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サグラダファミリアの見どころ5選!未完成の最高傑作を楽しもう

公開日:2021.11.06 更新日:2022.11.25

目次

スペインの有名な建築家ガウディが設計したサグラダファミリアってどんな場所なのだろう…考えていませんでしょうか。サグラダファミリアは、バルセロナにある未完成の芸術的な教会です。

今回の記事では、サグラダファミリアにきたら見逃せない魅力溢れるポイントを5つ紹介しています。また、営業時間や入場料に関しても記載しているので、ぜひ参考にしてください。

株式会社MEBUKU

Pokke編集部
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1.これだけは見逃せない!サグラダファミリアの見どころ5選

サグラダファミリアサグラダファミリア内部

1-1 おすすめ見どころスポット①「生誕の門」

生誕の門は、サグラダファミリアの東側に位置します。ガウディ生存中にある程度完成されたこちらの門は、イエスの幼少期が表現されています。

キリストの誕生から初めて説教を行うまでの逸話が彫刻によって表現されており、彫刻とは思えないほどリアルで精密なつくりは注目です。

3つのファサードの土台には、変わらざるものの象徴である「カメ」、中央の柱の土台には「リンゴをくわえた蛇」、そして門の両脇には変化するものの象徴として「カメレオン」が配置されています。そしてこのカメ、「山と海の間にあるバルセロナ」を表す陸ガメと海ガメというこだわりがあります。

また、ファサード中央上部にある「生命の木」は、糸杉にハトがとまっていますが、丈夫な常緑樹である糸杉は永遠の命の象徴であり、ハトは神のもとに集まる信者たちを表現しています。

正面のファサードは、左から順に、父ヨセフを象徴する「信仰の門」、イエスを象徴する「慈愛の門」、母マリアを象徴する「信仰の門」の3つから成り立っています。

それにしても驚くのが、なんとこの門、建設途中でありながらも2005年にユネスコの世界遺産に登録されました。そして、日本人の主任彫刻家である外尾悦郎さんが手がけた天使とブロンズの扉は2015年のクリスマスの頃に完成いたしました。

1-2 おすすめ見どころスポット②「サグラダファミリア教会内部」

自然のイメージを取り入れることで知られるガウディですが、教会内部に立ってゆっくりと辺りを見渡してみると、なんともいえない幻想的な風景が広がっています。

木の節や葉っぱを模倣した装飾も施され、聖堂内は巨大な木が育つ森のようなイメージで設計されたのが分かります。ゴシック様式の厳格な雰囲気を取り除くために、このように森を表現したそうです。

反対側を振り返ると、美しい祭壇が見えます。ステンドガラスを通して、優しいカラフルな色とりどりの光が差し込む美しい祭壇がご覧いただけます。

左右の壁にある、花形にくり抜いた色彩豊かなステンドガラスからは、自然の光が差し込み、まるで万華鏡のように光り輝いています。

1-3 おすすめ見どころスポット③「違った風景が楽しめる2つの塔」

サグラダファミリアには、2つの塔があります。ひとつは「生誕の門」側で、行きはエレベーターですが、帰りはカタツムリ状の螺旋階段を下って降ります。この螺旋階段は、アンモナイトをイメージして設計したんだそうです。

こちらの塔にはバルコニーがあって、外に出ることが出来るので様々な風景が楽しめます。また、街の風景だけでなく、下からではよく見ることの出来ない、塔についている彫刻物がすぐ間近に見えて圧巻です。

ガウディは、事故にあう直前、生誕の門の4つの塔の上につけた丸い飾りを見て、「バルセロナの港に着く船乗りが、バルセロナの地で最初に目にするものだろう。」と言ったそうです。実際、この塔からは、遥か港まで見渡せます。

もう一方の塔は、「受難の門」側。こちらは行きも帰りもエレベーターです。晴れた日にはエメラルドグリーンが鮮やかな地中海やバルセロナの街が一望できます。

1-4 おすすめ見どころスポット④「受難の門」

ガウディは、73歳の時に市電に轢かれて亡くなってしまうのですが、その時に着ていたボロボロの衣服のポケットには、「受難の門」のデッサン画が入っていたといわれています。

病院に運ばれた時、あまりにみすぼらしい格好をしていたので、浮浪者と思われ、誰1人として天才建築家ガウディだと気付いた人はいなかったといいます。

受難の門は、最初に見た生誕の門の反対側にあたる西側に位置しています。入り口の床には絵が描かれていますので、こちらも見逃さずにご覧ください。また、受難の門を出たところに位置する出口から外へ出ると再入場出来ませんのでご注意ください。

さて、目の前に見える「受難の門」ですが、題材は、キリストの死から復活までです。生誕の門よりも比較的シンプルなデザインになっていて、磔刑をうけるキリストや新約聖書の一部が引用されている扉があります。

次に、受難の門の右側から地下に入るとガウディ博物館があります。実際にガウディが書いた設計図は、火事で焼失してしまったのですが、設計工事の様子を年代順に追った写真や重力を利用して均等な配置にするために作った模型などが飾られています。

1-5 おすすめ見どころスポット⑤「ライトアップされたサグラダ・ファミリア」

夜の幻想的なサグラダ・ファミリアは見逃せない見どころポイントです。昼とは異なった表情をみせる夜のサグラダファミリア。生誕の門側のライトアップを見に行きましょう。その佇まいは、華やかで幻想的で、じっと眺めていると、なんだかロマンチックな気分になります。

サグラダ・ファミリアの全景写真を撮れるフォトスポットへと移動してみましょう。突き当たりの左手から振り返ると、池に映った、「逆さサグラダ・ファミリア」が見えます。

まるで鏡の中に映し出されたイリュージョンは、そのゴージャスな美しさに思わず吸い込まれてしまいそうです。夜のサグラダ・ファミリア見ずして、バルセロナを去ることは出来ません。

2.サグラダファミリアが未完成の理由について

ガウディは、詳細な設計図を引か図に、教会の聖堂やファサード、塔など、部分ごとに必要に応じた設計図を書いていったといわれています。

机上の論理や計算だけに頼らず、実地の測量や実験によって巨大建築に必要な重さのバランス問題を解決していったそうです。

実際の職人さん達への作業の指示は、その日の作業内容を模型やスケッチで示していたというのも驚きです。こうしてガウディのサグラダファミリア建設はスタートしたのですが、財政面を寄付に頼るしかなかったため、作業は遅れがちで時にはストップをすることもあったといいます。

そして、1926年にガウディが事故死すると、サグラダファミリアの全体像を知る者はいなくなり、さらには1936から1939年のスペイン内戦で、ガウディの残した模型や弟子達が作成した資料も大部分消失してしまいました。

ガウディの遺志を継ごうとする弟子達がいたことや教会として信仰対象になっていることなど複数の要因から、作業が再開されたのでした。

現在では、技術革新により大幅に作業は短縮され、ガウディ没後100年にあたる2026年完成を目指して突貫工事が行われています。しかしながら、スペインの人々は「作り続けることに意義がある」と考えているんだそうです。

3.サグラダファミリアの基本情報について

■営業時間

9:00-20:00(4月-9月)
9:00-18:00(10月-3月)

■休館日

年中無休

■入場料

€15
※塔へ上る場合は€19.50

■地図

■チケット購入場所

目の前に見える「生誕の門」の前が、入場券売り場と入り口です。グループと個人の入り口が分かれているので気をつけてください。しかし、入場する前に、サグラダ・ファミリア全体が見えるおすすめの写真スポットに行ってみましょう。

行き方は、入場券売り場があるブースの脇の信号を反対側に渡ってください。そのまま売店が立ち並ぶ通りに沿って進んで行きましょう。

突き当たりを左へ少し進むと、池がある広場になっていて、生誕の門側からサグラダ・ファミリアの全景がご覧いただけます。

事前にチケット予約はこちら

https://www.veltra.com/jp/europe/spain/barcelona/ctg/163362:fastpass/

4.サグラダファミリアの概要や歴史について

サグラダ・ファミリアは、日本語では聖家族教会と呼ばれる未完成のカトリック教会です。聖ヨセフ信徒教会長を勤める、バルセロナの書店経営者だったある人物によって提案されました。

「聖なる家族」つまり、サグラダ・ファミリアに捧げる教会として建設が始まりましたが、もともとは、貧しい人々のために設立された民間のサン・ホセ・カトリック教会が建設を計画したものです。

カトリックの教えによれば、我々人類はとても罪深い存在だそうで、「現世での罪を許してもらうため」というのが建設の理由です。それで、正式名は「聖家族贖罪教会」と呼ばれているのです。

当時担当したガウディは、まだ30代に入ったばかりで、ようやくその才能が世界に認められ始めたところでした。完璧かつ最高の教会建設を目指す彼の情熱は、教会の大きさや装飾の細かさに注がれます。

そこにはガウディ自身が苦難を乗り越えて、サグラダ・ファミリアの建設に取り組んでいった姿勢を重ねてみることができるようです。

5.サグラダファミリアの口コミを紹介

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。サグラダファミリアは、バルセロナを訪れた際には見逃せない観光スポットの一つです。実際にその芸術的な姿を見たら、ガウディの想いが感じられるのではないでしょうか。

参考にしていただき、サグラダファミリアに行って見たいと思ってくれれば幸いです。

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