スウェーデンの文化や習慣まとめ!フィーカは必ず知っておこう

スウェーデン 文化

皆さんは、スウェーデンという国に対してどのようなイメージを持たれているでしょうか。ノーベル賞や北欧デザインのインテリア、北欧の先進的な国といったさまざまな印象をお持ちの方が多いのではないかと思います。

しかし、スウェーデンの文化についてより詳しくご存知の方は少ないのではないかと思います。今回の記事では、スウェーデンの文化にスポットライトを当てご紹介させていただきます。


1.文化を知る前に!スウェーデンってそもそもどんな国?

スウェーデンは北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置する国です。面積は44万平方キロメートルで日本の1.2倍あるのに対し、人口は約1000万人程度で日本の10分の1以下となっています。

スウェーデンの公用語はスウェーデン語で、人口のほとんどがプロテスタント系のキリスト教を信仰しています。

2.スウェーデン文化を語るのに欠かせない!フィーカについて

早速スウェーデンの文化をご紹介していきますが、まずはスウェーデンのことを語る上で切って離せないフィーカの考えについてご紹介していきます。

フィーカとはコーヒーブレイクのことを言います。しかも一人でするコーヒーブレイクではなく、喫茶店などで家族や恋人、仕事仲間と複数人でするコーヒーブレイクのことを呼びます。

2-1 スウェーデン人はフィーカが大好き

「Ska vi fika?(スカヴィフィーカ?)」これはスウェーデン語で「お茶しない?」という意味で、スウェーデン人は1日に何度もコーヒー休憩をする習慣があります。

ICO(国際コーヒー機関)が2013年度に発表したデータでも、例えば日本の1人あたりの年間コーヒー消費量が3.36kg、またアメリカが4.20kgであったのに対して、スウェーデンは7.31kgと、日本の2倍以上の消費量があり、圧倒的によく飲まれていることがわかります。

2-2 フィーカと合わされるスイーツ

フィーカの時間には甘いお菓子が合わされることが定番です。代表的なスウェーデンスイーツの一つがKanelbulle(カニエルブッレ)というシナモンロールです。実はスウェーデンはシナモンロール発祥の地で、シナモンロールの日(10月4日)があるほど人気です。

他にもパンの中にアーモンドクリームとホイップクリームを挟んだSemla(セムラ)や、Chokladboll (フォックラッドボッル)という、甘さ控えめなチョコボール、Pepparkaka(ペッパルカーカ)というジンジャークッキー等がよく食べられています。

2-3 フィーカで仕事の効率をアップ

スウェーデンでは仕事の合間にもフィーカを挟みます。その時間は大体15分~30分ほどで、そのようにフィーカを仕事中に取り入れることによって、仕事の効率を上げているようです。

スウェーデンの人たちは長時間ダラダラと仕事をするのではなく、適度に休憩をとって集中力を高めているのです。

また、仕事仲間とフィーカを取ることで、仕事上の重要なコミュニケーションツールとしての役割も果たしています。

2-4 ちょうど良いことがスウェーデン人の幸せ

スウェーデンにはラーゴムという考え方があります。「多すぎず少なすぎず、ちょうど良い」という意味で、適度で節度あることが良いこと、とされています。

仕事中にもフィーカを挟むように、ちょうど良い働き方を体現しているスウェーデン人らしい考え方です。スウェーデン人の生活にはさまざまな場面でこのラーゴムの考え方が散りばめられています。

3.スウェーデン人の性格や国文化とは?

上述したフィーカ文化とは裏腹に、スウェーデン人には個人主義の考え方が根付いています。では具体的にどのような文化があるのかご紹介していきます。

3-1 個人主義の考えが強い

スウェーデン人の性格で特徴的なのが、その個人主義的な性格の強さです。スウェーデン人は自立心旺盛で、自分の事は自分でする、という人が多いです。

逆にいえば、それだけ人に頼らず自分のことをこなすことが出来る人々なので他人に依存することなく、自分に厳しく真面目で我慢強い性格ともいえます。

そのため人に干渉されることを嫌い、日々の生活の中でもパーソナルスペースは広くとります。列に並ぶ時も可能な限り感覚を広く取って並ぶ、という方が多いようです。

3-2 高い離婚率

スウェーデンはキリスト教の国ですが、プロテスタントを信教する国民が大半です。プロテスタントはカトリックと異なり、離婚が許されています。

また、スウェーデンでは同性愛カップルが容認されていたり、結婚しないで同居を続けるカップルも多かったりと、恋愛に関して自由なスタイルが許容されています。

そのためその離婚率は高く、約2組に1組、実に47パーセントという離婚率を誇っています。離婚をしても離婚後の社会保障が手強いため、生活しやすいという点も離婚を後押ししているようにも思えます。

3-3 働く女性の多さ

個人主義の強さを表す数字として興味深いのが働く女性の就業率です。OECDの統計データによると、スウェーデンでの女性の就業率は80%を超えています。

また、女性議員の比率も45%となっており、日本の衆議院における女性議員の比率11%を大きく上回っています。

子育ての際の社会保障が充実し、かつ個人主義的な志向が強いため、まだまだ専業主婦家庭も目立つ日本や他の国と比べて男女平等の文化が根付いています。

3-4 個々を大事にするが、その上でお互いを尊重し合う

スウェーデンの文化は一人ひとりが自立して「個」を尊重する文化です。

ただ、スウェーデンという国は特に冬は日照時間が極端に少なく、極寒になる厳しい気候の上で成り立っている国ですので、それを生き抜くために自分や家族だけでなく、地域と社会で協力してお互いを守り合うという文化も強くあります。

特に子供を家族だけでなく社会でサポートする環境が整っています。例えば教育費は無償ですし、公園や幼稚園の数も多いです。子育て家庭に負担にならないような社会作りが国を挙げてなされているのです。

4.旅行前に知りたい!ちょっとしたスウェーデンの文化

ではその他のスウェーデンの文化をご紹介していきます。

4-1 英語が達者

スウェーデンの母国語はスウェーデン語ですが、スウェーデン人は英語がとても上手です。英語を母国語としない国民としては、世界の中で英語力ランキングNo.1という結果の統計も出ています。

スウェーデン語と英語は同じ言語グループに属するため、習得がしやすいという点が大きな理由であるようです。スウェーデンではスウェーデン語が出来なくても英語で生活が出来るほど浸透しています。

もはや外国語というよりも第二母国語といっても過言ではないくらいです。

4-2 ルールに忠実

スウェーデン人は真面目な性格をしており、ルールに対して非常に充実です。例えば信号の赤信号等はしっかり待ったり、列があれば例え短い列でもきちんと順序よく並んだりします。

また、それらのルールを守らない人々を非常に嫌います。そういったところは同じく真面目でルールに忠実な日本人とも共通しています。

4-3 敬語の概念が無い

スウェーデン語には敬語という概念がありません。個人主義や平等社会の文化が出来ているスウェーデンですが、それを形成した要因の一つに敬語が無いという言語的な要因もあるかもしれません。

スウェーデンでは目上の方に対してもファーストネームで呼ぶ等、日本社会ではあまり考えられないような雰囲気になっています。

ただ言語として敬語が無いだけであって、相手に対する敬意は話し方を変えることで表現します。

例えば、普段よりゆっくりと丁寧な言葉を使う、等です。スウェーデンの人々は敬意を態度や雰囲気を変えることで表現しているのです。

4-4 沈黙を悪としない

スウェーデン人の性格はシャイな側面があると言われています。それもあってか海外では人といる時に沈黙になることが嫌われる国がありますが、スウェーデンはそれが該当しません。

スウェーデンには日本と似ているところがあり、会話の中で以心伝心、意味を察するという文化がありますので、話しながらあえて間を置いてコミュニケーションをすることもしばしばあります。

その中で会話が途切れたとしてもそれを不快に思うことはあまり無いようです。

5.終わりに

みなさま、この記事を通してスウェーデンの文化についてのご理解が深まりましたでしょうか。コーヒーコミュニケーション好きという側面は面白く感じたのではないでしょうか。

この記事を通して、スウェーデンに対してより興味を持っていただけたら嬉しいです。

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