめ、講義したのが天心でした。その講義をまとめたのがこの本です。

04. 日本の覚醒

「茶の本」と同時期に出版された本で、日本の文化・歴史・考え方などを紹介しています。初めからニューヨークで、英語で出版されました。

おまけ. 宝石の声なる人に―プリヤンバダ・デーヴィーと岡倉覚三 愛の手紙

晩年の岡倉天心は、インドの詩人であるプリヤンバダ・デーヴィーと死ぬ直前まで手紙のやり取りをしていました。この本はその手紙のやり取りをまとめたものです。