鹿児島の日本酒は唯一無二。40年の空白を埋めるおすすめの酒

鹿児島 日本酒

鹿児島の日本酒と言えば、誰もが芋焼酎を真っ先に思い浮かべることでしょう。

鹿児島は押しも押されもしない芋焼酎の本場であり、有名な「森伊蔵」「魔王」「伊佐美」をはじめ、鹿児島だけで100を超える焼酎の蔵元がしのぎを削っています。

成人1人当たりの焼酎消費量ランキングを見ると、鹿児島は年間24.45リットルでダントツの第1位です。それに対して日本酒の消費量は年間1.38リットルで47位、つまり47都道府県中で最下位です。

しかし平成26年(2014)になって、鹿児島で日本酒造りへの取り組みをスタートさせた蔵元があることを、皆さんはご存じでしょうか。

今回の記事では、鹿児島県内で唯一無二の日本酒として知る人ぞ知る「薩州正宗」に、スポットを当ててみたいと思います。

鹿児島の日本酒は、焼酎の進化を目指して取り組んだ挑戦の成果

本格芋焼酎の本場である薩摩の地にあって、日本酒造りは約40年の間途絶えていました。

これは南九州に広がるシラス台地が酒米の栽培に適さない土地であることに加え、南国鹿児島では日本酒造りに求められる低温でのきめ細かな温度管理が難しく、安定的においしい日本酒を供給しづらい環境だったことが大きく起因しています。

そうした中、伝兵衛蔵、傳蔵院蔵、金山蔵の三つの醸造蔵を持ついちき串木野市の焼酎メーカー濱田酒造が、蔵の一つである金山蔵を使って日本酒の醸造に着手することを発表し、県内で大きな話題となりました。

これは日本酒造りから得られる知見から学ぶことで、焼酎のさらなる品質の向上につなげることに期待した新たなチャレンジでした。

そして商品開発を担当する職員が県外の蔵元で3カ月間日本酒造りのノウハウを学び、蒸留酒である焼酎との製法の違いに戸惑いながらも杜氏の技を修得。

華やかな香りと旨み・甘みのバランスが調和した「薩州正宗」を誕生させたのです。

鹿児島の日本酒は、名門蔵元で修業を積んだ杜氏が造る渾身の逸品

それでは、40年の時を経て鹿児島の地で新たに誕生した日本酒、「薩州正宗」のラインナップ3種をご紹介します。

いずれも「焼酎の口直しに飲む日本酒」がコンセプトであり、薩摩地鶏やキーコン(地鶏と野菜の煮物)、さつま揚げなど、味付けの濃い鹿児島の郷土料理に負けない、しっかりした味わいが特長となっています。

鹿児島のおすすめ日本酒①「薩州正宗 大吟醸酒」



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