みかんの旬は春それとも冬?美味しさの鍵を握るみかんの旬とは

みかん 旬

大晦日、テレビの歌番組を見ながら、おもわず口に運んでしまう「みかん」。コタツの上に山と積まれ「炬燵みかん」とも呼ばれる温州(うんしゅう)みかんは冬の定番でした。

そもそも「みかん」と呼ばれる果物は何種類ぐらいあるのでしょう。実は夏に収穫時期を迎える露地栽培の「みかん」はないのに、なぜ夏みかんがあるのか。

そんなみかんの旬について、温州みかんを中心に迫ってみましょう。

1.まずはみかんの種類について知ろう

みかんってどんな果物?

みかん(蜜柑)とは、ミカン科ミカン属の常緑低木または高木、6月頃に白い花をつけ、冬に黄色い果実が実ります。

発祥は諸説ありますが、江戸時代で紀州藩(現在の和歌山県)が栽培を奨励し本格的な栽培が始まりました。

みかんの種類

日本では、通常みかんといえば「温州(うんしゅう)みかん」を指します。温州みかんは日本が原産とされ品種は115種類、温州みかん以外のみかんを「中晩柑(ちゅうばんかん)」と呼びます。

「農林水産省特産果樹生産動態調査」によると、夏みかん・ポンカン・デコポン・ハッサク・ブンタンなど85種類あるそうです。

2.温州みかんの分類と旬の時期について

温州みかんは収穫時期によって次の4つに分類されます。極早生から晩生にかけて、味はすっきりから濃厚へと、皮の厚さは薄皮から厚皮へと変化します。

温州みかんの分類①「極早生(ごくわせ)」

9月〜10月下旬に収穫され、外皮に青みが残り酸味が強く甘酢っぱいのが特徴。

温州みかんの分類②「早生(わせ)」

10月下旬〜12月上旬に収穫され、程よいオレンジ色と控えめの甘さと酸味が特徴です。

温州みかんの分類③「中生(なかて)」

11月下旬〜12月下旬に収穫され、甘さがより増して早生に較べると皮が厚くなり、「普通(ふつう)」とも呼ばれます。

温州みかんの分類④「晩生(おくて)」

12月下旬〜3月上旬に収穫され、正月にコタツの上に並ぶのはほとんどがこの品種です。

3.これは知っておきたい!美味しいみかんの選び方

甘いのから酸味のきいたものなど好みは様々ですが、ここでは甘いみかんを見分けるポイントを温州みかんを例にご紹介します。

みかんの選び方①「形:扁平な形(平べったい)」

縦に長い形(おにぎり型)よりも平べったい扁平な形のものが甘いとされています。

みかんの選び方②「色:赤みの濃い色」

黄色い色より、赤い色の濃いみかんがより甘いとされています。

みかんの選び方③「表情:表面がデコボコ(キクみかん)」

より確実に甘いみかんを見分ける方法の一つが全体の表情です。表面に細かくデコボコした菊の花のような形になったものがあります。

畑の水分量の不足によって生まれ「キクみかん」と呼ばれているのですが、中身は大変甘くなっています。

みかんの選び方④「軸:薄い緑の切り口」

軸の切り口の色が濃い緑色より薄い緑色をしているものが甘いのです。

4.夏に美味しいみかんはあるの?

夏みかんの旬は春

温州みかんをはじめ、柑橘類のほとんどは9月から3月頃に収穫時期を迎えます。「夏みかん」という名前が夏に収穫するイメージを持たせますが、実は4月下旬から5月下旬ころが食べごろです。

元々秋に収穫していた夏みかんですが、この時期は酸味があまりに強く食べることができませんでした。

そこで収穫を翌年の夏まで遅らせる、あるいは冬に収穫して貯蔵するといった工夫をすると、酸味が抜けて初夏のころに美味しくいただけるようになり「夏みかん」と呼ばれるようになったそうです。

夏に美味しいハウスみかん

夏に店頭に並ぶ美味しいみかんの正体は「ハウスみかん」です。温州みかんの極早生や早生種をハウス栽培によって温度調節し、夏に出荷時期が来るように育てられたみかんです。

手間がかかる分、みかんとしての質は高くなり、美味しいみかんが作れるのですが高価になってしまいます。

5.冬に美味しい旬のみかん

みかんの旬は冬です。どのみかんが美味しいのかは好みによってかわるので、一概には言えません。しかし、冬の定番「炬燵みかん」をたのしみたいのなら晩生温州みかんがおすすめです。

1月から2月の一番寒い時期に収穫期を迎え、皮は少し厚くなりますが味が濃厚で甘みと酸味のバランスが素晴らしいのです。

温州みかん以外では、この時期に収穫期を迎える伊予柑やポンカンがおすすめ。香りが強く甘みも強いのが特徴です。

6.最後に

温州みかんは、含まれるシネフィリンという物質に脂肪燃焼効果があるとされ、他にも色々な栄養素が含まれる健康食品です。

冬の夜長にみかんをほおばりながら、健康でキレイになっていく自分の姿を想像するのも楽しいかもしれません。

みかん 旬