【厳選】富山の日本酒の特徴は淡麗辛口!おすすめの逸品8選

富山 日本酒

富山といえば黒部ダムや立山アルペンルート、世界遺産の五箇山など、雄大な景観が楽しめる観光名所で知られていますが、それだけではありません。富山は日本有数の米どころであり、かつ北アルプス由来の良質な水に恵まれた日本屈指の名水の里でもあるのです。

「米どころ+名水」とくれば、日本酒がおいしくないわけがありません。富山の人口は都道府県別で37位と少ないにもかかわらず、1人あたりの清酒消費量(2015年)では新潟、秋田についで第3位の高さです。

今回の記事では、これぞまさしく富山の日本酒の特徴やおすすめ逸品を紹介しています。

富山の日本酒の特徴「芯のある奥ゆかしい淡麗辛口」

甘辛度・濃淡度を表す方法で富山の日本酒を調べると、甘辛度は「やや辛い」部類、濃淡度は「淡から濃の中間」の部類に入るため、全般的にはいわゆる「淡麗辛口」の酒といえるでしょう。

すっきりした中にまろやかさが感じられ、かつ飲みごたえがあるため、料理の味を引き立てるのにはもってこいです。こうした芯のある奥ゆかしさこそが、富山の日本酒ならではの個性を醸し出しており、「富山の酒は、まるで富山の人のようだ」と評する日本酒ファンも結構います。

現在富山では、約20の酒蔵が互いに伝統の技を競いあっています。どの蔵元も山田錦、五百万石など酒造りに適した米(酒造好適米)の使用比率が高く、全体で8割を超えています。

全国平均の2割強よりはるかに高く、この原料米へのこだわりが独特のコクとまろやかさに結びついているのでしょう。

そして各蔵元は北アルプスからの清冽な伏流水を仕込みに使用しており、良質な水のおいしさがすっきりとした飲み応えのある味わいを引き出しています。

【人気銘柄】全国の日本酒通の舌をうならせた、富山の日本酒3選

それではまず、富山の日本酒の中でも特に地酒マニアの間で全国的に人気のある銘柄を三つ紹介します。

富山のおすすめ日本酒①「勝駒 純米酒」

故・池田満寿夫氏によって書かれた酒銘のロゴが印象的な富山の銘酒。もちろん吟醸・大吟醸も絶品ですが、純米酒のコストパフォーマンスの良さは特におすすめです。

冷やして飲むと、さらりとした飲み口とふっくらとした旨みが際立ちますが、ぬる燗にしてもキレのよい辛口として楽しめます。

蔵元は明治39年(1906)創業の清都酒造場。ラベルに書かれた「小さな手造り酒やですから年に、そう、こっぽり(沢山)とはできません」の一文通り、自他ともに認める「富山県内で一番小さい蔵」です。

日露戦争から戻って造り酒屋を開業した初代の清都慶介が、戦勝を記念して「勝駒」と名付けたのが酒銘の由来です。

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富山のおすすめ日本酒②「羽根屋 特別純米」

裏ラベルにある通り、「新緑を吹き抜ける疾風のような爽やかな透明感。フレッシュな酸味とまろやかな旨み」が特徴の、富山の日本酒らしい奥ゆかしさを感じさせる淡麗辛口の純米酒です。期間限定の「特別純米しぼりたて生」もおすすめです。

蔵元は富山市にある大正5年(1916)創業の富美菊酒造。「普通の酒も大吟醸と同じような造りを」をモットーに、すべての日本酒を大吟醸と同じ工程で仕込んでいます。

純米大吟醸がJALファーストクラスラウンジに採用されたこともあり、「羽根屋」の人気はもはや全国区となっています。

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富山のおすすめ日本酒③「満寿泉 純米大吟醸」

米の力を軽やかにキレよくまとめた、富山を代表する日本酒の逸品です。ほどよく落ち着いた心地よい香りが鼻をくすぐります。「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」SAKE部門で2年連続金賞に輝いています。

蔵元は明治38年(1905)創業の桝田酒造店。全生産量のうち4割が吟醸酒を占めています。能登杜氏四天王の一人と称される三盃幸一氏が醸す酒は、吟醸香と旨みが溶けあうきれいな味わいが特徴。

全国新酒鑑評会では金賞受賞の常連ですが、ただ伝統を守るだけでなく、高級白ワインのオーク樽で熟成させた日本酒造りなど新しい試みにも意欲的です。

ちなみに、元サッカー日本代表の中田英寿がプロデュースした「日本酒キットカット」は、この「満寿泉」とのコラボによるものです。

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【コスパ最高】大手ツートップ、富山のおすすめ日本酒2選

生産量で県内1、2位を競いあう富山の大手蔵ツートップが誇る、コストパフォーマンスにすぐれた人気の逸品を1本ずつ紹介します。

富山のおすすめ日本酒④「銀嶺立山 特別純米酒」

ほのかな香りとやさしく軽やかな口あたり、そして米の旨みとほどよい酸味が心地よい富山の純米酒です。ぬる燗にするとひときわ旨さがふくらみます。

蔵元の立山酒造は文政13年(1830)の創業。明治33年(1900)にはパリ万博に出展という輝かしい歴史を持ち、富山だけにとどまらず北陸一円でも指折りの大手老舗蔵です。

富山の居酒屋で燗酒といえばその多くが立山を採用し、生産量の9割以上が富山県内で飲まれているという、地元の日本酒好きからとても愛されている銘酒でもあります。

なお数量限定で一時期だけ発売される特別本醸造金ラベルも、知る人ぞ知る人気の酒。本醸造でありながら、兵庫県産山田錦の特等・1等を55%精米しているというから、まさに大吟醸並みの驚異のスペックです。

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富山のおすすめ日本酒⑤「銀盤 純米大吟醸 播州50」

「日本名水百選」にも選ばれた黒部川扇状地の湧水群の水で仕込んだ、なめらかなのど越しとバランスのとれたキレのよさが特徴の純米大吟醸です。山田錦を100%使用し50%精米したこのクォリティの高さで、3000円を切っているとは驚きです。

蔵元は明治43年(1910)、太古の時代に酒が湧き出たと伝えられる荻生村に創業した銀盤酒造。長年愛されている「銀盤」に加えて、2017年8月に「剣岳」という新ブランドを立ち上げたばかりです。

全国新酒鑑評会で通算20回以上も金賞を受賞している実力蔵ですが、近年は日本酒以外のジャンルにもチャレンジしており、ヨーグルトを使った日本酒のリキュールや、ウイスキーの味わいを楽しめる「ホワイトオーク」なども手がけています。

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【純米酒】個性あふれるおいしさ!富山のおすすめ日本酒3選

富山のおすすめ日本酒⑥「苗加屋 純米吟醸無濾過生原酒」

ふくよかな米の香りが漂い、濃醇でボディのある口あたりではありますが、飲んでみると意外に引きしまった辛口で、キレがよくバランスもよい無濾過の生原酒です。

蔵元は文久2年(1862年)創業の蔵若鶴酒造。富山県の田園地帯に広がる散居村に囲まれ、北アルプス山系の伏流水で仕込んでいます。

主銘柄は地元で「銀盤」「立山」と共に御三家と呼ばれている淡麗辛口の「若鶴」。「苗加屋」(のうかや)は、創業家の屋号をブランドにしたこだわりのシリーズです。

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富山のおすすめ日本酒⑦「玉栄 特別純米 魂を醸す」

蔵元が直接取引をしている酒屋さんだけで販売している、無ろ過・常温保存で3年間熟成させてから出荷する特別純米酒です。

意外にクセもなくほんのりとした甘みがあって、熟成酒ならではの複雑な味わいが楽しめます。ぬる燗にすれば味にふくらみが出て、いっそう旨みが引き立ちます。

蔵元は明治27年(1894)創業の成政酒造。ブランド名は戦国時代に越中の国主であった武将・佐々成政に由来しています。日本で初めてトラスト(基金)による酒造りを実現した蔵元としても有名です。

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富山のおすすめ日本酒⑧「玉旭 ECHOES酒母搾り 純米生原酒」

2017年の春にテスト的に新発売され、「白ワインを超える日本酒」として評判を呼んだ、まったく新しい感覚の純米生原酒です。本来の日本酒造りは酵母を育てて酒母を造り、それを使って仕込むのですが、この商品は酒母の時点でしぼられています。

そのため米の甘みと旨みがたっぷりきいて、しかも酸味もしっかり感じられるから、甘口のドイツの白ワインに近いイメージです。

蔵元の玉旭酒造は文化5年(1808)創業。現在の当主は十三代目に当たります。大量生産せず、直接お客様に手渡しできるような酒造りをモットーにしている県内有数の老舗蔵です。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。富山には、シロエビやホタルイカ、寒ブリ、紅ズワイガニ、そして駅弁としても有名な名物「ますのすし」など、日本酒に合う新鮮な食材の宝庫でもあります。

富山を訪れる機会があれば、これらを肴に富山が誇る日本酒の逸品たちをぜひ一度ご賞味ください。

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