スペインは治安が悪い!?盗難に気をつけたい8つの場所とは

スペイン 治安

日本人のみならず、世界中の人々を魅了してやまない情熱の国スペイン。 闘牛、フラメンコ、パエリヤ、ガウデイ建築、サグラダファミリアなど…数えきれないほどの見どころがあり、グルメでも人気があります。

そんな魅力的な国スペインですが、残念ながら盗難の最も多い国としても上位に挙げられてしまいました。その巧妙な手口と盗難にあわないために、実際にスペインを旅行した著者が防御策をご紹介したいと思います。

1.【治安情報】スペインで盗難にあいやすい8つの場所

治安情報① 空港や駅などの人混み

マドリード人混み

撮影:著者

常に人が出入りし混雑している空港や駅は、スリ、置き引きが常駐している場所。特に空港内の到着ロビーや駅構内では、スリ・置き引きが多発しています。

スペインの人混みで起こる犯罪例

①両替をしている間に足元に置いたバッグがない。

②出発までの待ち時間の間に、椅子に座ってうっかり寝込んでしまった隙にバッグを盗まれた。

③駅周辺を散策したら、警官の制服を着た男に声をかけられ、「パスポートを見せろ」と言われた。バッグをあけた際に、財布が盗まれていたようだ。

人混みでの防犯対策

・バッグは必ず手で前に抱えるか、足で挟む。

・絶対に体から離さないようにする。

・パスポートや現金の入った財布、カードなどの貴重品類は、できれば身に着けておきたいです。どうてもバッグに入れなければいけない場合は、奥底へしまっておきましょう。

・多額の現金を持ち歩かない。

治安情報② 電車や地下鉄、バスなど公共の乗り物

スペイン 治安 人混み

撮影:著者

スペインの公共の乗り物で注意してほしい犯罪例

①貧相な身なりで物乞いのフリをして、お金をくださいと手のひらを出して近づいてくる人もいます。可哀想だからとお財布を開けてお金を出そうすると、財布をひったくり逃げていくパターンです。

②地下鉄にミュージシャンが乗ってきて、車内で演奏をします。そして演奏が終わると車内にいる人々にチップを要求するのですが、お財布を開けたらおしまいです。あっという間にお金を盗んで逃げていきます。

電車地下鉄での防犯対策

・公衆の面前ではバッグをあけたりお財布をあけたりするのはやめましょう。

・常に小銭を幾らかポケット入れておくと、いざという時に便利です。

・物乞いには同情の余地なし。無視しましょう。

治安情報③ Hotelのロビーや部屋

ホテルロビー

撮影:著者

ホテルなどの犯罪例

①宿泊客を装ってソファなどに座り、待機して獲物を狙っています。観光客風の服装、紳士的なダンデイーなオジ様風、若い美女など…見かけに騙されないようにしましょう。

②グループチェックインを狙って待ち伏せをしていて、グループが到着すると、人混みに紛れてソファなどに置いてあるバッグを持ち逃げしたりします。

③Hotelのスタッフやハウスキーピング(客室清掃)を装って、本物の制服に似たような格好をしてHotel内へ侵入する泥棒もいます。

④チェックアウト時である朝の時間帯は、ハウスキーピングがドアを開けて清掃をしています。

ドアを開けっぱなしにするのは、セキュリティの為で、ハウスキーピングが部屋内にドアを閉めっきりで1人にならないようにという理由。そこを狙って、コソ泥がお客様を装って侵入してくるのです。

ハウスキーピングは、当然お客様が戻ってきたと思います。そこでコソ泥は堂々と部屋の中へ入り、金目の物があれば盗んでいきます。

⑤チェックアウトでフロントが混み合う朝の時間帯は、フロントのスタッフが忙しいため、充分セキュリティに目が行き届かないことが多いです。ホテルの従業員の格好をして清掃をしながら、バッグを盗む手口があります。

ホテルでの防犯対策

・決して、部屋内には貴重品を置きっ放しにしないでください。 スーツケースの中にも入れないようにしましょう。スーツケースごと盗まれたら終わりです。

・貴重品は身に着けて出かけましょう。 バッグの中に入れると、バッグをとられたら終わりです。

・ホテルのフロントは、外部から誰でも自由に出入りができます。ホテル内だからと安心はできません。決してバッグは身体から離さないように、常に気をつけてください。

・ホテル内の清掃係りを装って侵入している泥棒も多いので、バッグから目を離さないように。泥棒は、ほんのちょっとのスキも見逃しませんから要注意です。

・話しかけられたら無視をするのが基本です。

・ホテルの部屋内のセーフティBOXは、最近はあまり信用できない上に使いづらいので、自分で持ち歩くのが一番よいと思います。

治安情報④ ホテル内のレストラン

ホテルの中のレストランも注意が必要。特に朝食の時にバッグを盗まれるケースが多発しています。

レストランでの犯罪例

①レストランでの食事中、バッグや財布を気づかない内に盗まれてしまった。

レストランでの防犯対策

食事をする際、バッグは膝の上か足もとに置くように心がけてください。椅子の背もたれとお尻の間に置いたバッグが盗まれるケースが非常に多いのです。

ブッフェスタイルの場合、食べ物を取りに席を離れるため、貴重品の管理がおろそかになりやすいので気をつけてください。

治安情報⑤ 教会内部とその周辺

ジプシーと呼ばれるスラブ系の泥棒たちが教会内や入口付近にたくさんいます。彼らは、スリが職業で、スペイン全国に散らばっていて、コミュニティを形成しているのです。

インドを起源とするジプシーは、定住地を持たずに郊外にキャンピングカーを置いて寝泊まりをしています。そして毎日バスや地下鉄に乗って、人が多く集まる場所へとやってきて、スリをしながら生計をたてているのです。

教会での犯罪例

①手に新聞紙や段ボールを持って近づいて来て、その間に財布をすっていくという手口です。ジプシーの子供たちの集団や赤ちゃんを抱いたジプシーも多くいます。

②しつこくローズマリー(香りの強い緑色のハーブ)を手渡してきます。うっかりもらうと法外なお金を請求し、財布を開けた途端、あっという間にお金がなくなる。

教会での防犯対策

・ジプシーはとにかく相手にしないことです。どんな人がジプシーなのかがわからないという方も多いと思いますが、スラブ系の浅黒い顔をしており、ロングスカートにスカーフを頭からかぶっているという格好です。

しかし、普通の人とあまり区別がつかない格好をしています。こちらも話しかけられたらとにかく無視をするのが一番です。

治安情報⑥ 有名な観光地、観光名所

人が多く集まる観光地は狙われやすいので注意しましょう。

有名観光地での犯罪例

①「シャッターを押してくれませんか?」と話しかけてくる。若い美女や新婚さんを装ったカップルなど。両手があいた隙に巧妙に財布をすっていきます。

②警察官を装って、パスポートを見せろ。と話しかけてくる。しまいには、クレジットカード持っているかとか質問をしてきて、全て持ち逃げされます。

③路上でのバイクのひったくり。

④観光地の有名な広場には、たくさんパフォーマンスをしている人達がおります。その中で質の悪いのが、アニメのキャラクターや可愛い動物などの着ぐるみ来ている人達です。

一緒に写真を撮ろうと言って近寄ってきて肩を組んでポーズをとったりします。家族づれだと子供達は大喜び。 すると、写真代だと言い、高額の料金を吹っかけてきます。かなりしつこいので、写真は撮らない方が懸命です。

有名観光地での防犯対策

・泥棒とまともな観光客の区別が難しいが、見ず知らずの人に声をかけられたら相手にしない方がいいでしょう。

・本物の警察官は、町で出会っても、何もしていなければ職務質問もパスポートを見せろと話しかけてくることはありません。そのような場合は疑ってかかった方がよさそうです。無視に限ります。

・バイクのひったくりに不利になるよう、バッグは車道側ではなく歩道側かける。

・バッグは衣服の中に入れるなど工夫をしましょう。

治安情報⑦ 美術館や博物館

美術館内部はもちろんのこと入り口周辺も注意が必要です。入場料を支払って観光客を装い、獲物を探しています。

絵画や彫刻に見とれているうちに、あっという間にバッグが開けられて中から財布が盗まれていた。というケースが非常に多いです。

美術館や博物館での犯罪例

①館内で写真を撮っているうちに、財布がなくなっていた。

②シャッターを押してくれと頼まれ、あとで財布がないことに気がつくも、あとの祭りです。

③入場券売り場で列に並んでいる間、あるいは売り場で支払いをしている最中に、バッグや財布がなくなっていた。

④歩き疲れて、絵画の前のソファに座っていた時に、財布を盗まれた様子。

⑤館内の売店やカフェでバッグや財布をすられた。

美術館や博物館での防犯対策

とにかく自分自身で気をつけるしかありませんが、鑑賞に夢中になるあまり、スキが出来てしまうことも多いので、あまり大金を持たずにパスポートやクレジットカードは身に着けていた方が安全です。

治安情報⑧ ショップ内

町中にある、ブテイックやお土産屋さん、スーパーなどでもスリに気をつけましょう。スリとわかるような恰好ではないわけですから充分に気を付けなければいけません。

ショップ内での犯罪例

①試着をしている時に、バッグや財布が盗まれた。

②会計のところが混雑していたため、財布の中から現金が奪われたのすら気がつかなかった。

ショップ内での防犯対策

・買物に夢中になりすぎて、注意力が散漫にならないように心がけてください。

・試着をする場合、貴重品の管理がおろそかにならないように。

・会計をするカウンターに並んでいる時も、バッグは必ず前でかかえるようにして持ちましょう。

・支払いをする場合も細心の注意を支払ってください。金額によっては免税のためにパスポートを提示する必要があることも。

2.盗難から身を守るために、心がける5つのこと

①大金を持ち歩かない。

②パスポートその他の貴重品は身につける。(パスポートホルダーなどを利用)

③バッグは、斜めがけにして前でかかえるというスタイルが一番安全。冬は、コートなどの下に隠して。

④人通りの少ない夜道や駅周辺は治安が悪いので避けるようにしましょう。

⑤常に、バッグは身体の一部が触れている状態をキープ。身体から離してしまったほんの一瞬で盗まれるとを肝に銘じて老いた方がよいです。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。海外旅行での犯罪は、ここに挙げた例もほんの一部にしか過ぎません。しかし、気をつけてさえいれば楽しい時間を過ごせますので、隙がないように常に周囲の様子をうかがって最新の注意を払ってください。

また、刃物を出したり、ピストルを使ったりといった凶悪犯ではありませんので、その辺りは安心してください。常に気をつけてさえいれば全く問題ありませんので、自分の身は自分で守って楽しいスペインの思い出を作ってください。

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