気になる紅茶の種類一覧や効能を紹介!特徴や違いも教えます

紅茶種類

世界中で飲まれている紅茶の種類について知りたいと考えていませんでしょうか。紅茶の起源は、中国の福建省周辺と言われており、中国では、紀元前からお茶が飲用されていました。

シルクロードや大航海時代の東方貿易を通じて、お茶がヨーロッパへ伝わり、更に紅茶となって世界中へ広がっています。

今では日常的に親しまれている飲み物です。今回の記事では、紅茶の種類や効用、美味しい飲み方についてご紹介します。ぜひ、自分に合った好みの紅茶を見つけてください。

1紅茶の基本的な知識について

紅茶種類

紅茶には種類の違いや効用など、それぞれに特徴があります。ここでは、紅茶の効用、主な生産国と茶葉の基礎知識、美味しい飲み方など、知っておきたい紅茶選びの基本についてご紹介します。

紅茶の木と茶葉について

紅茶の茶葉は、新芽とその下についている2〜3枚の葉を軸につけたまま摘み取ります。1本の軸に2枚の葉がついているものを「一芯二葉」、3枚の葉がついているものを「一芯三葉」と言います。

お茶の木の先端には、白いうぶ毛で覆われた新芽があり、これをフラワー・オレンジ・ペコーと呼びます。花のような香りから最高級の茶葉とされています。新芽の次にある小さな若葉はオレンジ・ペコーと呼ばれています。

通常、上質の紅茶に使用されている茶葉は、新芽の次にある2枚の葉です。3枚目の葉は、マザー・リーフと呼ばれています。

これは、葉の付け根に小さく伸びた新芽があるからです。量産用には、3枚の茶葉を使います。

2.紅茶の主な成分と嬉しい効用について

紅茶の効能

紅茶は、私たちの日常に癒しを与えてくれるだけでなく、体に優しいヘルシーな飲み物として注目されています。ヨーロッパに紹介された当時は、「東洋の神秘薬」として伝えられたそうです。

2-1 タンニン

タンニンは、ポリフェノールの一種。強い抗酸化作用があり、活性酸素などから体を守ってくれます。

血液を固まりにくくする作用もあり、生活習慣病の予防につながると言われています。また、紅茶特有の渋味とコクを生み出しています。

2-2 カフェイン

カフェインは、脳を刺激して思考を高める働きがあります。眠気を防いで、作業能力や運動能力を向上させ、新陳代謝や皮下脂肪の燃焼を促します。

利尿作用もあり、肝臓の働きを助けるなど疲労回復やダイエットにも良いとされています。

2-3 テアニン

テアニンは、紅茶の甘みや旨みの成分でアミノ酸の一種です。紅茶に含まれるカフェインの作用を抑制して、気持ちをリラックスさせます。

このため、紅茶の覚醒作用はコーヒーに比べて穏やかです。同時に、紅茶の口当たりも穏やかにします。

2-4 フッ素

紅茶に含まれるフッ素の量は、緑茶の約3倍と言われています。フッ素は、熱湯で抽出されやすいため、他のお茶と比べて紅茶により多く含まれています。

歯の表面を強くするため、食後に飲む紅茶は虫歯の予防にも効果的です。

2-5 カテキン

カテキンは、抗酸化作用が強く、血中のコレステロールを下げることから、飲むと老化が防止されて美容効果があります。

また、濃く入れた紅茶でうがいをすると、風邪やインフルエンザの予防につながります。他にも食中毒の予防などに有効です。

2-6 サポニン

お茶全般に含まれている成分です。カテキンの作用を補うサポート役として注目されています。抗炎症、抗アレルギー、血圧効果作用などが確認されています。

2-7 ビタミンB群

紅茶には、エネルギーの代謝に欠かせないビタミンB群が豊富に含まれています。紅茶が、疲労回復に有効な飲み物と言われるのは、このビタミンB群のおかげと言えます。

2-8 カロテン

抗酸化作用のあるカロテンですが、浸出された紅茶には含まれていません。茶葉をそのまま食べることのできるケーキなどに使うのがおすすめです。

2-9 その他

紅茶には、脂臭や皮膚の細菌を取り除く効果があると言われています。天然の入浴剤としてお風呂に入れると、デオドラント効果や美肌効果が期待できます。

3.紅茶の主な産地と茶葉の種類について

紅茶効能種類

紅茶は、世界30カ国以上の国々で生産されています。各地域の気候や土壌によって、特色豊かな茶葉が数多く生産されています。

ここでは、紅茶選びのヒントになる茶葉の種類と基礎知識、ポイントをまとめました。これをもとに、あなたにあった紅茶をぜひ見つけてください。

3-1 インド産の紅茶の種類について

インドは、1840年にアサムカンパニー設立以来、年間100万トンを超える茶葉を生産しています。世界3大紅茶の生産地としても有名です。

ダージリン

ダージリン地方は、世界的に有名な紅茶の産地でヒマラヤ山嶺の町。標高が高く、茶園の多くが急な斜面に位置しています。他の産地にはない高貴な香りの紅茶を産出しています。

その独特な香りは「紅茶のシャンパン」と呼ばれ、世界3大紅茶の1つとして世界中で愛されています。ストレートで飲むのがおすすめです。

アッサム

1823年頃、自生しているアッサムの茶樹が発見され、インドで最初に紅茶が栽培された地方です。高温多湿で、降雨量が多いことからインド全体の紅茶生産量の約半数を占めています。

アッサムの紅茶は、色が濃い赤褐色で、濃厚な味わいが特徴。ミルクティーとの相性がよく、セカンドフラッシュは、独自の甘い風味が漂う「モルティフレーバー」と呼ばれるものがあります。

ニルギリ

インド南側の丘陵地帯、ニルギリ高原の紅茶。ニルギリは、現地の言葉で「青い山」を意味していることから、紅茶のブルーマウンテンとも呼ばれています。

他のインド産紅茶と異なり、スリランカ産の紅茶に近く、くせのないマイルドな風味で気軽に楽しめます。ストレートでも、ミルクを加えても美味しくいただけます。

3-2 スリランカ産の紅茶の種類について

スリランカがイギリスから独立する以前の国名は、セイロン。その名残から、今でもセイロン紅茶と呼ばれることがあります。

ウバ

ウバは、世界3大紅茶の1つ。クウォリティーシーズンには、良質な香味の茶葉が生産されます。

ウバフレーバーと呼ばれる刺激的な爽快感を持つメンソール系の香りと、爽やかな渋味が特徴。奥行きのある豊かな味わいの紅茶です。

ディンブラ

ディンブラ地区は、スリランカの紅茶栽培面積が一番広いところです。コクのある優雅な香りと爽快な渋味を持つ、バランスのいいスタンダードな紅茶です。

標高1200m以上の高地栽培ハイグロウンティーの中で最も生産量が多く、紅茶らしいオーソドックスな味わいが楽しめる紅茶です。

キャンディー

キャンディー地区は、街全体が世界遺産に登録されている観光地です。セイロン紅茶の父と呼ばれた、ジェームズ・テイラー氏の茶園があることでも知られています。

渋味やクセがなく、ブレンドに使用されることが多く、バリエーションに富んだ飲み方ができる紅茶です。ストレートでも、アレンジメントティーやアイスティーでも美味しくいただけます。

ルフナ

ルフナは、「南」を意味しています。標高600m以下のローグロウンティーで、アッサム系のようなほどよい甘味があり、渋味がほとんどありません。ストレートで飲むより、ミルクティーにして飲むのがおすすめです。

3-3 中国の紅茶の種類について

中国はお茶の発祥地と言われています。17世紀初頭にそのお茶がヨーロッパへ伝わり、特にイギリスで人気を博しました。

キームン

キームンは、キームン県の紅茶で、ダージリン、ウバと並ぶ世界3大銘茶の1つとして知られています。ランなどの高貴な花にたとえられるエキゾチックな香りが特徴。

渋味が少なく、まろやかな口当たりで、ヨーロッパでは「中国茶のブルゴーニュ酒」とも称されています。ストレートはもちろん、ミルクティーやアイスティーにしても楽しめます。

雲南

プーアル茶で有名な、中国雲南省の紅茶で、「滇紅」とも呼ばれています。アッサム系の雲南大葉種の茶葉からつくられ、ゴールデンチップが豊富に含まれているのが特徴です。

アッサム茶と似た味わいですが、アッサムよりもあっさりとしてのどごしのよい口当たりが特徴です。雲南紅茶独特のほのかな甘みと、繊細でスパイシーな香りは、ストレートでも、ミルクティーでも楽しめます。

サプランスーチョン

中国茶の名産地で有名な、福建省の紅茶。松の木の熱気で茶葉を乾燥させながら、その煙でスモーキーな香りをつけてつくる着香茶です。

この製法から、正露丸に似た強い香りが特徴です。反対に味は、渋味の少ないほどよい味わい。アクセントとして、他の紅茶にひとつまみ加えるのがおすすめです。

3-4 インドネシア産の紅茶の種類について

赤道直下にあるインドネシアは、1年を通して紅茶の生産が行われています。生産量、輸出量共に世界第4位を占める紅茶の主要生産国です。

ジャワ

ジャワ島は、インドネシアを代表する紅茶の産地として知られ、標高1500mの高地に茶園が広がっています。気候の変動が少なく、季節による品質の差がほとんどありません。

コクがありまろやかで、セイロン紅茶に似たスッキリとした味わいが特徴です。ストレートで飲むのがおすすめです。

3-5 アフリカ産の紅茶の種類について

アフリカでは、東アフリカを中心に紅茶の栽培が発展しています。他に比べて紅茶栽培の歴史は浅いところです。

ケニア

全体的に標高の高いケニアは、茶園も標高1500m以上の高地にあって理想的な気候条件を備えています。ケニア紅茶開発局(KTDA)が、製茶や輸出を管理しているため、生産力が安定しています。

マイルドな味わいで、適度な渋味が特徴です。主にティーバッグ用のお茶として飲用されています。ストレートでもミルクティーでも、手軽に美味しくいただけます。

3-6 日本産の紅茶の種類について

緑茶で有名な日本では、明治政府が紅茶の輸出を目的に生産を始めました。昭和初期にピークを過ぎましたが、平成に入ってから流れが変わり国産紅茶の商品づくりが盛んになりました。

亀山紅茶「べにほまれ」

三重県亀山市でつくられている紅茶『べにほまれ』は、日本初の紅茶品種と言われています。

中でも、樹齢50年以上の古木から手摘みした新芽でつくられた紅茶は、希少価値が高く最高品質であることを表す「Kiseki」というロゴマークがつけられています。

適度なコクと上品な甘みがある高級国産紅茶です。

狭山紅茶「狭山コングーブラックティー」

埼玉県西部の狭山で、緑茶品種「やぶきた」からつくられた紅茶です。

イギリスの国際食品コンテスト「グレート・テイスト・アワード」において3年連続ツーステー金賞を受賞し、世界でも知られるようになりました。渋味が少なく、なめらかさと上品な甘さが特徴。

すっきりとした後味で飲みやすい紅茶です。

4.イギリスの紅茶・おすすめブランド3選

4-1 ベノアの「ダージリン・アールグレイ」

イギリスの王室御用達商の中でも3つの紋章を受け、お茶の国際品評会ダージリンティースプリングティー部門で4年連続金賞を受賞した有名ティーブランドです。

「ダージリン・アールグレイ」は、ダージリンをベースにベルガモットオイルで清々しい柑橘系の香り付けをした高級紅茶です。

ストレートやアイスティーにして楽しむのがおすすめです。ベノアの紅茶の中でも人気の高いロングセラーの逸品です。

4-2 リッジウェイのH.M.B.

リッジウェイは、当時としては珍しい数種の茶葉を組み合わせたブレンド紅茶の販売を、いち早く始めたことで知られる有名ブランドです。

H.M.B.(ハー・マジェスティ・ブレンド)は、1886年ビクトリア女王のために完成させたリッジウェイの傑作ブレンド。セイロン茶、アッサム茶、ダージリンを絶妙なバランスでブレンドした最高級品です。

ブレンダーたちによって、今もその技術と高い品質が受け継がれています。1度は試してみたい逸品です。

4-3 ウィタードオブチェルシーの「ダージリン・セカンドフラッシュ」

イギリス国内で人気を誇るブランド。「ベストの紅茶を提供する」をモットーに様々な紅茶を提供しています。

「ダージリン・セカンドフラッシュ」は、「紅茶のシャンパン」と言われるとおり、美味しいデザートワインのような甘いフルーティーな風味が味わえる上質の紅茶です。

少なめの茶葉で長めに蒸らすと、一層豊かな香りが感じられます。ミルクなしのストレートで楽しむのがおすすめです。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。紅茶の種類は数多くありますので、好きな茶葉を見つけるとより楽しむことができます。注意点として、紅茶にも賞味期限があり、パッケージに記載されているのは開封前の期限です。

風味を大切に味わうために、1度開封したら賞味期限に関係なく、できるだけ3ヶ月以内に飲みきるようにしましょう。

ここでご紹介した紅茶の特徴や効用を手掛かりに、あなたに合った紅茶をぜひ見つけてください。

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