仏教の聖地、ミャンマーのバガンを観光!素晴らしい場所だった

ミャンマー バガン

ミャンマーのバガンについて、おすすめの観光スポットについて知りたいと考えていませんでしょうか。東南アジアのミャンマーは、昔はビルマと呼ばれていた国です。

今、まさに民主化真っ最中の国であり、長らく軍事政権下に置かれていたため、観光という面ではとてもハードルの高い国です。今でもビザの取得が必要ですし、外国人の立ち入りが禁止されている地域もあります。

また、それだけに昔ながらの姿を残している部分が多く、穏やかなミャンマー人気質も心地よく、世界中からの観光客を魅了しています。

特にバガンはNHK特集でその幻想的な光景に魅了され、是非行ってみたいと思っていました。今回はそんなバガンを体験してことについて紹介しています。ぜひ参考にしてください。

1.ミャンマーのバガンは見逃せない!おすすめ観光スポット5選

1-1 黄金に輝く「シュエジーゴン・パヤー」

ミャンマー バガン

ミャンマーにあるバガンの観光で絶対外せないおすすめ観光スポットが「シュエジーゴン・パヤー」です。燦然と金色に輝く大仏塔には仏陀の歯と骨が納められていると言われています。

見上げると日本の寺院とは全く違うきらびやかさと大きさに圧倒されます。境内は観光客、地元の人々で賑わい、寺院の前には土産物店も並んでいてとても活気があります。

ミャンマーの寺院を参拝する時は、靴はもちろん靴下も脱がないといけないのがちょっと面倒です。太陽に焼かれて熱くなっている場所もありますし、土埃で足の裏がかなり汚れます。

参拝のお供にタオルなどを持って行くと良いでしょう。

1-2 鳩が見守る寺院「ティーローミンロー寺院」

ミャンマー バガン

ミャンマーにある「ティーローミンロー」は13世紀初頭に建てられた、バガンで最も大きな寺院の一つです。歴史を感じる古びた壁に迫力を感じます。こちらも商魂たくましい商売人が店を連ねています。中でも民族衣装を着てミャンマー情緒たっぷりの操り人形を売っている店は興味深いです。

この寺院の建物は5層になっており、テラスから飛び立つハトが寺院を旋回する様は独特の雰囲気を作り出しています。中の装飾も凝っており、回廊と外を仕切る鉄格子などはミャンマー文字がデザインされていて意匠性の高いものでした。

1-3 大きな立仏が圧巻:アーナンダ寺院

ミャンマー バガン

アーナンダ寺院は信仰心厚い地元の人々が次々と訪れる、広大な伽藍を持つ寺院です。入口近くにはこのように参拝者が寄付したお金が山積みになっています。手を伸ばせば届くような距離、悪心を起こす人はいないのかと心配になります。

ミャンマーでは人々の生活レベルに比すると寺院がとても立派で驚きます。日本にもあまりないような大きな寺院がたくさんあるのです。バガンの仏塔のほとんども個人による寄進とのことで、ミャンマー人の信仰心の篤さに感心させられることしきりでした。

ミャンマーの仏像はどことなくユーモラスです。東西南北にそれぞれ仏像を配置している寺院が多く、座像、質素な漆喰の像など様々ですが、アーナンダ寺院の仏像は4体とも金色の立像で10m近い立派なもので、他ではお目にかかれませんでした。

1-4 不気味な雰囲気「タビーニュ寺院」

ミャンマー バガン

タビーニュ寺院は高さ61m、バガンで一番高い塔を持つ12世紀に建立された寺院です。他の寺院と違って丸みを帯びた部分がないので特異な印象です。

地元の高校生なども見学に訪れる場所で、近づくと黒く煤けた壁がおどろおどろしく迫ってきます。近くに日本人戦没者慰霊碑を祀る僧院もあるそうです。

ここでは面白い経験をしました。集団で見学に来ていた高校生たちが、私たちと一緒に写真を撮らせて欲しいというのです。

戸惑いながらもOKすると、次から次へと交代でやって来て、しばらく撮影&握手タイムになりました。欧米人もいるのになぜ日本人?よく分からないままバガンの楽しい思い出にはなりました。

1-5 夕日鑑賞の名スポット「シュエサンドー・パヤー」

ミャンマー バガン

それぞれに違った雰囲気をもつ寺院を巡っていると、やがて日が傾いて日没の時間が近くなってきます。仏塔の向こうに落ちる夕陽を見るのもバガン観光の目玉です。夕日鑑賞の定番スポットはシュエサンドー・パヤーです。

すっかり打ち解けた御者が「穴場スポットがある」と案内してくれたのは、名もない仏塔でした。向こうに見えるシュエサンドー・パヤーは夕日を見ようと集まった人たちで鈴なり、一方こちらはゆったり余裕です。林立する仏塔の向こうに段々と落ちていく夕日は、まさにバガンに身を置いていることを実感させてくれます。

バガンの人柄も良く、美味しいレストランにも案内してくれたし、リクエスト以外の見どころにも連れて行ってくれました。やはり地元の人の情報は大切です。

2.ミャンマーのバガンで貴重な気球乗船体験について

バガンで気球に乗れるのは10月から4月の乾季の時期だけです。気球に乗るには身長137㎝以上、体重125kg以下という条件があります。

値段は会社によって違いますが一人350米ドル前後、決して安くはない値段です。事前予約の前払い、それでも人気で早めの予約が必須です。

2-1 ミャンマーのバガン上空へ

ミャンマー バガン

夜明けを見るのが気球乗船の目的ですから、ホテルの出発は朝5時ちょっと過ぎになります。寒暖の差の激しいバガンの朝はとても寒いのですが、乾季の空は澄みわたり月が煌々と仏塔を照らしている様子も趣深いものがありました。

舗装された道からガタガタの道に入って広く平らな野原に到着、温かいお茶がふるまわれます。しばらくすると空は段々白んで来ますが、気球はしぼんだまま。大丈夫?と心配になった頃、やっと火入れです。バーナーの炎を見て体が少し温まってきました。

待っている間はパイロットから注意事項を聞きます。英語ですが、色々な国の人がいるのでゆっくり簡単な単語で説明してくれますし、内容もさほど複雑ではありません。離陸時だけは少し気を配ることがありましたが。

気球は思ったより短時間で膨らみ、いよいよ乗船。4つに区切られた大きなバスケットに4人ずつ入って行きます。1機に乗れるのは16人の客と1人のパイロットです。客の場所にはベンチとつり革があり、気球の真ん中はパイロットの操縦スペースです。

2-2 バガンの空の上からの眺め

ミャンマー バガン

いつ離陸したのかわからないほどフワッと浮かび上がり、みるみる気球は高度を上げていきます。パイロットは数本の紐を操って気球をコントロールします。日の出直前の朝靄のなかに浮かび上がる無数の仏塔は、それはもう幻想的すぎて現実でないようです。

気球は高度を上げたり下げたり、乗客全員が同じように楽しめるように向きを変えてくれます。水牛を使って畑を耕す農夫、小さな村の家、仏塔だけでないバガンの様子も眼下に広がります。

やがてポッパ山の向こうにオレンジ色の太陽が顔を出します。乗客が一斉にシャッターを切る瞬間です。

2-3 地上に戻る

その日一番の太陽と、山と川に囲まれたバガン平原の景色をたっぷり楽しんだ後は、いよいよ着陸です。今まではつり革にも捕まらず立っていましたが、着席してつり革を持つよう指示されます。

地上では数名のスタッフが着陸地点で待ち構えています。緊張して体を固くしていると軽い衝撃と共に着陸。無事の生還を祝って、シャンパンとおつまみで乾杯です。

ホテルに戻ってもまだ8時過ぎ、充実の朝活でした。値段を見てちょっと躊躇した気球乗船でしたが、送迎とシャンパンが付き、何より夢のような光景を見られた90分のフライトは値段に見合う、いや、それ以上のものだと感じました。

3.ミャンマー料理やお土産についての紹介

3-1 ミャンマービールはなかなかの味

ミャンマー バガン

日中のバガンは暑く、観光の合間に喉を潤したくなります。馬車の御者が案内してくれたのは壁がなく、吹き抜ける風が気持ちの良いレストランでした。清潔感もあり、西洋人観光客がほとんどでしたから、純粋な地元のレストランとは言えないかもしれません。

まずはビールを注文。海外にも輸出していると店員が鼻高々でおすすめしてくれたものは、味も香りも国際標準、違和感なく美味しく飲めました。

後から調べたところによると、何とモンドセレクションで金賞を取ったり、国際的なビールコンクールで入賞したりしているそうです。なかなかあなどれないミャンマービールです。

3-2 日本人の口にも合うミャンマー料理

ミャンマー 観光 食事

さて、肝心の料理ですが、ミャンマー料理はひと口で言うなら辛くないカレーのようなものが多いです。ややオイリーではありますが、魚醤が入っているとかで日本人には親しみやすい風味もあり、どこで食べても合格以上の美味しさでした。

肉や野菜がたっぷり煮込まれていて、パラパラの長粒米にかけて食べるとつい食べ過ぎてしまいます。些細なことですが、バガンでは食器が陶器というのも良かったです。

東南アジアの国ではよくプラスチックや金属の食器で食事が出されることがありますが、個人的には味が一段落ちるようで好きではないのです。

ミャンマーは中国とは国境を接し、インドとも地理的に近いので、その影響が食べ物にもあるようです。スープなどは中華風の味わいでした。

米が主食というのも日本人にとってはありがたいです。おかげで旅行中、食での不満はありませんでした。

3-3 バガン土産なら

ミャンマー バガン

大きな寺院の前にはこのように露店が並び、様々な土産物が売られています。バガンでよく見たのは草で編んだ草履、民族模様の洋服、仏教関係の置物類、タナカなどです。

タナカというのは一種の日焼け止めで、おしろいみたいに顔に塗ります。が、絵の具で描いたように白く残るのです。ミャンマーの人は渦巻き模様にしたりして楽しんでいますが、なかなか買う勇気が出ません。

また、砂絵もよく売っていますが、色が鮮やか過ぎますし持ち帰りの便を考えると、やはり見るだけにとどまってしまいます。その中でも品質が悪くなかったのが漆器です。

バガン地方では漆塗りが名産で、工房見学などもできます。漆器も露店などで買うよりは工房で買った方がラインアップも豊富ですし、格段に品質の良い物を手に入れることができます。

ハンドメイドで繊細な模様が付けられている芸術品に近い物もあり、記念に一つ買って帰ると良いのではないでしょうか。

4.ミャンマーの滞在におすすめ「ティリピセヤホテル」

4-1 ティリピセヤホテルで快適滞在

ミャンマー バガン

このホテルは敷地が広く、手入れのされた庭の散策も楽しめます。敷地内に仏塔もあり、ダイニングやプールは広大なイラワジ川に面して爽快です。

滞在した時はちょうどクリスマスの時期で、ガラディナーでは伝統的な踊りや獅子舞が披露されました。朝食のビュッフェも品数が多く、欧米の名の通ったホテルと比べても決して遜色ないものでした。

何より心地よいのはスタッフのホスピタリティです。もともと温和で優しいミャンマー人ですから物腰も柔らかく、目配りも行き届いて満足度の高いステイが楽しめました。

夜のメインビルディングのライトアップも美しく、月とのコラボはいつまでも眺めていたい光景でした。

宿泊客は西洋人がメインで日本人もちらほら、とても裕福そうな中東系と思われる人たちは大人数のファミリーで滞在していました。

余談ですが、お世話になった気球のパイロットチームもこのホテルに長期滞在しており、乾季の期間中はゆったり過ごすのだそうです。

4-2 タイプも色々バガンのホテル

バガンは大きく分けてオールドバガンとニューバガンに分かれます。メインの観光スポットにより近いオールドバガンにはどちらかというと高級なホテルが集まっています。

世界中から観光客がやって来るバガンですから、様々なタイプの宿泊施設があり、旅の目的と好みに合わせて宿を選択することが可能です。

まだまだ物価の安いバガンですから、どのような所に泊まっても値段以上の満足が得られることと思います。

5.まとめ

ミャンマーに行くと決めたものの、治安や衛生面など心配は色々ありましたが、バガンでは全くそのような心配は杞憂に終わりました。人々の穏やかな表情、素晴らしい光景に心が満たされ、思い切って行って本当に良かったと感じました。

こんなに独特で素晴らしい景観をもったバガンですが、前年ながら整備が進んでいないという理由でまだ世界遺産に登録されていません。

ミャンマーの民主化も始まったばかりで、観光に訪れるにも手続きが面倒な一面があります。が、裏を返せば今のうちなら本来の姿を色濃く残すバガンが見られるということでもあります。

ぜひ、その素晴らしい場所を身をもって体験してください。

ミャンマー バガン