処刑場や幽霊で有名なロンドン塔の見どころ9選!歴史や入場料も紹介

ロンドン塔

処刑場や幽霊で有名なロンドン塔について、もっと深く知りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

ロンドン塔は、1000年の歴史を誇る要塞であり、時代の流れとともに要塞から王宮や牢獄、財宝保管所、動物園、造幣局と役割を変えてきました。

今回の記事では、王家の装飾品や歴代王の武器、牢獄などな数々の見どころを紹介します。ぜひ参考にしてロンドン塔へ行ってみてください.

1.処刑場や牢獄はゾッとする!ロンドン塔の見どころ9選

1-1 ロンドン塔を守る「ヨーマン・ウォーダーズ」

ヨーマン・ウォーダーズとは、ロンドン塔を守る退役軍人です。濃紺と赤のビクトリア朝の制服を着ているのがヨーマン・ウォーダーなので、すぐに分かります。式典の際には、赤と金の上着というチューダー朝時代の華麗な服装をするそうです。

ロンドン塔内に住み、夜警、見学者の安全確認をしています。彼らは15世紀からロンドン塔を守ってきた人達で、現在は22年以上軍隊で勤務した退役軍人です。

ヨーマン・ウォーダーには面白いあだ名があります。牛肉を食べる人、つまり「ビーフイーター」というあだ名です。ロンドン市民の食べ物が不足した時代、王に対する忠節を保つよう、当時高級だった牛肉の配給を受けていたことに由来したそうです。

また、貴族でもないのに恵まれた境遇だったため、フランス語で「食事番」を意味する言葉が語源になっているという説もあります。いずれにしろ、今は愛称として親しみを込めて呼ばれています。

1-2 この門をくぐると生きては帰れない「反逆者の門」

ロンドン塔にある内側の城壁に入る直前の歩道で、人々が見下ろしている場所があり、外側の城壁に門があります。これはテムズ川とロンドン塔を繋ぐ「反逆者の門」という門です。

ロンドン塔は牢獄としての役割も果たしており、ロンドン塔内に閉じ込められる人は、すぐ隣りのテムズ川からこの門をくぐり、ボートで運び入れられたのです。

エリザベス1世も女王になる前、「反逆者の門」をくぐってロンドン塔に幽閉されました。この門をくぐると生きては帰れない、と当時は言われていましたが、エリザベス1世は潔白だったので無事に脱出することが出来たとのことです。

彼女の幽閉は何週にも渡りましたが、牢獄に入れられた人の刑期はまちまちで、長い人では断続的に25年間も拘禁されたそうです。

1-3 ロンドン塔と深い関係のある「渡りガラスと動物園」

城壁内に入ると、大きなカラスが飼育されているのが見えると思います。これは世界最大級と言われる「渡りガラス」で、英語名は「レイヴン」です。日本では嫌われるカラスですが、いったいなぜ飼育されている理由をご存知でしょうか。

実は、かつてロンドン塔に渡りガラスが多数住みつき、駆除しようとしました。しかし、ある占い師が「カラスがいなくなるとロンドン塔が崩れる。ロンドン塔が崩れると英国が滅びる。」と予言したのです。

それ以来、渡りガラス6羽と予備の1羽を飼育するようになったとのことです。13世紀の初め頃、ジョン王はロンドン塔内でライオンを飼っていました。

その後、ヘンリー3世がヨーロッパの君主たちからライオン3頭、白クマとゾウ1頭ずつを贈られ、動物園となりました。そのライオン3頭は現在もサッカーとクリケットのイングランド代表のバッジのデザインに使われています。

1-4 美しき宝飾品の展示「ジュエル・ハウス」

ロンドン塔で決して見逃してはならない、城壁内への入り口から見て、一番奥にあるのがジュエリー・ハウスです。王や女王の身につける金糸のマントや、戴冠式などで実際に使われた杖など、値段もつけられないような宝飾品がたくさんあります。

その中でも、一番の見ものは世界有数の数々の冠です。中でも「偉大なアフリカの星」と呼ばれる見どころ溢れる巨大なダイヤモンドは見逃すことができません。このダイヤモンドの原石はカリナンと呼ばれ、3106カラットもあります。

1-5 ロンドン塔の中で最初に建てられた「ホワイト・タワー」

ロンドン塔の中で最初に建てられたのが、敷地の真ん中に見えるホワイト・タワーも見どころがあります。ホワイト・タワーという名前に疑問を持つ人もいるかもしれません。実際にはホワイトというより、グレーと言った方がいい色をしています。

大きさは縦32メートル、横36メートルの正方形に近い形で高さは27メートルあります。当時としては巨大な砦に、地元住民たちは恐れを抱いたそうです。

その後、王たちによりさまざまな大きさの塔、二重の城壁、深い堀などが造られ、難攻不落の要塞となりました。

塔は王たちの王宮でしたが、反逆や跡目争いの中では、このホワイト・タワーを手中にしたものこそが、勝利を収めるともいわれていました。つまり、この塔は力と権威の象徴だったのです。

現在は、イギリスの過去から現在にいたる武具が収められ、ホワイト・タワーは博物館として開放されています。

1-6 処刑場で有名な「タワー・グリーン」

中央にあるホワイト・タワーを出ると、すぐ隣りにタワー・グリーンがあります。タワーと呼ばれていますが、実際には広場です。ロンドン塔に収監された囚人たちは、その身分によっていくつかの処刑場に分けられました。

貴族や王族などの身分の高い囚人に対しては、暗殺以外には名誉ある斬首刑(ざんしゅけい)が用いられていたそうです。ギロチンが発明される以前は斧が使われていました。

斬首刑は、セント・ピーター礼拝堂前の「タワー・グリーン」と呼ばれるこの広場で行われていました。タワー・グリーンは、ヘンリー8世の2番目の妻アン・ブーリンが1536年に処刑された場所として有名です。

1-7 ロンドン塔の牢獄「ビーチャム・タワー」

ホワイト・タワーを背にして、タワー・グリーンの奥に見えるのがビーチャム・タワーになります。ビーチャム・タワーは、城壁の一部としても機能している塔です。石造りのシンプルな部屋は、牢獄として使われたことが多かったようです。

タワー内にある扉はとても小さく、比較的小柄な人であっても肩や頭をすくめながら潜り、やはり狭く細い階段を上っていかなければいけません。上階はギャラリーのように白く塗られた壁や天井とライトによって明るくなっています。

石の壁には塔内に投獄されていた囚人たちが残した文字や図柄があちらこちらにあります。複数の囚人が生きた証を残そうとしたのです。彼らのほとんどが処刑されたことを考えると、一種のダイイングメッセージのように見えてきます。

1-8 幽霊が出る噂もある「ブラッディ・タワー」

身分の高い人を幽閉していた塔であるブラッディ・タワーを紹介します。名前からすると、とても血なまぐさい恐ろしい塔のようですが、入ってみるとその快適そうな内装に拍子抜けするかもしれません。

もちろん塔から出ることは許されないので幽閉には間違いありません。しかし、政権争いなどで身分の高い人が囚われていたことも多く、想像とは全く違った、快適な生活を送っていた人たちもいるようです。

ですが、ここで起きた有名な事件があります。15世紀後半にエドワード4世の2人の息子である、12歳のエドワード5世とその弟リチャードがブラッディ・タワーに幽閉されました。そして、そのまま2人は行方不明になったのです。

エドワード5世の後に王座に就いたリチャード3世が、王座を手に入れるために邪魔な2人を暗殺したのだと考えられています。彼らの遺体は約150年後にホワイト・タワー近くで白骨化して見つかったそうです。

1-9 ウェイクフィールド・タワー

ブラッディ・タワーの隣りにはウェイクフィールド・タワーがあります。その地下をローワー・ウェイクフィールド・タワーと呼び、当時拷問に使われていた道具が展示されています。

ここはテムズ川の水位と同じくらいの地下にあたり、暗くひんやりとしていて、その空気が残酷な拷問の雰囲気を際立たせています。この場所こそが、ロンドン塔が抱える暗い過去をもっとも伝える場所です。

実際に使われていたという拷問の道具は、その使用方法が具体的に説明されています。恐ろしくてとても見られないものばかりですが、ロンドン塔一帯の中でも人気が高く、説明文の前は熟読する人もたくさんいます。

2.ロンドン塔の概要

ロンドン東部のテムズ川沿岸にあるロンドン塔。正式名称を「女王陛下の宮殿にして要塞」と言い、1988年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

ロンドンのシンボルの1つでもあるロンドン塔の歴史は、実に1000年近くもあります。1066年に、歴史的にも有名なノルマン・コンクエストがありました。

つまり、ノルマン人がイングランドを征服したのです。ノルマンディー公ウィリアムは、敵対していたアングロサクソン人を威嚇するため、次々と城を建てました。

中でも、ロンドン市内に築かれた建物はとりわけ威圧的でした。それが1070年代に建てられた要塞としてのロンドン塔です。

その後、歴代の王が城を建て替え、頑丈な二重の城壁を造り、そして深い堀を付け加えました。こうして、ロンドン塔はロンドンを守る難攻不落の要塞となりました。

ただし、要塞と言っても一般的な要塞ではありません。ロンドン塔の役割は要塞だけにとどまらず、他に類を見ない多くの役割を果たして来ました。

約1000年の歴史の中で、王宮、牢獄、議会の会場、公文書館、王室の財宝保管所、動物園、造幣局などとしても使われてきたのです。

3.ロンドン塔の入場料や営業時間、基本情報について

ロンドン塔の行き方

地下鉄

地下鉄Circle線、District線Tower Hill駅を下車して地上に出ると、右の方に道路の下をくぐる格好のトンネルがあるので、そこを抜けるとロンドン塔が見えます。

バス

Tower Of London駅には、市営バスの15、42、78、100、RV1の5つの系統が通っており、降りたらロンドン塔が確認できるので問題なく向かうことができます。

ロンドン塔の基本情報

ロンドン塔の営業時間

3/1-10/31
火曜-土曜は9:00-17:30
日曜-月曜は10:00-17:30

11/1-2/28
火曜-土曜は9:00-16:30
日曜、月曜は10:00-16:30

ロンドン塔の休館日

1/1、12/24-12/26

1/1、5/1、12/25

ロンドン塔の入場料

大人 £25
子供(5歳-15歳) £12
16歳以上のフルタイム学生と60歳は£19.5
家族(大人1人と子供3人)は£45
家族(2人までの大人と子供3人)は£63
5歳未満は無料

※オンライン予約による割引あり

ロンドン塔のオンラインチケット

https://www.veltra.com/jp/europe/uk/london/a/110617

ロンドン塔の地図

4.ロンドン塔の口コミを紹介

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。ロンドン塔には様々なことで使用されてきた見どころ溢れる観光スポットです。王宮や牢獄、財宝保管所、動物園、造幣局、など役割を変えた歴史が深いロンドン塔をぜひ楽しんでください。

ロンドン塔