三溪園の見どころ5選!桜や蛍、季節ごとの花は見逃せない

三渓園

三溪園のある横浜・本牧は、昔から美しい景色で有名でした。江戸末期から明治にかけて日本にやってきた外国人たちも、その景色をとても愛しました。その地に、大正の実業家、原三渓が造ったのが三溪園です。

東京ドーム約4個分の広大な敷地に、歴史的建造物が点在し、美しい季節の花々が咲き乱れます。初夏には蛍が、そして園内の大きな池には野鳥の群れが集います。

大都会横浜にありながら、歴史と自然を満喫できる横浜を代表する観光地です。今回の記事では、そんな三溪園の見どころについて紹介しています。

1.三溪園の見どころ5選!歴史的建造物は絶対にチェック

三溪園の見どころ①「関東で最古の木造の塔、旧燈明寺三重塔」

小高い丘の上に立っているので、三溪園のほぼどこからでも見ることができます。三溪園と言えば、この三重塔がランドマーク的存在です。

聖武天皇創建の京都燈明寺にあった、1457年(室町時代)に建てられた三重塔です。どの季節もいいですが、特に桜越しの三重塔はみものです。

三溪園の見どころ②「横山大観も滞在した鶴翔閣」

三溪園を造った原三渓の本宅で、1902年に建てられました。三溪園の出発点と言える建物です。横山大観はここに滞在し、屏風の作品を制作しました。

2000年に修復・整備が行われました。現在では、文化的催し(句会や茶会など)やコンベンション、パーティなどにも貸し出されています。後で詳しく書きますが、結婚式もできます。

三溪園の見どころ③「大名屋敷の重厚さは必見!臨春閣」

この建物は、1649年に建てられた旧紀州徳川家の別邸、岩出御殿だと言われています。内部の狩野派を中心とした障壁画と、欄間(らんま)がみごとです。大名の暮らしぶりが想像できます。

紀州藩から徳川家8代将軍となった徳川吉宗は、小さいころに、この岩出御殿を訪れたと言われています。幼い徳川吉宗の楽しそうな声が聞こえてくるかもしれません。

三溪園の見どころ④「千利休を守った身代わり灯篭」

臨春閣の奥には、千利休が刺客に襲われた時、体をかわし、千利休のかわりに刀を受けてくれたという身代わり灯篭がひっそりたたずんでいます。

一見、普通の灯篭ですが、そんな謂れを知ると見え方が違ってくるのが面白いです。

また、臨春閣の南西側には、秀吉が愛用し伊賀上野城主藤堂高虎に与えたという手水鉢もあります。そのような歴史的なものがさりげなく置かれているのがすごいです。

三溪園の見どころ⑤「秀吉が母の長寿を祈って建てた、旧天瑞寺寿塔覆堂」

旧天瑞寺寿塔覆堂(きゅうてんずいじじゅとうおおいどう)は、豊臣秀吉が母のために建てた寿塔を覆うための建物です。寿塔とは、長寿を祈って生前に建てるお墓のことです。その寿塔は、現在京都の大徳寺内龍翔寺にあります。

秀吉は、実母から深い愛情を受けて育ったと言われています。また、母、大政所は、秀吉と弟の秀長兄弟を支え続けました。そんな母への秀吉の思いが伝わってくる建物です。

三溪園には、ご紹介した建物を入れて、国の重要文化財指定の建物が10棟、横浜市指定有形文化財が3棟を含む17棟の建物が建っています。

2.三溪園で季節のイベントを楽しむ!知っておくべき情報まとめ

三溪園のイベント①「観梅会で春を先取り」

三溪園内には、600本の梅の木が植えられています。2月中旬から3月初旬に毎年、観梅会が開かれます。早咲きの梅から順番に満開を迎えます。

観梅会期間中は、園内のあずまや「初音茶屋」で100年前の茶釜を吊るして湯茶がふるまわれます。

三溪園のイベント②「横浜が誇る桜の名所」

三溪園は、横浜が誇る、知る人ぞ知る桜の名所です。園内には、300本の桜が植えられています。桜の季節には、「観桜の夕べ」が開催され、桜や建物がライトアップされます。

園内の三溪園茶寮で手焼き団子をいただきながら桜見物もいいですね。毎年4月上旬に満開を迎えますが、年によって開花状況が違いますので、HP等でご確認ください。

三溪園のイベント③「光のファンタジー 蛍の夕べ」

毎年5月下旬から6月初旬にかけて、三溪園では蛍の夕べが開催されます。園内で羽化した蛍が飛ぶさまは幻想的です。都会で蛍を見ることができるとは嬉しい限りです。

蛍をよく見ることができる時間帯は、19時30分頃から21時頃ですので、アフターファイブのデートにもいいですね。

蛍は強い光が苦手なので、フラッシュを使わなくても撮影はできません。心に焼き付けて帰りましょう。

三溪園のイベント④「1日1組限定の横濱ウエディングを鶴翔閣で」

2000年に修復、整備され、同時に現代的設備を施されてリニューアルオープンした鶴翔閣は、1日1組限定で結婚式、披露宴を行うことができるようになりました。

「西の桂離宮、東の三溪園」と言われる国の名勝で思い出に残る結婚式を挙げてみるのはいかがでしょう。皇室や国内外のVIPをもてなす迎賓館「鶴翔閣」で慶びの一日をお過ごしください。

3.三溪園の季節を彩る!綺麗な花を見てやすらぎを感じよう

三溪園で見られる「春の花」

三渓園 季節の花

出典:http://www.sankeien.or.jp/

園内は、年間を通して四季折々の花が咲き乱れ、来園者を楽しませてくれます。とりわけ、春は一斉に花が咲き誇ります。ユキヤナギ、サクラ、ヤマブキ、フジ、ツツジ、サツキなどです。

園内あちこちに点在して歴史的建造物と咲き乱れる花の構図は、カメラマンだけでなく、どなたをも魅了します。

三溪園で見られる「夏の花」

三渓園 季節の花

出典:http://www.sankeien.or.jp/

夏の三溪園も、さまざまな花が咲き誇ります。スイレン、ハナショウブ、アジサイ、ムクゲ、フヨウ、ハスなどです。蛍の夕べでライトアップされた池の周りでは、ハナショウブがきれいに咲いています。

また、毎年7月中旬から8月上旬の土・日・祝日には、早朝観蓮会が開かれます。咲いたばかりのハスの花を早朝の清々しい空気の中で観賞できます。朝顔展も開かれます。

三溪園で見られる「秋の花」

三渓園 秋の花

出典:http://www.sankeien.or.jp/

秋には、ハギ、ヒガンバナ、イチョウ、モミジがきれいです。旧暦の十五夜のころには、観月会が開かれます。ふだんは、17時に閉門しますが、観月会開催中は、20時30分まで入場できます(21時閉園)。

三重塔のライトアップや、臨春閣では、日替わりで琵琶や琴、雅楽などによる演奏や舞踊が行われます。10月下旬から11月下旬にかけては、菊花展が開かれ、豊かな菊花の世界を楽しめます。

江戸時代から各地で改良され、伝えられてきた古典菊はぜひご覧ください。

三溪園で見られる「冬の花」

三渓園 季節の花

出典:http://www.sankeien.or.jp/

冬の三溪園は、他の季節にない静けさが感じられます。訪れる人も少ない園内に、スイセン、ツバキ、ウメなどが咲きます。そして、冬の三溪園のお楽しみは、なんといっても野鳥観察です。

神奈川の探鳥地50選の1つにも数えられる三溪園の中にある大きな池は、都会の近くにあるとは思えない野鳥の天国です。おなじみのマガモをはじめ、キンクロハジロ、オナガモ、アオサギなどを観察できます。

4.三溪園の基本情報や開園時間を紹介

開園時間

9時~17時(入園は閉園の30分前まで)

休園日

12/29~12/31

入園料金

大人(高校生以上) 700円

こども(小・中学生)200円

横浜市内在住の65歳以上 200円 ※横浜市発行の濱ともカードをご提示ください。

回数券や年間パスポートも販売されています。

5.まとめ

JR根岸駅からバスで10分、その後徒歩10分、横浜駅東口からバスで35分、その後徒歩5分、元町・中華街からバスで15分、その後徒歩5分というアクセスのよい場所に三溪園はあります。

一歩中に足を踏み入れると、そんな大都会の中にあるとは思えない景色が広がります。遠くに出かけなくても、桜を見ることもできるし、蛍を観賞することもできる三溪園はまさに都会のオアシスです。

さまざまな季節にぴったりのイベントも開催されるので、何回行っても飽きません。恋人と、お友達と、ご家族で、喧騒を離れて静かな一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

三渓園