縁結びだけじゃない!出雲大社の観光を楽しむポイントまとめ

出雲大社

恋に悩む女性たちをはじめ、全国から多くの人が訪れる出雲大社。縁結びの神様として有名ですが、縁結びとはなにも男女の仲だけではありません。

人と人、仕事、お金など、あらゆるご縁を指します。良縁の祈願をしたら、神話の里・出雲をゆっくり楽しみましょう。

今回はそんな出雲大社を訪れた時の実体験を紹介しています。参拝前に知っておきたいことも記載しているので、参考にして下さい。

1.出雲大社にお参りする前に知っておきたいこと

勢溜(正門)

出雲大社勢溜(正門)

出雲大社は、島根県出雲市にあります。旧暦10月は、日本中の八百万の神様が出雲大社に行くので、地元には神様がいなくなります。

そこでこの月を「神無月(かんなづき)」と呼びますが、一方で神様が集まってくる島根では「神在月(かみありづき)」となります。

そんな出雲大社には、他の神社にはない特徴があります。まず、参拝のしかたが異なります。一般的には「二拝二拍手一拝」ですが、出雲大社では「二拝四拍手一拝」となります。

境内には手を合わせるところがたくさんありますが、すべて「二拝四拍手一拝」ですのでご注意ください。それ以外の参拝のマナーは、他の神社と同じです。

出雲大社には四つの鳥居があり、T字路の突き当りになった「勢溜(せいだまり)」と呼ばれる広場には二つ目の鳥居が立っています。

それをくぐると下り坂になるのですが、この下り参道が全国的に珍しいのだそうです。

下り参道(帰り)

出雲大社 下り参道(帰り)

※下りではなく上り坂の写真ですが、行き(上から)の写真です。

鳥居をくぐってすぐ、下り参道の右側に「祓社(はらえのやしろ)」という小さなお社があります。けがれを払う場所ですので、まずはここでお清めをしてから進みましょう。

以前は寄る人も少なかったのですが、ガイドさんやインターネットのおかげで出雲大社の参拝順序としてまず、お参りする場所と認識されるようになりました。

下り参道が終わると、今度は松並木の美しい参道が続きます。真ん中は神様の通るところなので、参拝客は両側を歩くことになります。手水舎で清めて四つ目の鳥居をくぐると、立派な拝殿が目の前に現れます。

拝殿とご本殿(には入れないので、手前の八足門からになります)は必ずお参りするところですが、祓社と同様に外せない場所があります。

一つはご本殿裏にある「素鵞社(そがのやしろ)」で、後ろにそびえる八雲山とともにパワースポットして知られるようになりました。

もう一つは、ご本殿の西側(神楽殿側)にある遥拝場です。出雲大社の御神体である大国さま(大国主神)は、拝殿のほうではなく西側を向いているのだそう。ですから、正面にあたるここで拝むとよりご利益があると言われるようになったのです。

数年前まではあまり知られておらず目立たなかったのですが、今はどちらもきれいに建て替えられ、大勢の方がお参りしています。

他にも摂末社があるので、ご本殿をお参りした後は反時計回りにぐるっと一周してください。その際、ご本殿にも目を向けましょう。壁で囲われているので上部しか見ることはできませんが、どの角度から見ても荘厳で美しいものです。

ご本殿

出雲大社 ご本殿

御朱印集めをされている方は多いと思いますが、御朱印をいただける場所はご本殿と神楽殿です。また、東側にある「北島国造館」でも御朱印をいただけます。

休日は、午前10時前後から混雑します。参拝所が小さい「祓社」や「素鵞社」は参拝客がずらっと並んでいます。3月~10月は午前6時から午後8時まで、11月~2月は午前6時30分から午後8時まで参拝できます

ただし、ご祈祷の受付時間は異なりますので、少し時間をずらすのもいいかと思います。早朝は清々しいですし、日没後はさらに厳かな気持ちになります。

夜の神楽殿

出雲大社夜の神楽殿

2.出雲大社で見逃せないもの

正門広場である「勢溜」の鳥居を挟み、一方が下り参道、もう一方が下り坂になった車道とお店が並ぶ神門通りとなっており、向こうに一つ目の鳥居が見えます。

「勢溜」は一番高い場所で見通しがよく、つい写真を撮りたくなってしまうのでたくさんの人が立ち止まっています。

神門通り

神門通り

出雲大社といえば、大注連縄をイメージされるでしょう。大注連縄は拝殿やご本殿ではなく、神楽殿にかけられているものです。拝殿の注連縄も大きいのですが、神楽殿に行くと大注連縄の大きさと迫力に驚かれると思います。

神楽殿

神楽殿

拝殿とご本殿の間の地面に、三つの丸が描かれていることに気付くでしょう。これは古代神殿があったことを表しており、丸は古代神殿の柱の実物大です。

三本の巨木を一つにして柱を作り、48メートルもの高さの御本殿が建っていました。そんなことを想像すると、そのスケールに圧倒されます。古代神殿の姿は、出雲大社近くにある「古代出雲歴史博物館」に展示されている模型で見ることができます。

神楽殿には、大注連縄の他に大きさを誇るものがあります。それは、国旗。真上を向かなければならないほどのポールの高さと国旗の大きさに、ひっくり返りそうになります。このポールと古代神殿の高さがほぼ同じということにも驚かされます。

「大国さま」で親しまれている出雲大社の御祭神「大国主大神」の石像が境内に立っています。大国さまが神様になった場面を表現した「ムスビの御神像」と、『因幡の白兎』の1シーンを再現した「御慈愛の御神像」で、参道の両側にそれぞれあります。

大国さま

大国さま

『因幡の白兎』が由縁で、ウサギの像もあります。それもあちこちに。気付きにくいところにもいるので、かわいらしいウサギたちを見つけてみてください。

ウサギ

ウサギ1

3.出雲大社に来たら食べたい!神門通りのグルメを紹介

一つ目の鳥居から勢溜まで続く通りは「神門通り」と呼ばれ、両側にたくさんのお店が並んでいます。平成の大遷宮をきっかけに整備され、とても賑わっています。

「神在」からきたぜんざい発祥の地であり、ぜんざいが名物となっています。出雲そばも有名です。

出雲そば

出雲そば

ぜんざいや出雲そばだけでなく、手軽に食べられるフードも揃っています。もちろん、お土産品も充実しています。島根特産の勾玉や縁結びのお箸などは女性に人気ですし、贈っても喜ばれるのではないでしょう。

神門通りを歩いていると気付くと思いますが、値段表記が「円」ではなく「縁」になっています。素敵な仕掛けです。また、勢溜と道を挟んでスターバックスコーヒーがあります。

世界的コーヒーチェーンとは思えないような、出雲を感じられる和風な店構えとなっています。

4.出雲大社の周辺にある見どころスポット

出雲大社の東隣の「北島国造館」には、池と緑で癒される庭があります。観光客が少ないので、のんびりできます。

池沿いに奥へ進むと滝が見えてきて、その手前に小さな祠があります。橋を渡ってお参りに行けるのですが、美しいフォトスポットでもあります。

北島国造館

北島国造館

北島国造館を出て東(左)へ住宅街を進むと、途中に小さな脇道があります。そこを入っていくと、命主社(いのちぬしのやしろ)と樹齢1000年のムクの木があります。

静かな目立たない場所なのですが、パワースポットとされているようでけっこう人が訪れています。

ムクの木

ムクの木

反対方向の西側(神楽殿側)をずっと歩いていくと、15分ほどで海に出ます。ここは国譲り・国引きの神話の残る「稲佐の浜」で、神在月に全国の八百万の神々が到着し、お迎えする場所でもあります。夕景も美しいですよ。

旧大社駅正面

旧大社駅正面

旧大社駅も必見です。出雲大社からは2Kmほど離れていますが、時間に余裕があればぜひ訪れてください。平成2年に廃止されたJR大社線の駅です。大正13年に改築された駅舎は、外観も構内もレトロ感に溢れた素晴らしい建物です。

ホームまで出ると、改札口や線路、またSLの車両も残されており、当時の雰囲気が偲ばれます。SLの運転席にも座れるので、子どもさんも、いえ大人も喜ぶに違いありません。

旧大社駅は、鉄道好き・建築好きではなくても感動するでしょう。じっくりと大正ロマンに浸ってください。

旧大社駅構内

旧大社駅構内

出雲大社には、他にも魅力や言い伝えがあります。出雲には、まだまだおいしい食べ物や見どころがあります。

古代と近代、自然と人工物が見事に調和している出雲。厳かな空気に触れ、ご縁をお祈りし、美しい風景で心を癒し、街歩きを楽しんでください。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。出雲大社は、色々な縁をたぐりよせる神社です。記事内では、訪れる前に知っておきたいことであったり、周辺にある見どころポイントも紹介しました。ぜひ参考にしてください。

出雲大社