みなさんはレモネードのことをどの程度ご存知でしょうか。
名前を聞いたことはあるけど、飲食店のメニューであまり見かけないし、実は飲んだことがないかも…と言う方も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、レモネードの定義や歴史、効能、種類などについて簡単にまとめてみました。
1.レモネードとは、こんなドリンク
レモネード専門店の美味しくて好き pic.twitter.com/ufz3PY0pYm
— 緋葉 (@scarlet_akeha) 2018年9月25日
レモネードは英語でlemoade、つまりlemon+ade(果汁を薄めて甘味料を加えた飲物)であり、レモン果汁に甘味を加えて冷水で割った果汁飲料のことです。
甘味を加える材料としてはシロップやはちみつ、砂糖などがよく用いられますが、日本では、はちみつを使った場合「はちみつレモン」と呼ばれることもあります。
なお、冷水で割る代わりに熱湯で割れば「ホットレモネード」(または「ホットレモン」)になり、炭酸で割ると「レモンスカッシュ」になります。
レモンスカッシュやホットレモンは、昭和レトロな純喫茶では定番のメニューなので、レモネードに比べると飲んだことのある人は多いかも知れません。
ちなみにアメリカの家庭では、レモネードは暮らしに根付いた飲み物であり、日本で来客時にお茶を出すような感覚でレモネードが出されるそうです。
2.レモネードにまつわる歴史とは
レモネード発祥の地は、世界四大文明の一つを生んだエジプトだと言う説が有力です。
レモンの原産地はインドですが、記録として残る中で最初にレモネードを作った(とされている)のは、11世紀にエジプトで暮らしていたペルシャ人のKhusrawさんで、自伝の中にその記述が出てきます。
その後12世紀までには、レモネードは売り物として作られるようになり、中近東各地で広く販売されていたようです。
日本に初めてレモネードが伝来したのは、1853年(嘉永6年)にペリーが浦和に来航した時だと伝えられています。
ペリーが幕府の役人にレモネードを振る舞おうとしたところ、栓を開ける「ポン!」という音を役人は銃声と勘違いし、思わず刀に手をかけたという逸話が残っています。
なお、昔懐かしい炭酸飲料のラムネは、外国人が発音したレモネードが「ラムネ」と聞こえたことがその名の由来です。
3.レモネードに期待できる効用や、作り方とは?
レモンには多量のビタミンCとクエン酸をはじめ、ポリフェノール、リモネン、カリウム、ペクチンなど、美容と健康に欠かせない成分が多く含まれています。