ベトナム在住の経験者が教える!日本と違うベトナムの物価事情

ベトナム 物価

みなさんはベトナム旅行をしたことがありますでしょうか。ベトナムは、日本から飛行機で約6時間の東南アジアの国であり、最近は旅行やビジネスで人気の高まっている国です。

今回はベトナムに住んだことのある筆者が、気になるベトナム物価事情についてご紹介します。日本との違いに関しても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

1.ベトナムの物価は、日本とどのくらい違うのか

ベトナムの物価は全体的に日本より安い傾向があります。まずベトナムの一人当たりGDP(国内総生産)は2017年の数値で約2,400ドルとなっています。

同年の日本の数値が約38,500ドルのため、約16倍の差があります。国民一人当たりの稼ぐ金額に16倍の差があるということで、その分物価の差も16倍までとはいきませんが、大きくなってきます。

ベトナム国内においても都市部か田舎かによって価格の上下があるのですが、(田舎の方が2割くらい安い)都市部で大体日本の1/4か1/5くらいの感覚でモノを購入することができます。

具体的な物価を挙げて日本との差を紹介

例えば現地人が利用するベトナムの屋台で一杯のフォー(ベトナムの代表的なスープ麺の料理)を食べた場合、3万ベトナムドンから4万ベトナムドンくらいが相場になります。

これは日本円で大体150円から200円程度で、日本でラーメンを食べた場合の一杯を700円から800円とすると大体4倍から5倍の差となります。基本的にこのような物価差が他のモノにも発生してきます。

ベトナムの物価変化は大きい

ベトナムの物価を考えた時に重要になって来るのが、インフレです。インフレとはモノの価値が下がり物価が上がることですが、ベトナムでは経済成長のためインフレが日常的に起こります。

ベトナムの通貨はベトナムドン(VND)ですが、先月までは〇〇ベトナムドンだったのに今月は××ベトナムドンに値上げしている、という状況も少なくありません。

そのため常に最新の物価は変化していると考える必要があります。一年ぶりにベトナムに行ったら価格がかなり変わっていた、といったことも珍しくなく、それほどまでに変化が多い国と考えてください。

ベトナムドンの為替レート

インフレと合わせて考えたいのが為替レートです。日本円からベトナムドンへの為替レートは2018年5月末現在、100円が20,937ベトナムドンとなっています。

インフレが起こると当然通貨の価値が下がるため、円に対する価値も下がり(円高)になります。当然円高の際に旅行をすれば物価は安くなりますし、円安の際に旅行をすれば物価は高くなります。

もちろんその他のさまざまな要因もあるのですが、ベトナムの物価を日本円と絡めて考える際は為替レートの高低は非常に重要になります。

日本と比較して割高になる製品とは

上述した通り、ベトナムでは全体的に日本と比較して物価が安くなりますが、物価が変わらない、もしくは物価が高くなるモノもあります。それは海外生産品やブランド品等です。

一概には言えないのですが海外(ベトナム以外)で生産した場合、そのモノの生産コストは日本販売のものと変わらないため価格が変わりません。

また、下手をすると輸送費や関税等が多く掛かる場合はベトナム購入の方が割高になる場合があります。

例えば、ベトナムにも日本のダイソーがあり日本と同じような製品を販売していますが、こちらは100円ではなく200円(4万ベトナムドン)均一ショップでした。

ブランド戦略もあるかもしれませんが、日本で販売するよりも流通コスト等が余計に掛かっているため割高になっていると思われます。

つまり簡単にまとめると、ベトナムの人件費は安いのでその安い人件費の恩恵に預かったものはその分安くなり、人件費の恩恵に預かっていなかったり、余計に輸送費等が掛かったりするものは高くなるということです。

2.旅行者が使うベトナムタクシーやバスの物価について

次に旅行者が利用するベトナムタクシーやバスの物価についてご紹介します。上述しましたがベースとして日本の1/4、1/5の感覚というものが他の物価にも適用されます。

ベトナムタクシーの物価

例えばタクシーであればベトナムの首都ハノイであれば近距離であれば3万ベトナムドン(150円)〜10万ベトナムドン(約500円)、中距離であれば10万ベトナムドン〜20万ベトナムドン(約1000円)で収まります。

日本の1/4として計算すると、近距離が600円〜2000円、中距離が2000円〜4000円となるため、大体妥当な数字となります。

タクシー会社やタクシーの大きさでも価格が変わってくるのですが、タクシーにはトラブルが付きもののため、白タクには絶対に乗らず、かつガイドブックで紹介されているタクシー会社を利用することをおすすめします。

ベトナムの路線バスの物価

路線バスについては非常に格安です。私がハノイに居住していた2011年は距離に関わらず一律3000ベトナムドン(15円)でした。

現在では数千ベトナムドン程度の値上げがされているはずですがそれでも格安です。システムはバス停で前のドアからバスに乗り、バスに乗ると車掌が集金しに来るのでお金と引き換えに切符をもらうという形です。

あまりに大きいお金でなければお釣りもしっかりもらえます。(ぼったくられる可能性は経験上低いですが、そもそも大きなお釣りを用意していない可能性が高いです)

ただし路線バスは観光客向けのものではないため、英語等の表示もほぼ無く、また観光客にとって路線図や降りる場所が非常に分かり辛いです。そのため観光客の移動手段としてはあまりおすすめ出来ません。

意外と便利なバイクタクシー(セオーム)の物価

ベトナムで意外と便利な交通手段はセオームと呼ばれるバイクタクシーです。地下鉄等の近距離鉄道が無いベトナムの主要交通手段はバイクで、渋滞が良く発生する街中では最も輸送効率の良い交通手段です。

小回りが利くセオームならタクシーやバスで移動するよりも早く到着する場合が多いです。少人数の移動や、荷物が少ない移動、近場への移動等は使いこなすと便利です。

ただ街中で待機しているセオームドライバーに直接話しかけて交渉したり、乗車中はセオームドライバーの後ろに乗り街中をそれなりのスピードで駆け抜けたりするため慣れが必要です。

価格は前交渉で大体タクシーの2/3くらいです。慣れるまでは大変ですが、一度慣れると暑いベトナムで風を感じてベトナムを最もベトナム人に近い形で見ることが出来る非常に魅力的で効率的な交通手段になります。

また、上述のタクシーにも言える事ですが、ベトナム人に道を指示する時は必ず住所を添えましょう。ベトナム人は地図を見る習慣が乏しく、住所の規則性で場所を判別するためです。

3.ベトナム旅行の醍醐味!食事の物価について

食事の物価も大体1/4から1/5程度になります。例えば庶民が利用する屋台のフォーは4万〜5万ベトナムドン(200円〜250円)くらいで、地方に行くともっと安くなり2割くらいになります。

観光客用のレストランでも一食5万〜15万ベトナムドンくらいで高級レストランでも50万〜100万ベトナムドン程度となってきます。

4.旅行前に知っておきたい!ベトナムでの宿泊費について

都市部でも2000円台で普通のビジネスホテルに泊まれます。現地通貨で言えば40万〜60万ベトナムドンくらいでしょう。

中級ホテルで80万〜120万ベトナムドン、高級ホテルでも1万円(200万ベトナムドン)を出せばかなり良いホテルに泊まれます。

ホテルについては現地通貨を用意せずとも日本からネットで予約出来るので先に済ましておくのが楽です。

5.その他の物価について

その他いろいろと物価に関わる事についてもご紹介します。

為替計算が難しい

ベトナムドンは桁が多く、為替計算が非常に手間です。大体一円が200ベトナムドンのため、200で割って大体の日本円を出すのがおすすめです。またベトナム人は価格交渉時に下3桁を省略することが多いです。

もし街の商店でベトナム人が片言の英語で説明してくれたとしても、例えば20万ベトナムドン(200,000)であれば200(トゥーハンドレッド)と言ってくる場合が多いです。

200と言われたから200ベトナムドンだと勘違いしないようにしましょう。

値引きは当たり前

ベトナムでは個人商店も多く、そう言った店では価格交渉は当たり前です。特に日本人は格好の標的ですから、最初からふっかけられている可能性も高いので強気で交渉しましょう。

ベトナム語の「おまけして」というフレーズを覚えて言っても良いと思います。ただ屋台、レストランやコンビニ等の価格が決まっている店では値段交渉は通常しないため気を付けましょう。

ぼったくりに気をつける

ベトナムではぼったくりに注意しましょう。ベトナム人は世話好きで人懐っこく非常に親しみが湧く人種なのですが、お金に対する執着は日本人よりも強く感じました。

そのため、値段交渉時に少しでも価格を釣り上げようとしたり、日本人の足元を見て高い価格を吹っかけたりする人も中にはいたので注意が必要です。

事前にガイドブック等で価格を調べたり、トラブルに巻き込まれないように信頼出来るタクシー会社を選んだり等を注意してぼったくりには気を付けましょう。

6.終わりに

今回の記事を通してベトナムのリアルな物価事情を理解いただけたでしょうか。

この記事を通して知識を持って、より有意義にベトナム旅行を楽しんでいただければ幸いです。

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