【2018】外国人観光客が増加した理由!人気の観光スポットは?

外国人 観光客

ここ数年、日本を訪れる外国人観光客(インバウンド)の数が急増しており、実際に街の中で外国人を見かける機会も一段と増えました。では具体的にどの程度増えており、その理由はどこにあるのでしょうか。

また、訪日外国人観光客が人気の新たな観光ルートや外国人が好む意外な注目スポットはどこなのか。今回の記事では、そんな外国人観光客に関する話題についてご紹介します。

1. 外国人観光客の数が史上最高を記録

日本政府観光局(JNTO)のデータによると、2017年の1年間に日本を訪れた訪日外国人の人数(訪日外客数:推計値)は、統計開始以来の最高記録である約2869万人に達してました。

2013年は約1036万人だったので、この5年の間に約2.8倍も増えたことになります。

数字

市場別に見ると1位が中国(735万人)、2位韓国(714万人)、3位台湾(456万人)、4位香港(223万人)となっており、東アジア4市場だけで訪日外客の3分の2近くを占めました(計2129万人)。

特に韓国からの観光客は、この1年で115万人も増えています。外国人観光客数の国別ランキングを見ると、2016年の時点で日本は世界15位です。この先3000万人を超えると、世界でベストテンに入ると予測されます。

日本政府は2020年に、訪日外国人観光客数を4000万人まで引き上げることを目標に掲げていますが、このペースで増加すれば十分に達成できそうな勢いです。

2. 外国人観光客が増加し続けている理由とは

国連世界観光機関(UNWTO)の統計データによると、世界の海外旅行者数は2000年の約6億7,400万人から、2016年には約12億3,500万人へと増加。

海外旅行というマーケットのパイ自体が世界的に拡大傾向にあります。ただそうした流れの中、旅行先としての日本の人気が急上昇しているのも確かです。

2015-2016年の外国人観光客の伸び率で見ると、外国人観光客数ランキング1位のフランス(約8,260万人)や、2位のアメリカ(7,561万人)が共にマイナス2%台と減少しているのに対し、日本は21.8%と大幅にアップしています。

その理由としては、次のようなことが考えられます。

外国人観光客の増加理由1「円安」

2011年10月末に戦後最高値(75円32銭)を記録した円は、2014年以降120円前後を行き来しており、こうした円安の進行は「日本へ行こう!」という大きな動機付けとなります。

例えば、中国元と日本円のレートを比べると、円が下落した2014年後半には、2011年に旅行した場合の約3分の2の旅費で日本観光が楽しめるからです。

そして円安になるほど日本の商品が安く感じられるため、その結果が一時流行語にもなった「爆買い」につながりました。

外国人観光客の増加理由2「LCCによる運賃下落」

ピーチやスカイマークなどに代表されるLCCは格安な運賃体系で人気を集め、就航路線数を大幅に増大。国外の航空会社を含めると、アジアを中心に現在では20以上の国と地域が羽田空港と結ばれています。

そんなLCCの躍進を背景に、大手航空会社も運賃引き下げに取り組み始めました。こうして旅費の多くを占める日本への飛行機代が安くなったことも、外国人観光客の増大につながっています。

外国人観光客の増加理由3「日本への関心の高まり」

日本の商品に魅力を感じている外国人はたくさんいます。アニメやゲームはもちろんのこと、コスメやファッショングッズも大人気で、近頃は日本の「カワイイ」文化が海外で多くの若者にウケています。

さらに2013年、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、日本の食文化への関心が高まっているのも追い風の一つとなっています。

外国人観光客の増加理由4「ビザの緩和」

アジアからの観光客は訪日外国人全体の約4分の3を占めており、その中で最も多いのが中国人です。中国の急速な経済成長を背景に、日本政府は観光客誘致のため、2009年から中国の富裕層に向けて個人旅行のビザ発給を開始。

さらに、2015年にビザの条件を緩和したことで、多くの中国人観光客が日本を訪れやすい環境が整ったのです。

外国人観光客の増加理由5「官民挙げての訪日促進活動」

2003年から国土交通省が中心となって、「訪日外国人旅行者を1000万人にする」ことを目標に「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を展開。海外での日本紹介イベントの開催、各種言語に対応した案内書の作成、コールセンターの開設などを行ってきました。

そして同時に観光ビザの発給要件緩和や免除、免税対象品の拡大、免税条件の緩和などの施策も実施。これらが徐々に実を結び始めたのも要因の一つと言えるでしょう。

外国人観光客の増加理由6「高い満足度によるリピーターの増加」

観光庁が実施した「訪日外国人消費動向調査」(2016年10-12月期)によると、日本を訪れた外国人観光客の満足度は高く、日本に「必ずまた来たい」「また来たい」と回答した割合は計93.3%に上ります。

そして、訪日外国人観光客の約6割は「リピーター」であり、特に香港、台湾からの観光客は約8割、シンガポールからも7割近くがリピーターとなって日本を訪れています。

3.外国人観光客に近頃人気の新たな観光ルート

外国人の観光ルートにも変化が表れています。東京、箱根、富士山、京都、大阪など主要な観光地を巡る「ゴールデンルート」だけでなく、飛騨高山、白川郷などを巡る「サムライルート」や、SNSの口コミ情報を頼りに積極的に地方を訪れる外国人観光客が増えてきています。

一方で「体験型」の観光ルートも増えており、茶道や華道、忍者体験や農業体験、アニメツアーなどが人気を集めています。

また訪日外国人の中で最も多い中国系観光客に向けては、富士山を含む中部・北陸(富山・石川・福井・長野・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀)を縁起の良い「龍」に見立て、カッコよく「昇龍道/ドラゴンロード」と命名。

日本の中心付近を南北に縦断する新たな観光ルートとしてプッシュし、じわじわと人気が高まっています。

4. 外国人観光客が注目!口コミで意外な人気観光スポット

意外に人気の観光スポット1「アキバフクロウ」

世界最大のアクセス数を誇る旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で、「外国人に人気の日本の観光スポットランキング」の第1位は、4年連続で京都「伏見稲荷」です。

では2017年の第2位は?といえば、金閣寺でも東大寺でも厳島神社でもなく、秋葉原にある完全予約制のフクロウカフェ「アキバフクロウ」なのです。

「フクロウと触れ合えるカフェ」というコンセプトが訪日外国人から人気を集め、前年の9位から一躍2位へと躍進。動物愛護面から規制が厳しい欧米では珍しい業態であることも、人気の要因となっているようです。

意外に人気の観光スポット2「サムライミュージアム」

「トリップアドバイザーの口コミで選ぶ 世界の人気博物館・美術館2017」で、日本のランキング第3位に輝いたのが、東京・新宿にある「サムライミュージアム」。

2015年7月にオープンしたばかりですが、アジアランキングでも25位に選ばれています。

館内には日本刀や鎧兜が展示され、鎧兜を身につけて撮影できるスタジオがあるなど、和の文化を気軽に体験できる点が口コミで人気を集めているようです。

意外に人気の観光スポット3「ギア-GEAR」

「トリップアドバイザー」の京都市観光名所ランキングで、一時的ながら絶対王者の「伏見稲荷」から1位を奪い(2014年8月)、世間をザワつかせたのが「ギア-GEAR」です。

物語にダンスやマイム、マジックなどを織り込んだ、言葉を使わない体感型の舞台ということで、国籍・年代を超えた幅広い人気を獲得。公演回数は2000回を超えています。

2015年に「行ってよかった!外国人に人気の日本の観光スポットランキング」で19位にランクイン。2018年に入っても近畿経済産業局から「関西インバウンド大賞」を授与されるなど、外国人観光客誘致に貢献しています。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。近頃増えて来ている外国人観光客についてまとめてみました。定番の観光スポットや意外に口コミで人気が高まっているまで記載していますので、ぜひ参考にしてください。

外国人 観光客