北海道ワイン⑤ 奥尻ワイン(奥尻ワイナリー)OKUSHIEI Kerner (奥尻ケルナー)
奥尻島は、北海道南西部の日本海に浮かぶ周囲約84㎞の島です。周囲の海は、透明度が約25mというきれいな海で、ウニ・アワビなどの魚介類が多く取れます。
また、島は、ブナの原生林が60%覆う、水が豊富な環境です。海に囲まれていることによる塩害等苦労も多いですが、奥尻ワインは、ミネラル分を多く含む、海を感じる独特の味わいが楽しめます。
おすすめのワインは、奥尻ケルナーです。澄み切った黄金色で、若いリンゴやハーブの気品ある香りが特徴です。きれいな酸が感じられる程よい辛口で飲み口は丸くやわらかです。
北海道ワイン⑥ 宝水ワイナリー RICCAシリーズ
宝水ワイナリーは、岩見沢市にあるワイナリーです。緯度から言えばもっと北国でもワインはできますが、積雪2mを越える雪国でのワイン造りは、ほとんど類を見ないといっても過言ではありません。
遅い春と早い冬の、短い期間に情熱と汗を注いで、その年のワインになるブドウを育てる、そんなワイナリーが宝水ワイナリーです。宝水ワイナリーでは、「テロワールが溶け込んだ、手工芸のワインを」をモットーにワイン造りをしています。
RICCAシリーズのワインをお勧めします。岩見沢にある宝水ワイナリーの自社農園で収穫されたブドウのみを使用したワインです。
雪の大地、岩見沢のテロワールを表現できるよう醸造されたスタンダードシリーズです。世界に類を見ない雪国のワインをぜひ、味わってみてください。
家族経営の北海道ワイナリーが作る、おすすめワイン2選
北海道ワイン⑦ ドメーヌタカヒコ ナナ・ツ・モリ
ドメーヌタカヒコ パストゥグラン2015 酢エチっぽい香りがある まだまだ良くなるなあ~ pic.twitter.com/tRxRAvSDAO
— 鴨肉 (@ryaukwan) 2017年12月27日
ドメーヌタカヒコは、余市町でワイン造りをすることを目的に始まった家族だけで経営する醸造所を持つ農園です。ビオで管理されたピノ・ノワールを9000本植えています。
長野県の小布施ワイナリーの次男である曽我貴彦氏が、日本中、世界中のワイン産地をめぐった中で出会ったジュラのオベルノアのワインを強く意識したワインを造っています。ビオロジック、野生酵母、完全全房発酵の自然なワイン造りを目指しています。
そんな自然派ワインのなかで、ナナ・ツ・モリをご紹介します。自社畑4.5haのピノ・ノワールからのワインです。栓抜の理想は2年以上熟成させてから、というこのワインはおすすめの逸品です。
北海道ワイン⑧ YAMAZAKI WINERY(山崎ワイナリー) ピノ・ノワール
山崎ワイナリーは、三笠市で4代に渡り農作業に従事してきた家族が経営するワイナリーです。地域に根付き、技術革新、農産物の高付加価値化、農家の自立を意識してきた結果としてのワイナリー設立でした。
今まで、農産物の品質にこだわって作ってきたように、ワインにおいても少量ながら、質の高いワイン造りを目指しています。
そんな山崎ワイナリーのワインから、ピノ・ノワール青ラベルをおすすめします。ワイナリーから一望できる南斜面のブドウのみを使用しています。深いルビー色で、エレガントな赤い果実香、繊細で緊張感のあるピノ・ノワールです。
このワインは、2012年、TV番組「遠くへ行きたい」2018回「家族が育てる北の大地の恵み」で、「奇跡のワイン、奇跡のピノ」として紹介されました。
まとめ
北海道の特色あるワインをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。北海道の雄大な自然、厳しい自然、そんな中で、人の手によって、心を込めて造られるワインは、飲む人に感動を与えずにはおかないでしょう。
北海道ワインを一口飲むとき、大きな北の大地の恵みに包まれることでしょう。ぜひ、手に取って、味わってみてください。