日本とはこんなに違う!インドの文化や習慣、特徴について紹介

インド 文化

インドは日本と同じアジアの国ですが、およそ10倍の国土に10倍の人がいる大きな国です。インド旅行をする前に文化や習慣が分かれば、もっと親近感が湧いて、充実した時間を過ごせるかもしれません。

今回の記事では、そんなインド旅行をする前に知っておきたいインドの文化や習慣などを紹介しています。ぜひ参考にして下さい。

1.インドと日本文化の違いを比較してみよう

1-1 インドのコミュニケーション文化

インド 文化 コミュニケーション

英語が話せる

多民族、多言語のインドの公用語はヒンディー語と英語です。イギリスの植民地だったこともありインドでは英語が定着していますが、インド人の話す英語は癖がありはじめは戸惑うかもしれません。

しかし、慣れてくるとはっきりと発音する癖なのでキャッチしやすくなります。

おしゃべり好き

概してインド人はよくしゃべり、長々と立ち話をしている様子もよく見られます。しかしあまり人の話には興味を示さず、自分のことばかりを話す人が多いそうです。

語調も柔和ではなく、アグレッシブと感じる人もいるほどです。人種、身分、宗教など多様な人がいるため、その中で存在感を示そうとして自己主張が多くなるのでしょうか。

親切な国民性

概して楽観的で優しい性格の人が多いインドですが、正確性は当てにならないかもしれません。

例えば道に迷っている様子の旅行者には歩み寄って来て道を教えてくれるのですが、行先が合っているとは限りません。

親切をしてあげたい、という気持ちが先に立ち、正確性は二の次のようです。

名前について

法律上は廃止されたものの、未だインドの人々の心に深く残っているカースト制度です。苗字がカースト上の身分を表すことも多く、苗字を聞かれるのを嫌がる人がいます。

名前を聞いて、ニックネームやファーストネームで答えが返ってきたら、あえて苗字は聞かないのがマナーです。

インド人の男女交際

男性との付き合いは結婚を意味する、と考えている女性がたくさんいますので、安易な気持ちでインド人女性にアプローチすることは禁物です。

結婚するということは一族の面倒を見るということでもあるのです。

髪と体型について

黒く長い髪は美の象徴と考えられているので、インドでは都市部にもショートカットの女性はほとんどいません。生まれた時からほとんど髪を切らない人も多くいます。

また、男女を問わず太っているのは裕福なことと考えられていたりします。

派手な色が好き

色鮮やかな民族衣装をはじめ、原色系の派手な色を好みます。その上、貴金属や宝石なども大好きで男女ともに大きく派手な指輪や装身具を身に付けています。

1-2 インドの治安や街文化について

インド 文化

インドの様々な寺院

インドには色々な宗教の色々な寺院がありますが、他宗教徒の立ち入りを禁じているところもあります。例えばヒンズー教の寺院は外国人や他教徒、イスラム教のモスクも他教徒の入場を禁じているところが多くありますので、安易に寺院に踏み込むのはご法度です。

許可されているところでは、参拝は右回りが基本ですので逆行しないようにしましょう。また、寺院では靴を脱ぐところが多いです。

インドの治安

ナイフを突きつけられるような犯罪は少ないようですが、うまいことを言ってだましたり、ものを盗ったりという犯罪は頻繁にあります。過剰な親切をしてくる人には注意をした方が良いかもしれません。

他の国と同じように人目の少ない場所には近寄らないようにするのが無難、特に女性だけのグループは十分な注意が必要です。

身体、持ち物チェック

大陸の一部であるインドは、周辺諸国との関係や国内の紛争に問題を抱えており、テロへの警戒が厳しい一面があります。ショッピングモールや映画館、地下鉄などで身体検査や荷物チェックがありますので、きちんと協力しましょう。

紙幣

破れかかっている紙幣は嫌われ、受け取ってもらえません。外国人は紙幣をチェックすることをせず、特に日本では破れていても汚くても紙幣は同じ価値と思っているので、渡される確率が高くなります。

お釣りなどで紙幣を手にしたらチェックし、破れかかっているものなどがあったら突き返す勇気が必要です。

買い物について

インドでは値段を交渉して買い物をするのが基本です。ですから、はじめの値段は相当高めに設定されています。悪く表現すればふっかけているのです。

しかし、これはインドの商習慣なので目くじらを立てず、気長に値段交渉に臨みましょう。頑張って安くなれば、買う方も満足感を得られるかもしれません。

世界遺産にも定休日がある

インドではショッピングモールや世界遺産の遺跡にも定休日があります。おまけにその定休日が変わることも。どうしても外したくない場所は事前によく休みを調べておく必要があります。

1-3 インドの交通文化について

インド 文化 交通

インドの道路

インドの道路は喧騒に溢れています。車線はあってないようなもの、クラクションを鳴らしならが追い越したり割り込んだりします。交通ルール自体がないようなものかと思うくらいです。

車やバイクのみならずリキシャ―と呼ばれる三輪車、神聖な動物である牛も道路を我が物顔で通っています。

左側通行

イギリス式で、車の通行は日本と同じ左側ですが、直進信号が赤でも左折はできる場所が多くあります。

駐車場

車の数に比して駐車場スペースが足りず、ショッピングモールなどでもぎゅうぎゅうに詰めて駐車させられます。

買い物が終わっても自分で車を出すのは不可能。係の人が知恵の輪を解くように指示された車を手動で押し出してきてくれます。

同乗する文化

たとえ車を貸切りで借りても、途中から運転手の家族や友達が乗ってくることがあります。「通り道だから」とか「ついでに」という感覚なのでしょうが、ハイヤーしたつもりの観光客はびっくりします。

長距離鉄道

インドは総延長世界第5位の鉄道大国です。初めての鉄道敷設は日本より早かったというのは驚きです。

しかし、何時間も電車が遅れることは日常茶飯事、車両間の移動も防犯上できないのではじめから決められた車両に乗らなくてはなりません。

飛行機

インドは国内路線の飛行機も増えてきましたので、時間のない時は便利です。距離があっても大勢が利用する路線の料金は安く、マイナーな場所へは高くなります。

1-4 インドの食文化について

インド 文化 食通

禁忌食物について

ヒンズー教徒が神聖な牛を、イスラム教徒が不浄とされる豚を食べないのはよく知られています。また、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教、シク教それぞれに、宗教上の教義にのっとって肉を避ける菜食主義の人が多くいます。

左手は使わない

インドでは手で食事をすることも多々ありますが、左手は不浄なものとされていますので原則使いません。これはトイレの後、左手で洗い流す習慣からきています。

食事だけでなく、握手や物を受け取る時も左手は使わないようにしましょう。

不浄の概念

インドでは「不浄」の概念が強くあります。左手を使わないこともそうですが、スプーンやフォークなどもきれいかどうか分からないので使いたがりません。

外食も衛生面が信用できないのであまり好みません。ですので、職場には家で作ったお弁当を持って行く、または持って来てもらうのが普通です。

飲酒について

飲酒はまだ市民権を得ているとは言えません。外国人が多い場所では飲酒はできますが、特に女性が外で酒を飲むことは白い目で見られることを覚悟しないとなりません。

インドのスパイス

インドで多用されるスパイスはデトックス、体の熱を取ったり体を温めたりする、整腸、発汗、胃酸過多防止など色々な作用があります。薬の代わりに体調を整える役目も果たしています。

2.インド文化の日本文化との共通点とは

男性は食事を作らない

台所は主婦のもので男性が入るところではない、という考え方があります。一昔前の日本のようです。

火葬が多い

人口の8割が信仰するヒンズー教は火葬が基本です。川沿いに火葬をする場所がある所もたくさんあり、灰になるとそのまま川に流します。インド人にとってはそれが幸せなスタイルなのだそうです。

語順

ヒンディー語でも動詞が最後に来るなど、日本語と語順がとてもよく似ています。ヒンディー語のもとになったサンスクリット語は日本にも入ってきており、「世話」「卒塔婆(そとば)」などはサンスクリット語が語源です。

3.インドの世界遺産、文化遺産について

インドにはタージマハルやエローラ石窟群など28の文化遺産、7つの自然遺産、1つの複合遺産の計36個の世界遺産があります。暫定リストに載っている世界遺産候補も44ありこれからまだ世界遺産が増えていきそうです。

ラーニー・キ・ヴァーヴ

グジャラート州にある「ラーニー・キ・ヴァーヴ」は「王妃の階段井戸」と呼ばれますが、井戸と言うよりは神殿といった趣です。

11世紀に建造されたものですが、泥に埋まっていたため保存状態が良く、1500を数えるレリーフが残っています。技術的、建築的観点や、装飾群の芸術的観点などから世界遺産に登録されました。

ラージャスターンの丘陵城塞群

この世界遺産はラージャスターン州に残る6つの城塞をひとくくりにしたものです。6つの中には「世界一美しい門」と言われるガネーシャ門をもった「アンベール城」、黄色い砂岩でできた「ジャイサメール城」、森の中に建設された「ランタンボール城」などが含まれます。いずれも8世紀から18世紀までの王国の繁栄を伝える建物です。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。広大な土地に多様な人々ですが、奥深いインドはどこを切り取っても1つのタイプで収まることはありません。

本当のインドを理解するためにはやはり実際に訪問してみるしかなさそうです。予備知識としてこの記事がお役に立てば幸いです。

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