5分で理解できる!奈良の名園『依水園』の簡単見どころまとめ

依水園

そのような地に、時めく商人が、自分のための茶室を建てよう、庭をつくろうと思うのは、自然なことでした。

その後、1939年、海運業で財をなした中村家が依水園を買い取ります。1969年には、中村家所蔵の美術品を展示、公開するため、寧楽美術館が園内に建てられました。

4.最大限楽しむために!依水園の見どころを紹介

依水園の見どころ①「前園」

清須美道清によって移築された三秀亭の前の池には、鶴亀をなぞらえた中島をつくり、池の周りには灯篭が品よく置かれています。

池の護岸の石組みは、江戸時代の庭園の特徴をよく表しています。

三秀亭では、前園を見ながら、昼食や抹茶をいただけます。都会の真ん中にありながら、鳥の鳴き声の他には何も聞こえないような静けさの中でおいしい料理をいただけるのは、最高の贅沢であるように思います。

依水園の見どころ②「後園」

園内に建てられた建物の間の通路を抜け、狭い石畳を抜けると、一気に視界が開けます。

遠くに見える若草山をはじめ、春日奥山や御蓋山(みかさやま)、近くに見える東大寺南大門を借景としています。

はるかに広がる空間と池に映る青空を取り込んだ、息を飲むような美しい庭園です。

氷心亭(ひょうしんてい)は、新薬師寺に使われていた天平時代の古材を天井板などにつかった明治時代の書院造の茶室です。ここでは、後園を見ながら抹茶をいただけます。

依水園の見どころ③「寧楽美術館(ねいらくびじゅつかん)」

中村家3代が集めた、神戸大空襲を免れた二千数百余点を所蔵しています。

古代中国の青銅器や拓本、高麗・朝鮮王国の陶磁器、日本の茶道具など、定期的に展示入れ替えを行っています。

依水園の見どころ④「季節の花々」

2月の椿に始まり、3月はアセビや紅梅。

4月は、桜やツツジ、5月は藤や菖蒲、カキツバタ。

6月は、菖蒲やスイレン、7月はハス。

8月は百日紅、10月は萩。

11月は紅葉、12月山茶花と一年を通じて、お花を楽しめます。

とくに、5,6月の菖蒲、秋の紅葉は見ごたえたっぷりです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。依水園の魅力が伝わったでしょうか。

依水園には、日本語や英語、中国語のボランティアガイドの方がおられて、熱心に説明してくださいます。

そして、依水園のまわりは、奈良らしい静かなたたずまいのところです。

有名なお蕎麦屋さん(喜多原)や、工場跡地のカフェ(工場跡事務所)などが近くにありますから、ぜひ、訪れてみてください。



依水園