世界最大級の美術館!ルーブル美術館の見どころたっぷり作品10選

ルーブル美術館

世界一有名なルーブル美術館の見どころポイントを知りたいなと思っている方も多いのではないでしょうか。

パリにあるルーブル美術館は、総面積6万平方メートルの展示スペースに、収蔵品35万点以上の中から3万5千点も作品が展示されています。

今回の記事では、毎年800万人以上の入場者の訪問を名実ともに世界最大級のルーブル美術館について、有名な作品やチケットの入手方法、歴史などを紹介します。

1.ルーブル美術館の見どころたっぷりの展示品10選

1-1 ルーブル美術館の見どころ作品①「ミロのヴィーナス」

ルーブル美術館にあるミロのヴィーナスは、ギリシャ人が追究した永遠の美と愛をつかさどる女神です。1820年にミロス島で発見されたことから、ミロスのアフロディーテと呼ばれることもあります。

高さは203cmで、発見された当時は台座もありましたが、ルーブル美術館に運び込まれる際に紛失してしまいました。台座に書かれていた記述により、紀元前130年頃に活躍していたアンティオキアのアレクサンドロスによる作とされています。

この彫像の上半身が女性の裸体となっていることから、海から生まれた愛と美の女神であるアフロディーテであり、ローマ神話のヴィーナスだということがわかります。

1-2 ルーブル美術館の見どころ作品②「モナ・リザ」

モナ・リザは、レオナルド・ダ・ヴィンチによる世界一有名な名画です。パリのルーブル美術館に訪れたのであれば、こちらの見どころ作品は必ずチェックしましょう。

イタリア・ルネサンスに大きく影響を受けたフランソワ1世は、レオナルド・ダ・ヴィンチをイタリアからフランスに招いたため、彼によるいくつかの作品がルーブル美術館で見られることになり、モナ・リザもこれらの作品の一つになります。

1503年から1506年にかけて描かれたとされる見どころ溢れるこの作品は、フランソワ1世が1518年に取得し、以後100年以上フォンテーヌブロー宮殿にありました。

ルイ14世がモナ・リザをヴェルサイユ宮殿に移したあと、フランス革命後にルーブル美術館に戻りました。盗難や損壊事件が相次いで発生したため、モナ・リザは防弾ガラスのケースに収められて展示されることになりました。

実際にモナ・リザの名声が一気に高まったのが、1911年8月21日に起きた盗難事件の時で、事件発生から2年後にイタリアで見つかった後、ルーブル美術館に返却されました。

1-3 ルーブル美術館の見どころ作品③「サモトラケのニケ」

ルーブル美術館に展示されているサモトラケのニケは、エーゲ海の北東にあるギリシャのサモトラケ島で、1863年にフランス領事シャルル・シャンポワゾによって発見されました。

ギリシャ文明が栄えていた当時、サモトラケ島は聖地として数々の偉大な神々に捧げられた神殿が建っており、神殿では海難事故から船員の安全と戦いの勝利が祈願されていました。

この像は紀元前2世紀に、海戦の勝利を記念して造られたと考えられています。ギリシャ語では、勝利のことをニケと言うので、サモトラケのニケと呼ばれています。

両翼を広げた瞬間の姿と風にはためく衣服が写実的にとらえられ、ヘレニズム期に特徴的な派手なポーズは、 遠くからでも認識できるような目印となりました。

1-4 ルーブル美術館の見どころ作品④「カナの婚礼」

カナの婚礼は、ナポレオン1世によって、イタリアから持ち込まれたルーブル美術館最大の宴席絵画です。モナ・リザと対面する形で、縦6.8メートル、幅9.9メートルの巨大なヴェロネーゼの作品、カナの婚礼が見られます。

もともとは、ヴェネツィアのベネディクト会修道院の食堂を飾っていました。宴席の絵としては美術史上最大であり、ルーブル美術館が所蔵する作品の中でも最も大きい見どころ溢れる作品の一つです。

聖書で書かれたカナの婚礼のエピソードを、ヴェロネーゼは16世紀当時の栄えていたヴェネツィアに置き換えて描いており、ヴェネツィアの華やかさや人々の服装、豪華な建物、豊かに描かれた宝石および銀製の皿の中に見出すことができます。

これらの人物がほぼ等身大で描かれる一方、画面上部に行くに従って、人物たちが小さく薄くなることによって、鑑賞者を場面に引き込むような遠近法の効果が巧みに発揮されています。

1-5 ルーブル美術館の見どころ作品⑤「ナポレオン1世の戴冠式」

「ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」と呼ばれるこの作品は、1804年の12月2日に、パリのノートル・ダム大聖堂で行われたナポレオン1世の戴冠式の様子を、ナポレオン1世の主席画家であるジャック・ルイ・ダヴィッドが描いたものです。

ダヴィッドは新古典主義に則って、水平軸および垂直軸を意識した構成で本作品を描いています。総勢150名からなる参列者が視線を中心人物であるナポレオンに向けて、見るものの意識をこの歴史的瞬間に集中させるような効果をもたらしています。

後にアメリカの実業家から、複製を描くように注文を受けたので、ダヴィッドは記憶を頼りに二作目を完成させました。オリジナル版に比べて若干小さくなっている二作目は、現在ヴェルサイユ宮殿に飾られています。

1-6 ルーブル美術館の見どころ作品⑥「民衆を導く自由の女神」

ウジェーヌ・ドラクロワによって描かれたこの大きな作品は、1830年の7月革命を主題としています。彼は、祖国のためにこそ戦ってはいないが、祖国のために絵を描こうと決断し、1830年の10月から12月にかけて製作した後、1831年5月のサロンで展示しています。

バリケードを乗り越え、最終攻撃を仕掛けようとする群衆がフランスのシンボルであるマリアンヌに導かれています。フランスの共和制および民主政治を表す代表作として、政治的にも文化的にも大きな影響を与えている作品です。

本作品は縦2.59メートル、横3.25メートルと大変大きいため、ジャンボジェットと呼ばれたボーイング747型機でも運ぶことができず、エアバスのベルーガという大型貨物機で輸送されました。

1-7 ルーブル美術館の見どころ作品⑦「メデューズ号の筏」

ロマン主義を牽引したジェリコーの代表作であり、ジェリコーはここで実際にあった事件を主題とし、人物を等身大にリアルに描くことで、新古典主義からの脱却をはたしました。

この作品をきっかけとして、若いジェリコーの名が国際的に知られるようになりました。今日では、ジェリコーはフランスのロマン主義を代表する画家として語られています。この作品は、1816年7月5日にモーリタニアの沖合で座礁したメデューズ号の難破事件を元にしています。

150名以上の乗組員を乗せた軍艦が座礁した後、彼らが急ごしらえで筏を作り、13日間にわたる漂流生活の結果、生き残った生存者は10名に過ぎなかったという事件のことを知ったジェリコーは、事件に関する資料を集め、丹念に調べ上げ、救出の希望と遭難の苦しみとを描きあげています。

1-8 ルーブル美術館の見どころ作品⑧「ルイ14世の肖像」

この見どころ溢れる作品は、1701年にイアサント・リゴーによって描かれました。当初は自身の孫に当たり、スペイン王となってまもない、マドリードのフェリペ5世に送る予定でした。

しかし、ルイ14世は本作品を見てあまりにも気に入ってしまったため、ヴェルサイユ宮殿のアポロの間に飾ることにしました。

当時63歳のルイ14世は青の聖別式の衣装を身にまとい、王剣を脇に携えています。王の右手は、王冠の前に位置する笏(しやく)の上に添えられ、王の正当性を示しています。

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