大阪の日本酒は食を引き立てる!食い倒れの街が育んだ美酒7選

大阪 日本酒

「利休梅」は、文政9年(1826)に創業した大門酒造の主銘柄。その昔、清少納言が枕草子で「野はかた野…」とその情緒ある自然を讃えた交野が原(交野市)の銘酒です。

若い頃に世界を放浪したという6代目蔵元が自ら杜氏を務め、清水ヶ谷の湧き水を使って、酸味の効いた飲み口の爽やかな酒を造り続けています。

「静香」は兵庫県産山田錦を100%使った、柔らかな吟醸香とすっきりとしたシャープな味わいが特長の純米吟醸酒。様々な食の場面にマッチする人気の定番です。

大阪の実力派の日本酒②「天野酒 純米大吟醸 天游」(西條合資会社)

最高級の「特A山田錦」を50%以下まで精白し、徹底的に旨味を追求したバランスの良い純米大吟醸です。蔵の持ち味であるコクの深さを備えながらも、爽やかな香りとさっぱりとした後味に仕上げられています。

蔵元は享保3年(1718)創業の西條合資会社。自家精米した酒造好適米を使用し、南部杜氏が昔ながらの技を用いて醸しています。

日本酒造りの他に、室町期に寺院で造られ太閤秀吉も愛飲した「僧房酒」の復刻版や、バウムクーヘン、葛餅などのスイーツも手がけています。

大阪の実力派の日本酒③「三輪福 純米大吟醸」(井坂酒造場)

山田錦を45%まで磨いた、グラスに注いだ時にも口に含んだ時にも極上の香りを放つ、ていねいに仕込まれた純米大吟醸酒です。

「三輪福」は文政元年(1818)に「だんじり祭り」で有名な大阪南部の泉州・岸和田で創業し、今年でちょうど200周年を迎えた井坂酒造場の主要銘柄です。

酒の神様として知られる奈良の三輪神社から、特別に「三輪」という酒銘の使用を許されており、昔ながらの手造りで酒本来の旨味を大切にしています。

他にも「だんじり」という名の、地元で愛されている銘柄もあります。

大阪の実力派の日本酒④「國乃長 大吟醸」(壽酒造)

兵庫県産山田錦を精米歩合50%まで磨いて仕込んだ大吟醸酒。香り高さと共に、熟成したまろやかな味わい深さを兼ね備えています。

和食なら煮物・焼き物と好相性ですが、魚のマリネやチーズなどの洋食にもよく合います。金と黒で構成されたシンプルで高級感のあるラベルは、ギフトとしてもおすすめです。

蔵元は文政5年(1822)創業の壽酒造。「國乃長」という名前は創業当時からのもので、醸の国の長であらんという決意から来たものだそうです。

また、日本酒と同じ「國乃長」ブランドで地ビール造りも手がけています。

大阪の実力派の日本酒⑤「片野桜 山廃仕込純米酒 無濾過生原酒」(山野酒造)

濃醇で味の幅が広く、コクのある深い味わいが特長の純米無濾過生原酒です。口に含むと米の旨味がまず広がり、その後に追いかけて来る酸味が絶妙のバランスとなっています。

生原酒ですが、ぬる燗にしてもおいしくいただけます。蔵元は江戸末期創業の山野酒造。全製造数量の約8割が特定名称酒で、そのうちの4割を原酒で蔵出しするほど原酒にこだわっている蔵です。

全国新酒鑑評会ではこの10年で7度の金賞を受賞しています。

最後に

今回ご紹介したいくつかの蔵元のうち、大門酒造、井坂酒造場、西條合資会社、山野酒造では酒蔵見学を受け付けています(※一部事前予約が必要です)。

大阪の日本酒に興味の湧いた方はぜひ酒蔵に足を運んで、伝統ある「上方の下り酒」の味を堪能してみてください。



大阪 日本酒