高知の日本酒はキレ味が魅力的!料理にも合うおすすめ逸品8選

高知 日本酒

高知といえば、自ら「鯨海酔侯」と号した幕末の土佐藩主・山内容堂を筆頭に、歴史的にも酒豪の多い土地柄として知られています。

そして「都道府県別飲酒費用ランキング」では、他の都道府県を大きく引き離して第1位に輝くなど、高知県民の生活文化において日本酒は欠かせない存在となっています。

また、高知の食文化を代表する「皿鉢(さわち)料理」は、皿鉢と呼ばれる大皿に海の幸と山の幸をふんだんに盛り合わせる豪快な料理です。

これはいざ酒宴が始まったら料理や給仕の手間を極力省き、心ゆくまで酒の献杯と返杯の応酬を繰り広げようという、高知県民ならではの工夫が盛り込まれているとのことです。

今回の記事では、そんな高知のおすすめ日本酒を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

高知の日本酒は雑味が少なく、キレのよい「淡麗辛口」タイプ

高知には大小18の蔵が互いの技を競いあっていますが、高知県酒造組合では県の工業技術センターに依頼し、全蔵で造りのデータを共有して高知の日本酒全体のレベルアップを図っています。

県全体でここまで徹底して取り組んでいるエリアは他になく、日本酒業界では「高知方式」と呼ばれ注目を集めています。

そんな高知の日本酒の特徴をひと言でいえば、「きれいな酸があって雑味は少なく、キレのいい淡麗辛口タイプ」という表現になります。

ただし甘みが少ない酒でありながらも、輪郭のハッキリしたフレッシュな味わいとふくらみ、旨みもあって、なおかつあと味のキレがいいため、飲み飽きることなく何杯でも飲み続けられる酒となっています。

このような特徴を持つ高知の日本酒は、料理といっしょに楽しんだ時にこそ真価を発揮します。特に地元でとれる新鮮な海の幸、山の幸が豊富に盛られる和食には最適で、食材の良さを出汁のように支えてその旨さを存分に引き出してくれます。

【メジャー】高知の日本酒を代表する全国でも有名な蔵元の酒3選

それではまず最初に、全国でも名の通ったメジャークラスの高知の日本酒を3つご紹介しましょう。

高知の日本酒①「船中八策 超辛口・純米酒」

明治維新のスーパースター坂本龍馬が、新政府のあり方について船中で考えた八ヶ条の策に由来する超辛口の純米酒です。上品で自然な香りとふくらみのある味わい、そして抜群のキレのよさを特徴としています。

冷やでも常温でもキリッとして旨いのですが、日経新聞「何でもランキング・お燗酒コンテスト」では2位に輝き(2015年秋)、食中酒として無類の完成度を証明しました。

坂本龍馬と縁の深い蔵元としても知られる司牡丹酒造は大正7年(1918)の設立ですが、山内一豊に伴って土佐に入国した首席家老・深尾和泉守重良に従ってきた「御酒屋」がルーツとされています。

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高知の日本酒②「土佐鶴酒造 辛口吟醸 大吉祥」

華やかな吟醸の香りとスッキリした味わいが特徴の日本酒で、喉ごしはとてもサラっとしており、辛口が主流の高知の日本酒にあってひときわ辛口の造りとなっています。

新鮮な寿司やお刺身、とりわけ土佐名物カツオのタタキとの相性は抜群です。ちなみにラベルの文字は、蔵元と親交が深かった世界的な書家・手島右卿氏によるものです。

蔵元の土佐鶴酒造は江戸時代の安永年間(1773)創業。酒銘は土佐日記の中で詠まれた「吉兆鶴(きっちょうづる)」に由来しています。

平成29年度の全国新酒鑑評会では、全国最多となる通算44回目となる金賞を受賞するなど、全国屈指の実力蔵としてその名をとどろかせています。

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高知の日本酒③「酔鯨 吟麗純米吟醸」

グラスに注ぐとフレッシュな柑橘系の香りが立ち上り、口にふくむと独特の旨みと引きしまった切れ味が楽しめる、酸味と旨みのバランスが絶妙な飲みやすい純米吟醸です。あと味に残るかすかな苦味が料理を引き立てます。

蔵元は高知市内で明治5年(1872)から酒造りを行っている酔鯨酒造。酒をこよなく愛した幕末の土佐藩主、山内容堂公の雅号「鯨海酔侯」にちなんで命名されました。

国内をはじめニューヨーク、パリ、ベルリンなど、世界の主要都市でコミュニティイベント「酔鯨E.S.L会(Enjoy SAKE Life)」を開催するなど、対外的な日本酒文化の発信にも積極的な蔵元です。

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【人気】日本酒好きの評価が高まっている高知の人気銘柄3選

続いてはここ数年全国の日本酒ファンの間で「おいしい」と評判の、勢いのある高知の人気銘柄を3つご紹介します。

高知の日本酒④「美丈夫 純麗たまラベル」

「美しく、立派な男」を意味する代表銘柄の「美丈夫(びじょうふ)」は、坂本龍馬をイメージして名づけられた高知の日本酒です。

全体的にきめ細やかでたおやかな口当たり、さわやかなキレと酸味を特徴としており、中でもラベルにさりげなく猫のイラストが描かれたこの「純麗」は、ほのかな吟醸の香りとさわやかな柑橘系の酸味が心地よく調和した、食中酒としてもパフォーマンスの高いシャープな切れ味の純米吟醸です。

高知県で最も東側にある蔵元・濱川商店は、明治37年(1904)の創業です。奈半利川の伏流水をベースとした国内屈指の清冽な超軟水を使って、低温発酵でていねいに仕込んでいます。

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高知の日本酒⑤「南 無濾過純米中取り」

ろ過をしないことで日本酒本来の豊かな米の香りと味わいを残した、しっかりした味わいと落ちつきのある旨みが絶品の純米酒です。「中取り」とは、しぼった酒の中でも特に品質の安定した良い部分だけを詰めたものを指します。

蔵元は明治2年(1869)創業の南酒造場。白玉のような清水が湧き出る井戸があったことから、地元では「玉の井」の銘柄で長く親しまれてきましたが、今では「家名に恥じない酒を造る」という思いで1998年に立ち上げた「南」が、全国的な人気ブランドとなっています。

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高知の日本酒⑥「亀泉 純米吟醸原酒 高育63号」

米は高知産の「風鳴子」(高育63号)、仕込み水は仁淀川水系の湧水、酵母は高知県工業技術センターで開発された高知酵母(AA‐41)を使用。原材料のすべてにおいて高知産にこだわった、これぞ高知の日本酒というべき純米吟醸の原酒です。

さわやかでフルーティーな香りと、ふくよかでやさしい飲みごこち、スッキリとキレのよい後味が特徴です。

蔵元の亀泉酒造は明治30年(1897)の創業。どんな旱ばつにもかれることのない「街道一の湧き水」を仕込み水に使用した事から、万年の泉=「亀泉」と名付けられました。

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【個性派】日本酒の世界を広げる高知の日本酒2選

次世代の日本酒ファン開拓のため、新たな発想で日本酒のマーケットに新風を吹き込んだ高知の個性派の酒をご紹介します。

高知の日本酒⑦「安芸虎 純米吟醸『素(そ)』発泡うすにごり活性生酒」

日本酒シャンパンともいうべき、さわやかな微発泡タイプの純米吟醸生酒です。自然発酵の炭酸ガスなので、泡のきめが細かく、味わいはとても柔らかです。日本酒-7度の甘口ですが、揚げ物などと合わせると相性は抜群です。

蔵元の有光酒造場は明治36年(1903)の創業。阪神タイガースのキャンプ地として有名な安芸市にある小さな蔵で、主銘柄もズバリ「安芸虎」。タイガースファンなら飲まずにおけない日本酒と言えそうです。

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高知の日本酒⑧「スパークリング酒 匠(John)」

高知県産の酒米「吟の夢」を50%精米して丹念に仕込んだ純米大吟醸酒をベースに、炭酸ガスを加えたスパークリング日本酒です。米のまろやかな甘みと程よい旨みのバランスが抜群で、和食はもちろんフレンチやイタリアンに合わせてもおいしくいただけます。

世界最大規模のワイン・コンペティション「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2016日本酒部門スパークリングの部で、最優秀賞ゴールドメダル及びトロフィー(第1位)を受賞しています。

蔵元の土佐酒造は明治10年(1877)の創業。主銘柄は「桂月」で、高知生まれの作家・有川浩の小説「阪急電車」にも登場しています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。四万十川や仁淀川、物部川、吉野川など、良質な一級河川の清流に由来する仕込み水で丹念に醸された高知の日本酒を、太平洋の荒波に揉まれたおいしい魚といっしょにぜひお楽しみください。

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