古代エジプトの歴史を知ろう!生活や文明、食事などを徹底紹介

古代エジプト

また、石造りの家を掃除して綺麗に保っておくことも主婦の重要な仕事とされていました。古代エジプト人は綺麗好きだったんですね。

古代エジプトの庶民は男女同権

古代エジプト人は夫婦子どもの家族単位で生活していました。

結婚はロマンチックというよりも、生計を立てる意味合いが強いもので、男子は結婚して子どもを持って一人前という文化のため、女の子が初潮が始まる13歳から、男の子が16歳からと早婚です。

上流階級は政略結婚が多く、裕福な階級は一夫多妻でしたが、庶民は自由恋愛も許された一夫一婦制が普通でした。また、エジプト人以外の外国人との結婚も自由でした。

夫と妻は対等で、持参金は妻の固有財産であり、両者の合意があれば離婚が可能でした。妻は貞淑を求められ、既婚女性の不倫はご法度でしたが、夫と死別・離別すれば再婚も許されるという古代にしては進んでいた社会といえます。

古代エジプトの衣服は涼しいリネン製

古代エジプト人は、ナイル川流域で栽培された亜麻から作ったリネン(麻布)の服を身に着けていました。遺跡から世界最古の亜麻の糸紡ぎ器が発見されています。

男性はシェンティ(白い腰布)、女性は筒型ワンピースという、高温のエジプトに適した軽くて涼しいシンプルなもので、3000年間ほとんど変化がありませんでした。

神の子であるファラオだけは特別な服装をしていましたが、その他の階級の服は同じもので、首輪や腕輪などの装飾品によって身分を区別していたのです。

新王国時代に小アジアから木綿が輸入されて栽培が始まり、裕福層には木綿製の薄いカラシリスも普及しました。履物はパピルス製のサンダルが主でしたが、平民や奴隷は裸足が多かったそうです。

古代エジプト人は坊主頭とショート・ボブ

頭シラミなどの衛生面の問題から、男性は刈り上げ、女性は短く刈り込んだオカッパの髪型が主でした。

頭の被り物には拘りがあったようで、上流階級や神官は人毛や麻糸で編んだカツラを好んで被ってヘアバンドで止め、金・ビーズ・ファイアンス(石英の七宝焼)・宝石を使った冠や櫛、生花などを飾っていました。

一方、庶民の娘たちは、ヘアバンドや蝶結びにしたリボン、ビーズの飾りをつけてお洒落を楽しみ、踊り子たちは長いお下げ髪の先に錘になる飾りをつけて、踊るときの邪魔にならないようにしていたそうです。

子どもは辮髪で全裸が多く、裕福な家庭の子は宝石の首飾りだけを身に着けていたようです。

古代エジプトでは植物油がボディケアの必需品

古代エジプトでは砂や強い日差しから肌を守る植物油が必需品でした。裕福層は高価なゴマ油、庶民は安価なヒマシ油を用いて肌をマッサージし、肌の色艶を保つことに特に気を使っていました。

艷やかな赤銅色の肌は、黒褐色や黄褐色の近隣民族と違うというエジプト民族の誇りであり、男女共に肌の露出に抵抗がなかったからです。

古代エジプトはアイメイクがトレンド

壁画によく描かれているように、古代エジプト人はアンチモン・アーモンド炭・酸化マンガンなどを原料とした顔料で、目の周りに黒色や灰色の太いアイラインを塗り、自前の眉を剃り落とした上から木炭で太い眉を描く独特の化粧をしていました。

このアイメイクは魔除けが目的でしたが、実は強い日差しや眼病から目を守る効果がありました。アメリカの野球選手が日差しの反射を抑えるために目の下を黒く塗っているのと同じで、サングラスの代用だったのです。

貴婦人たちは、アイラインに加えて、茶褐色の顔料を水で練った白粉、ヘンナ(ミソハギ科の草)と油脂で作った口紅や頬紅、孔雀石などの宝石をすりつぶしたアイシャドー、ヘンナのマニュキュアなど、いろいろな化粧を楽しんでいました。

古代エジプトの妻は個人財産を持っていたので、比較的裕福な家庭であれば白粉や黛などを自由に購入できました。

3000年前の遺跡から動物性の油脂に香料と樹脂を混ぜた世界最古のスキンケア化粧品が発見されています。

古代エジプト最後の女王クレオパトラ7世は、上瞼を青、下瞼を緑に彩って、ローマの英雄カエサルを魅了したといわれています。

メトロポリタン美術館のクレオパトラ像を見ると、顎が出っ張っていてあまり美人とはいえませんが、ローマ人には優美でエキゾチックな絶世の美女に映ったのでしょう。

古代エジプトの庶民は働き者だった

デモティック(ヒエログラフを簡略化した民衆文字)で記されたパピルスの古文書には、離婚時の財産分配の取り決めや二日酔いの治し方、口うるさい上司と自分勝手で欠勤の多い部に対する悩みなどが綴られています。

日中はせっせと働いて余暇にビールを飲んだりゲーム・ボードで遊んだり、家事育児をして化粧やアクセサリーを楽しんだりと、古代人の生活も現代の我々と余り変りのないものだったのかもしれません。

最後に

いかがでしたでしょうか。

古代エジプトに興味を持っていただけましたら、ぜひ一度訪れてみてください。

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