ゴッホやモネの名画が見れる!ナショナルギャラリーの見どころ作品を紹介

ナショナルギャラリー

ロンドンにあるナショナル・ギャラリーの見どころ作品について知りたいなぁと考えていませんでしょうか。ナショナルギャラリー(ロンドン)では、注目のイタリア初期ルネサンス絵画やフランドル絵画、印象派、そして地元イギリスが誇るターナーのコレクションなどを見ることができます。

ナショナル・ギャラリーは社会的身分にこだわらず全ての人に開かれた美術館です。今回の記事では、そんなナショナルギャラリーの歴史と代表作について紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

1.見どころ名画の宝庫!ナショナルギャラリーについて

ロンドンにあるナショナルギャラリーは、ルーブル美術館やメトロポリタンと並び、西洋絵画の中心地として知られています。ここにはヨーロッパ各地からの名品がたくさん並べられています。

コレクションの中には、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロといったイタリアのルネサンスを代表する作品、フェルメールやレンブラントといったフランドル地方の画家の作品、そして19世紀以降に描かれたゴッホやモネ、セザンヌといった印象派が含まれます。

19世紀に銀行家のアンガーシュタインが、自分のコレクションを国に寄付したことがナショナルギャラリーの誕生のきっかけとなりました。

その後も寄付と館長による収集でコレクションは大きくなり、現在では2300の作品が4万6千平方メートル、東京ドーム約3倍のスペースに展示、保管されています。

市民のための美術館

ナショナルギャラリーの前にはトラファルガー広場が広がります。最初は寄贈したコレクターの自宅で展示していましたが、コレクションが大きくなり1831年に現在の場所に建設されることになりました。

ロンドンの中心であるこの場所が選ばれたのは、ここであれば身分にかかわらず誰でも美術館を訪れて美術を鑑賞することができるからです。当時はロンドンの西側に貴族や裕福な商人が住み、東側に労働者たちが住んでいました。

そして開館時間を長くし、入場料を無料にすることで美術を特権階級以外にも開放したのです。ナショナルギャラリーは万人の娯楽と教育のために開かれた美術館です。

2.ナショナルギャラリーの見どころ作品について

「15世紀ルネサンス」

ダ・ヴィンチの作品を始めとする15世紀ルネサンスのコレクションについて説明します。ナショナルギャラリーの中央ホールを左に進むと渡り廊下が見えてきて、その渡り廊下を渡るとセインスビュリー棟です。

第二次世界大戦中に爆撃で空き地になっていたものを1985年に再建し、初期ルネサンスのコレクションを展示するスペースとしてオープンしました。ここに展示されているのは15世紀の絵画です。

渡り廊下を入って最初の部屋を左に進むとゴシックの絵が並んでいます。この部屋はルネサンスが誕生した15世紀前半の中央イタリアの絵画が展示されています。遠近法や人間らしい表現がルネサンスの特徴です。

1438年から40年にかけてパオロ・ウッチェッロによって描かれた「サン・ロマーノの戦い」は見どころ溢れる作品です。この絵は、フィレンツェがライバルの町シエナに勝った戦いの絵です。

真ん中で白い馬に乗っているのがフィレンツェ側の兵士ニッコッロ・ダ・トレンティーノです。この絵は本来3枚で構成されていました。残りの2枚はそれぞれパリのルーブル美術館とフィレンツェのウフィツィ美術館にあります。

「16世紀盛期ルネサンス」

16世紀を代表するミケランジェロやブロンズィーノの作品について紹介します。油絵が使用されるようになり、陰影をつけるなど絵画の表現が豊かになりました。それに加えて、描かれる内容も洗練されてきて、ものに複雑な意味を持たせるようになったのが特徴です。

ナショナルギャラリーの中央ホールから左に曲がり、奥にある部屋番号2には、16世紀前半にイタリアで活躍したティツィアーノの作品が並びます。ティツィアーノはヴェネツィアで活躍しました。

同じイタリアでも15世紀のものと異なるのは、油絵の技術が使用され始めたことです。油絵を使うことによって色に陰影をつけることができ、表現の幅が広がりました。

「バッカスとアリアドネ」という作品は注目です。これはワインの神バッカスが、夫テセウスに置き去りにされたクレタ島の王女アリアドネを見初めるシーンを描いています。アリアドネには光が当たり、バッカスの後ろの人物たちは影になっています。

また空の雲にも陰影があります。これは油絵の技術ならではの表現です。16世紀には遠近法が確立し、それを応用した技法が使用されるようになりました。

「17世紀バロック絵画」

「歪んだ真珠」という意味を持つバロックの傑作について紹介します。バロックとは「歪んだ真珠」という意味で、この時代の絵画は舞台を見るようにドラマチックに描かれています。

17世紀の初めに活躍したのがカラヴァッジョです。この部屋にはカラヴァッジョの世界的に有名な作品が2つあります。「トカゲに噛まれた少年」という作品です。

15世紀ルネサンスから芸術の分野でより人間らしさが強調されるようになってから2世紀がたちました。カラヴァッジョはさらに踏み込んでローマの庶民をモデルとして使いリアリティーを追求しました。

この絵に描かれる少年は聖人ではなく恐らく彼の工房にいた弟子の一人ではないかと言われています。聖人を描くときのような神聖さではなく、一般の市民を描いたのが特徴です。

3.印象派とイギリスの画家たち、その絵画について

ヨーロッパでは16世紀に宗教革命が起こり、プロテスタントの国では偶像崇拝が禁止されるようになりました。従って17世紀以降、それまで画題の主流であった聖人は描かれなくなり、代わりに静物画を通してキリスト教の教えを説くようになりました。18世紀に入るとさらにそれに風景画が加わるようになりました。

ここには、ナショナルギャラリーのコレクションの基礎となったターナーの絵が多く展示されています。19世紀イギリスのロマン派として知られるターナーは船を主題としてよく取り上げました。

「解体されるテメレール号」を見ましょう。テメレール号は1805年のトラファルガーの戦いでイギリスが勝利を収めた時の船です。しかし1838年にその役目を終え、解体されることになりました。

わずか11歳で画家として収入を得ていた彼は、夕日を背に解体に向かう船に自分の姿を重ねたのかもしれません。ちなみにナショナルギャラリーの前にあるトラファルガー広場も同じ戦いでの勝利を記念したものです。

もう一人この時代に活躍したイギリスの画家がコンスタブルです。ターナーが海の画家であるとするならば、コンスタブルはイギリスの田舎の風景を描いたことで知られています。

彼が描いた「乾草の車」はロンドンの北東にある故郷サフォークの風景です。左にある水車、イギリスの変わりやすい天気を表すかのような空、手前にいる犬、など描かれている細部が全てのどかな田舎の風景を表しています。

この絵は数あるナショナルギャラリーの作品の中でもイギリス人に最も人気のある作品の一つとして選ばれました。現在でもサフォークではこのままの光景が保存されています。

4.ナショナルギャラリーの基本情報について

4-1 ナショナルギャラリーへのアクセス方法

ナショナル・ギャラリーのあるトラファルガー広場は、ロンドン市街の中心にあります。地下鉄を利用してナショナルギャラリーに向かう場合は、Bakerloo、Northern線Charing Cross駅で降りるのがわかりやすいルートです。

すぐそばにトラファルガー広場が広がっているため、道がわからなくても広場内を歩いていれば数分で到着することができます。また、バスを利用する場合は、24番、29番、176番線のTrafalgar Square停留所で降車すると便利です。

4-2 ナショナルギャラリーの基本情報

■営業時間

10:00-18:00
金曜は10:00-21:00

■入場料

無料

■地図

5.ナショナルギャラリーの口コミ

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。ナショナルギャラリーには、ゴッホやモネ、ターナーなど、世界的に有名な絵画が無料で見ることができます。

その作品がどのように描かれたのかを知ることで、楽しさや奥深さは何倍にもなりますので、こちらを参考にしていただき、ナショナルギャラリーを楽しんできてください。

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