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旅行前にチェック!面白いカナダの文化や特徴、習慣などを紹介

公開日:2021.11.03 更新日:2022.11.16

目次

カナダと言えば、アメリカの北にある大きな国という漠然としたイメージやアイスホッケー、メープルの国旗、特産物のメープルシロップなどを連想する人も多いのではないでしょうか。しかし、その他のことはあまり知らないという人が多いのではないでしょうか。

今回の記事では、知ってるようで実はよく知られていない、カナダの文化や習慣、特徴について紹介しています。ぜひカナダ旅行前に参考にしてください。

株式会社MEBUKU

Pokke編集部
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1.カナダの文化や特徴、国民性について

1-1 国土が広く人口が少ない

カナダの総面積はロシアに次ぐ世界第2位で、日本の約27倍もありますが、人口は日本の約1/4に相当する約3600万人と、広大な国土の割には少なめとなっています。そのため政府の方針として移民には寛容で、毎年20万人以上を受け入れています。

また、積極的に多文化主義政策を推し進めているため、今では200以上の民族が互いの文化を尊重・保持したまま共存し、独自の「モザイク社会」が形作られています。

日本人が抱くカナダ人のイメージとして、白人を思い浮かべる人が多いと思いますが、特にトロントやバンクーバーなどの都市を初めて訪れた人は、街で様々な人種の人たちを見かけることに驚くかも知れません。

1-2 多様性を尊重する、マイノリティーにも優しい

カナダの公用語は英語とフランス語ですが、それ以外にも中国語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ヒンディー語、アラビア語など様々な言語が街中にあふれ、40カ国語以上の新聞・雑誌が発行されています。

こうした多様性尊重の精神は、LGBT(性的マイノリティー)に対する理解にもつながっています。トロントやバンクーバー、モントリオールでは毎年「プライドパレード(性的マイノリティーのパレード)」が盛大に開催され、2016年にはトルドー首相が参加して話題になりました。

同性婚もカナダ全土で認められており、近年では同性婚者が養子を取る例も増えています。

1-3 国民性がフレンドリーで寛容

様々な人たちが共存する土地柄もあって、温厚でフレンドリーな人が多いのが特徴です。年齢による上下関係も少なく、会社でもファーストネームで呼び合っています。

街を歩いていても、バスや電車の中でも、いろんな人が気さくに話しかけてくれます。礼儀正しい人も多く、バスに乗る時に「Hello!」、降りる時には「Thank you!」と運転手に声をかける人も珍しくはありません。

また、社会全体が弱者に配慮されており、バリアフリーも進んでいます。

2.カナダと日本の意外な共通文化とは

2-1 家の中でも靴を脱ぐのが基本

カナダの住宅には玄関と部屋の段差がなく、ドアを開けるとカーペットが何となく敷かれている家庭が多く、そこで靴を脱いで家の中に入るのが基本となっています。

全般的に雪深い地域が多く、靴のまま家に入ると床が雪と泥で汚れて大変なことになるせいかも知れません。

2-2 すぐに「Sorry」と言う

日本人は謝りすぎなどとよく言われますが、カナダ人も街角で人とぶつかったり、人の前を横切る時など、ちょっとした場面ですぐ「Sorry」と言う国民として知られています。

モザイク社会のカナダにあっては、気軽に発する「Sorry」の一言が、多様な文化を持つ人たちが争うことなく平穏に暮らすための潤滑油なのでしょう。

3. 日本との違いに要注意!カナダ独自の生活習慣や文化とは

3-1 バレンタインが日本と逆?

バレンタインデーといえば、日本では「女性から男性に」というのが普通ですが(近頃は同性同士で「友チョコ」を贈りあったりもしますが…)、カナダでは男性から女性に、しかもチョコレートだけではなく真っ赤なバラを一緒に贈る習慣があります。

そして男性からプレゼントをもらった女性は、お返しにチョコレートやクッキーを渡します。カナダのバレンタインデーは、「互いに愛を確認する日」なのです。

3-2 トイレのドアをノックしない

カナダのトイレでは「ドアが閉まっている=誰かが入っている」、「ドアが開いている=誰もいない」というのが共通認識となっています。

そのためトイレの個室から出たら、ドアを開けっ放しにするのが通常のマナーです。

3-3 高速道路が無料

カナダは国土が広い割に人口が少なく、人口密度が低いため「超車社会」となっています。そのため高速道路は一部を除けば無料で、都市間の移動だけでなく、わずか数キロ先のスーパーへの買物にも高速道路を使う、というドライバーが一般的です。

3-4 理由を問わず返品や交換がOK

カナダのほとんどの店舗では、一定条件を満たせば理由に関わらず返品・交換が可能です。サイズが合わない、デザインが気に入らないなど理由は何でもOK。

商品がきれいな状態であれば、返品期限内にレシートを持参することで快く受け付けてくれます。人からのプレゼントでさえ、ギフト専用レシートが入っていれば、同じ価格までの商品に交換可能なのです。

そのため逆に人にプレゼントを贈る時には、商品購入時にギフト専用レシートをもらって、プレゼントに同梱して贈る配慮が必要です。

3-5 屋外の公共スペースでは飲酒禁止

カナダのほとんどの州では、屋外での飲酒が法律で禁じられており、違反すると罰金が科せられます。ただし、自宅のベランダ・ポーチ・バックヤード等のプライベートスペースは飲酒可能です。

また、酒類販売のライセンスを持つ飲食店の屋外スペースでも飲酒は可能ですが、午前3時以降にお酒を飲むことは法律で禁止されています。

3-6 小銭を使う場合は要注意

カナダでは、10ドル以上の支払いを硬貨だけで行うことが禁じられています。実は日本の法律でも「貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する」とあり、1種類の硬貨が20枚を超えると受け取りを拒否できるが(例えば10円硬貨なら200円分まで)、カナダの方が条件が厳しいので注意する必要がある。

3-7 国内に時差があり、サマータイムが導入されている

国土の広いカナダは、東と西で最大4時間半もの時差があり、タイムゾーンは6つもあります。また、3月から11月にかけてはサマータイムも導入されており、夏期は時計が1時間早められるため、導入後しばらくは体内時計の調整に苦労するかも知れません。

3-8 チップ制度がある

日本にはチップの習慣がないためつい忘れがちですが、レストランはもちろん、美容院、エステ、タクシー、ツアーガイドなど、サービスが発生する現場ではどこでもチップが必要で、相場は支払い金額の15〜20%が目安です。

どうしてもチップを支払いたくなければ、外食ではなくテイクアウトなどで食事を済ませる必要があります。

4.旅行前に知っておこう!カナダの食文化について

雄大な自然に囲まれているカナダは、魚介類をはじめ、内陸部の大平原が育む穀物や畜肉など、豊富な食材に恵まれています。

そして世界中から移民を受け入れてきたこともあって、食文化そのものは実に多彩です。都市部のチャイナタウンやコリアンタウン、リトルイタリーなどでは手軽に本場の料理が楽しめます。

一方で、フランス系カナダ人の多いケベック州のように、肉類やメープルシロップなど地元の食材を生かし、独自の食文化を発展させてきた地域もあります。

つまり地域によって大きく異なるのが実態で、「寿司」「天ぷら」「すき焼」など代表的なメニューがすぐに挙がる日本と違い、「これぞカナダ料理」という伝統メニューは特にはないようです。

何かと引用されるジョー・クラーク元首相の次の言葉が、カナダの食文化を的確に表現しています。「カナダには料理の中でも最高の料理がある。それは様々な料理をごった煮にしたのではなく、寄せ集めたものである。」

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。カナダの文化や特徴、習慣などを、日本との共通点や違いという視点からご紹介しました。今回の記事を参考に、ぜひカナダ旅行を楽しんで下さい。

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