北海道の日本酒は本当に旨い!全11蔵選りすぐりのおすすめ逸品

北海道 日本酒

国内屈指の観光地として不動の人気を誇る北海道は、ジンギスカンやラーメン、スープカレーなど、グルメ好きを引きつけてやまない国内有数のスポットでもあります。

中でも北海道を訪れた人が、絶対食べるのが海の幸です。国内でダントツの漁業漁獲量を占める北海道は、函館の朝市や札幌の場外市場、釧路の和商市場、根室の海鮮市場など、地元で獲れる新鮮な魚介を扱う市場が各地に点在しています。

そして海の幸をよりおいしく味わうのに欠かせないのが、北海道の旨い日本酒です。新潟の一、二を争う米の一大生産地であり、清冽な雪清水にも恵まれた北海道は、条件的に酒造りにはとても適した土地です。

今回の記事では、そんな北海道のおすすめ日本酒を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

海の幸を引き立てるかのような淡麗辛口が北海道の日本酒の主流

北海道での日本酒造りは江戸時代に始まっていましたが、本格的にスタートしたのは、明治5年(1872)に北海道開拓使がおかれてからのことでした。開拓が進んで人口が増え、酒の需要が次第に伸び始めると酒造りも盛んになり、最盛期には道内に200近い蔵元があったそうです。

北海道の日本酒の特徴は総じて、新鮮な海の幸のおいしさを引き立てるかのような淡麗辛口が主流ですが、近年は濃厚で芳醇なタイプの商品も数多く見受けられるようになっています。

また、全国に比べて純米酒の比率が高いのも特徴で、「吟風」「彗星」「きたしずく」といった地場の優良な酒造好適米が獲れるようになったこともあり、北海道産原料米の使用割合は全体の6割ほどに高まっています。

それでは北海道内にある全11の酒蔵からおすすめの酒を1本ずつ、エリア別に分けてご紹介しましょう。

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北海道のおすすめ日本酒1「国稀 特別純米酒」(国稀酒造)

暑寒別岳連峰の良質な水を仕込みに使用した日本酒度+4の辛口で、米の旨さを生かしたスッキリとした飲み口の、北海道の日本酒らしい料理を引き立てる淡麗な味わいです。

日本最北端の酒蔵である国稀酒造は明治15年(1882)の創業。「国中に稀にしかない良い酒でありたい」という思いが酒銘にこめられています。

JR増毛駅前から続くふるさと歴史通りの中にある蔵は、北海道遺産に選定された「増毛の歴史的建物群」を構成する建物の一つで、平成17年度「北海道赤レンガ建築賞」を授与されています。

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北海道のおすすめ日本酒2「北の稲穂 大吟醸」(男山)

2018年の「北海道150年」を記念して、北海道産の酒造好適米を100%使用してていねいに醸した大吟醸酒。華やかな香りとフルーティーでやわらかな味わいが特徴です。

蔵元の男山株式会社は明治20年(1887)の創業。江戸時代に歌舞伎や浄瑠璃、浮世絵にも描かれるほどの人気を誇り、「徳川将軍家御膳酒」にも指定された兵庫・伊丹「木綿屋山本本家」の銘酒「男山」の正当な後継蔵です。

1977年には日本酒で世界初のモンドセレクション金賞を受賞。それを足がかりに海外輸出を始め、現在は20カ国以上で愛飲されています。

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北海道のおすすめ日本酒3「国士無双 純米」(高砂酒造)

米(美山錦)のコクと旨みを充分に引き出し、麹の香りをほのかに残した正統派の北海道の日本酒。ほどよい辛口で飲みやすく、さわやかな味わいが人気です。冴えと深みが楽しめる冷やと、純米独特の香味が際立つぬる燗の両方でぜひお楽しみください。

蔵元の高砂酒造は旭川で明治32年(1899)に創業。醸造した酒をタンクごと野外に運び、雪の中に埋めて100日間低温で熟成させる「雪中貯蔵」が特徴の蔵です。

「国士無双」のブランドは、「股くぐり」で有名な中国古代の武将・韓信の異名にちなんで名づけられました。

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北海道のおすすめ日本酒4「純米吟醸 大雪乃蔵絹雪」(合同酒精)

「大雪乃蔵(たいせつのくら)」は、「本当に旨い北海道ならではの地酒を」との想いから、北海道産の米の使用にこだわったブランドです。華やかでやわらかな香りと、絹のようになめらかな味わいを持つこの「絹雪」も、旭川産の「吟風」を50%まで精米してていねいに低温で仕込まれています。

蔵元は大正13年(1924)に、北海道内の酒造会社4社が合併して生まれた合同酒精。米・水・気温の三大要素に恵まれ、昔から「北の灘」と称された旭川の伝統を受け継ぎながら、最新技術を積極的に取り入れた意欲的な酒造りを行っています。

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【美酒】酒造りの伝統を感じる、北海道のおすすめ日本酒2選

北海道のおすすめ日本酒5「海底力 純米吟醸」(福司酒造)

海底力と書いて「そこぢから」と読みます。太平洋に伸びる海底炭鉱の坑道で貯蔵された純米吟醸酒で、紫外線が当たらない環境に貯蔵することで、やわらかくてまろやかな味わいに仕上がります。おだやかな吟醸の香りを持つ味わいゆたかな辛口タイプです。

釧路でただ一つの蔵元である福司酒造は大正8年(1919)の創業。代表銘柄は“福司(ふくつかさ)のブランドは、日本古来の縁起の特徴・福(幸)を司る、福を招く・幸を呼ぶ酒等の願いをこめて命名されたと言われています。

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北海道のおすすめ日本酒6「北の勝 鳳凰」(碓氷勝三郎商店)

道東の定番酒として親しまれている北の勝鳳凰は、いわゆる旧1級酒の上撰クラス。味わいに芯があって飲み飽きのしない、食中酒にはピッタリの淡麗辛口タイプです。

蔵元は、朝日が一番早い北海道根室市で明治90年(1887)に創業した碓氷勝三郎商店。日本の一番東端に位置する酒蔵です。

搾りたては毎年1月中下旬に予告なしで限定発売され、地元の酒好きが取扱店に長蛇の列を作る様子は、この時期の根室の風物詩にもなっています。ちなみに現在の蔵元は勝三郎さんではなく、ミナ子さんという女性です。

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【純米酒】すべて北海道産の米を使ったおすすめ日本酒5選

北海道のおすすめ日本酒7「金滴吟風 純米吟醸」(金滴酒造)

地元新十津川産の酒造好適米「吟風」を100%使用。手洗いによる限定吸水など、昔ながらのていねいな手作りの技法にこだわって作られています。マスクメロンのような品のよい香りが上品で、米の旨みがしっかりと感じられるキレのよい純米吟醸です。

蔵元の金滴酒造は明治39年(1906)の創業。創業者がピンネシリ山麓を散策中に、近くを流れる砂金川の水を飲もうとした時に手からこぼれ落ちる水を見て、「金の流れの滴」=「金滴」の名を思いつき、これを商標にしたとのことです。

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北海道のおすすめ日本酒8「千歳鶴 北海道限定特別純米」(日本清酒)

緑ゆたかな山々が水源となる豊平川の伏流水を仕込み水に使用し、北海道産の「吟風」の米の旨みを十分に引き出した、まろやかな味わいが特徴の純米酒です。

札幌でただ一つの蔵元である日本清酒は明治5年(1872)の創業。日本酒のほかにも、ワイナリーや味噌蔵を経営する一大企業です。

全国新酒鑑評会でも14年連続金賞受賞を達成し、北海道新酒鑑評会では毎年金賞を受賞。吟醸造りの実力では全国トップクラスの蔵元です。

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北海道のおすすめ日本酒9「北の一星 純米吟醸」(田中酒造)

北海道産の「彗星」を60%まで精米し、小樽の良質な伏流水で仕込んだ純米吟醸酒。ほのかな吟醸の香りと米の旨みがバランスよく調和しています。

小樽で唯一の蔵元である田中酒造は明治32年(1899)の創業。代表銘柄は「宝川」で、大吟醸原酒が2017年秋季全国酒類コンクールで第1位に輝きました。

小樽市の「歴史的建造物」にも指定された「亀甲蔵(きっこうぐら)」では、常時10~15種類の試飲が可能で、蔵の名を冠した限定品の酒も販売。日本酒ベースの果実酒「小樽美人」は、女性へのおみやげにオススメです。

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北海道のおすすめ日本酒10「名水京極純米酒」(二世古酒造)

北海道産の酒造好適米「きたしずく」を100%使った辛口タイプの純米酒。香りは控えめでしっかりした旨みがあり、飲み応えのある味わいです。羊蹄山のふもと虻田郡京極町に湧き出る、国内有数の湧出量を誇る名水「京極の噴き出し湧水」が酒銘の由来です。

蔵元の二世古酒造は大正5年(1916)の創業、道内で一番南に位置する蔵で、主力銘柄は「えぞの誉」と「二世古」。スキーと温泉の町・ニセコは道内有数の多雪地帯で、冬には蔵が雪に囲まれてかまくら状態となるため、低温発酵に適した自然環境になります。

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北海道のおすすめ日本酒11「北の錦 秘蔵純米酒」(小林酒造)

室温15度程度で4年以上寝かせた熟成古酒。ゆたかな熟成香からくる深い余韻が特徴です。燗にするとさらに旨みが引き出されます。日本酒としては珍しく、中華料理や肉類(揚げ、焼き)との相性が抜群です。

蔵元の小林酒造は明治11年(1878)の創業。純米酒で3年、原酒と大吟醸で1~2年寝かせて深みを出した商品が主流です。2008年からは糖類などの添加物を完全廃止。そして2010年からは100%北海道産米への切りかえを実現しています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。北海道にはカニやイクラ、サケ、帆立貝をはじめとする獲れたての海の幸を肴に合う日本酒がたくさんあります。地元北海道産の米で醸した美酒で流しこむ至福の瞬間を、あなたもぜひ北の大地で味わってください。

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