たった4日間でロンドンを灰へと変えたロンドン大火もはじまりはありふれたボヤ騒ぎでした。火災現場となったシティオブロンドンは、現在は金融街として知られるシティのことです。当時はローマ時代の城壁に壊れ、木造住宅がひしめいていました。
一説では当時のシティの人口は46万人とされており、イングランランドの人口の一割がシティに住んでいました。ロンドン市内の約85%の家屋が焼失したとと言われています。
2-7 ロンドンダンジョンの内容⑦「スウィーニー・トッド」
バザルジェットが考案したロンドンの下水道を通過します。下水道の悪臭漂うフリートストリートにはミセス・ロベットのパイ屋さんがあります。さて、そのパイの中身はなんでしょうか。新鮮なお肉はどこから仕入れられているのでしょうか。
スウィーニー・トッドの愛称でしられるベンジャミン・バーカーの理髪店にやってきました。店内に入った客は二度と外に出ることはありません。なぜなら彼らは殺害されて、ミセス・ロベットのパイの材料になってしまうからです。
スウィーニー・トッドとは、19世紀のイギリスで流行した都市伝説です。様々な怪奇小説にも登場する架空の連続殺人鬼であり、ロンドンのフリートストリートに理髪店を構えていました。トッドの店の椅子には仕掛けが施されていて、裕福な人物が来店すると、地下に落として殺してしまいます。
地下では、トッドの共犯者であるパイ屋の女主人、ミセスロベットの店とつながっていて、死体をミートパイに混ぜることで証拠隠滅を図るのです。
2-8 ロンドンダンジョン⑧「切り裂きジャック」
「テン・ベルズ」へようこそ。ここは、切り裂きジャックの被害者のひとりが飲みにきていたパブです。1888年8月31日の未明、最初の被害者メアリー・アン・ニコルズが無残な惨殺死体で発見されます。そして、それからわずか3か月の間に立て続けに4人の娼婦がバラバラ死体で見つかったのです。
黒いトップハットに赤い裏地の黒いマントという出で立ちで犯行を重ねた切り裂きジャックの正体は今もなぞのままです。犯人は一体誰だったのか、事件から100年以上たった現在でも切り裂きジャックに人気が集まるのは、彼の正体がミステリアスだからでしょう。
2-9 ロンドンダンジョン⑨「ドロップライド・トゥ・ドゥーム」
裁判所と裁判官をテーマにしたこのアトラクションでは観客の中から被告人が選ばれます。観ているぶんにはとても面白いショーですが、裁かれたくない人は、裁判官の目に留まらないよう隅のほうに隠れていましょう。
さて、裁判官、神父、死刑執行人、役者は揃いました。縄はもう目の前です。ドロップライド・ザ・ドゥームは館内ツアーの最後を飾るにふさわしい、スリル満点のフリーフォール型の乗り物です。苦手な方は遠慮せずに係員に言えば、この乗り物を乗らずに外へと出るドアの位置を教えてくれます。
3.ロンドンダンジョンの概要や歴史
ロンドンダンジョンはもともと1974年にロンドン・ブリッジ駅のすぐそばに、「恐怖の歴史の博物館」として開館しました。当初は見学者が館内を自由に見て廻るスタイルでしたが、1997年に「審判の日」というアトラクションが追加されました。
見学者らは裁判にかけられた後、ボートに乗ってテムズ河を下りながらさまざまなシーンを通過する、というものでした。これを機にこの博物館は俳優主導型、観客参加型のユニークなテーマパークへと変化を遂げていきました。
2000年には「ロンドン大火」、2003年には「黒死病」、2004年にはボートの改良、2005年には「亡者の迷宮」、2006年には「スゥイーニー・トッド」が追加されました。2007年には総工費150万ポンドをかけてフリーフォール型の乗り物「エクストリーム・ドロップライドトゥドゥーム」が導入されました。
2008年には「切り裂きジャック」コーナーの改装が行われ、2010年には「ブラッディ・メアリー・血まみれの女王」が追加されました。2011年には国内初となる5Dのアトラクション「復讐」が開発されました。
そして2013年に、旧ロンドン市庁舎のあった現在の場所に移設されています。ルネッサンス様式の建物内には水族館「シーライフ」も入居しています。
4.ロンドンダンジョンの基本情報やチケット予約方法
ロンドンダンジョンの基本情報
■営業時間
月曜、火曜、水曜、金曜は10:00-17:00
木曜は11:00-17:00
土曜、日曜は10:00-18:00
■休業日
年中無休
■入場料
£25.95
4歳-15歳は£20.95
4歳未満は無料
£17.95
4歳-15歳は£15.50
4歳未満は無料
オンライン予約はこちら
https://www.veltra.com/jp/europe/uk/london/a/18612
■URL
http://www.thedungeons.com/london/en/
■地図
5.ロンドンダンジョンの口コミ
ロンドンダンジョンすごくおもしろかったんだよー いきなりジャンヌダルクの火刑シーンから始まり黒死病で死に絶えた町(通路に死体転がってる)とか奥さん全員処刑しちゃった王様とかすごく真面目に展示してあるんだよ そして全部実際の歴史上の話ってのが一番怖いんだよ…
— わらび (@warabiforattac) 2016年6月22日
ロンドンダンジョン終わった…こんなに怖いなんて聞いてない!夢に出たらどうしてくれる
— れむー (@kurenainosigure) 2015年6月16日
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。ロンドンダンジョンは、ロンドンの黒歴史を体験できるアトラクションです。ロンドンを訪れた際には一度体験してみる価値があるでしょう。しかし、怖い話や乗り物が苦手な方は遠慮しておいた方が良いかもしれません。
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