名句6選の作者と背景を紹介!奥深き日本の有名な俳句がここに

俳句 有名

芸能人が自作の句を競い合うTVのバラエティ番組をきっかけに、ここ数年根強い俳句ブームが続いています。

そこで今回の記事では、ブームの今こそ改めて目を向けたい珠玉の名句を6つ選んで、それぞれの作者と句作の背景についてまとめてみました。

有名な俳句と作者と背景を紹介!知っておきたい名句6選

有名な俳句①「古池や蛙飛びこむ水の音」

俳句と言えば真っ先にこの句が浮かぶ、という人も少なくないでしょう。俳聖と称えられる松尾芭蕉(1644-1694)の代表作で、すでに江戸時代から俳句の代名詞として知られた句でもあります。

古池にカエルが飛び込む音が聞こえた、という単純な句ですが、平凡な事象に趣きを見出す着想、カエルではなく池に飛び込む音に光を当てた着想が秀逸です。

さらには池の音を強調することで周りの静けさをイメージさせる手法が、当時の俳壇では相当に斬新だったようです。

有名な俳句②「痩蛙まけるな一茶是れに有り」

同じくカエルを題材にしたこの句は、親しみやすい「一茶調」の作風でファンの多い小林一茶(1763-1828)の代表作の一つです。

一茶は雀やカエル、子供など弱者に対する慈しみを表した句が多いことで知られています。

この句は、一匹のメスガエルを巡ってオス同士がケンカをしている様子を眺めていた一茶が、いかにも弱そうなやせガエルへの哀れみを詠んだとされています。

齢五十を超えるまで結婚できなかった自らの不遇を、やせガエルに重ねて詠んだとの説もあります。

有名な俳句③「春の海ひねもすのたりのたりかな」

芭蕉、一茶と並び称される江戸俳諧の巨匠の一人、与謝蕪村(よさぶそん/1716─1783)の代表作の一つです。

主観的な芭蕉の句に対し、蕪村は写実的で客観的な作風で知られています。諸国を巡り歩いて放浪の旅を続け、晩年は画家としても名を馳せました。

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