カレーは日本人にとって食卓には欠かせないメニューですが、キーマカレーというのをご存知でしょうか。聞いたことはあるけれども、どんなカレーなのか知らない人も多いでしょう。
今回の記事では、キーマカレーとはどんなカレーなのか、どのように作るのかなど、気になるキーマカレー事情について紹介します。
1.キーマカレーとは何か?
キーマカレー インドの由来
キーマカレーはインドの言葉であるキーマ(ひき肉)が由来となっています。その名のごとく、ひき肉のカレーということになります。
内容としては「ひき肉のカレー料理」という意味だけなので、具の内容や調理の仕方などに決まりはないです。
また、インド国内における宗教の戒律の影響もあり、素材となるひき肉も違います。チャパティーなどと一緒に食べたり、サモサなどに詰めて食べることもあります。
日本でのキーマカレーの事情
日本では、1950年代創業の東京にあるインド料理店で出されたのが、最初だといわれています。ただし日本では宗教上の戒律など、インドに比べると非常に緩やかです。
キーマカレーは、ひき肉のカレーという決まりはありますが、それ以外に決まりが特にないので、日本では家庭の簡単なカレー料理として普及していった背景があります。
人によって、定義や調理方法もさまざまなとらえ方があるといわれています。
2.キーマカレーとドライカレーの違いとは?
キーマカレーをドライカレーと同じものだ、という考えのひとも多いのではないでしょうか。でも実際は内容が違うのですが、どこの違いか比較してみましょう。
キーマカレーの特徴とは
本来、キーマカレーとはひき肉で作ったカレー料理を指しています。水分量には規定が特にあるわけでありません。
煮物の様な汁が多いものもあれば、ひき肉を炒めてカレー味をつけただけの料理もあります。
ドライカレーの特徴とは
ドライカレーとは、乾燥している、汁がない状態のカレー風味のチャーハンやピラフのことです。ですから、ドライカレーの内容によっては、ひき肉を使用しないときもあります。
キーマカレーとドライカレーは、ひき肉を使っているのか料理しているか、という点が大きな違うポイントとなります。
日本では家庭料理のメニューとして、ドライカレーが独自の進化してきたために、キーマカレーとドライカレーと混同されやすい背景がうかがえます。
3.キーマカレーの具材や作り方を紹介しよう
キーマカレーを実際に作るための材料やレシピはどうすればよいのでしょう。
キーマカレーに必要な材料
・ひき肉(お好みで牛、豚、鶏どれでもOKですが、本格的なキーマカレーの場合はヤギ肉や羊肉が良いようです)
・玉ねぎ、にんじん、にんにく、トマト(ケチャップでもOK)、その他お好みの野菜
・コンソメだし