シーサーについての豆知識!沖縄に古くから伝わる守り神とは

シーサー

沖縄を紹介するメディアや旅行パンフなどで、必ずと言っていいほど登場するシーサー。でも、シーサーがそもそも何なのかをご存知ない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、シーサーの意味や由来、種類、性別の見分け方、正しい置き方など、知ってるようで知らない豆知識をご紹介します。

1.沖縄のシンボル「シーサー」とは何か?

シーサーは沖縄に古くから伝わる伝説の獣神で、その名前は「獅子」を沖縄の方言で発音したものです。石垣島などがある八重山地方ではシィーシィー、またはシーシーと呼ばれています。

エジプトのスフィンクスや日本の狛犬などと同様、古代オリエントのライオンが源流と言われ、13〜15世紀頃に中国から琉球王国に伝来したとされています。

当初は王族・貴族や身分の高い人たちのシンボル・守護神として祀られていましたが、今日では悪霊や災いを追い払ってくれる守り神・魔除けとして、あるいは幸運を招いて福を連れてくる縁起物として、多くの民家の門や玄関、屋根の上などに置かれています。

2.シーサーが一般的に広まった由来とは?

記録に残っている日本最古にして最大のシーサーは、島尻郡八重瀬町富盛(勢理城)にある通称「富盛(ともり)のシーサー」です。高さ142.2cm、全長175.8cmの石獅子で、作られたのは1689年のこと。

県の指定有形民俗文化財として現存しており、公園で見ることができます。

当時は八重瀬町で火事が相次いで起きていたため、困り果てた村民が風水師に相談すると、「石獅子を作り、火山(ヒーザン)と言われる八重瀬岳に向けて置けば火除けになる」と助言されました。

そこで町民たちは助言通りに石獅子を作って設置したところ、本当に火災は発生しなくなりました。それ以来沖縄では、邪気を追い払う災難の守り神として、シーサーを置くことが習慣になりました。

3.シーサーにはどんな種類があるのか?

シーサーは、用途によって大きく3つの種類に分けられます。

シーサーの種類①「宮獅子」

首里城にあるシーサーのように、琉球時代に栄えた首里王府に関係するシーサーです。

魔除け・守り神としてではなく、王府の権威の象徴として作られたと言われています。

シーサーの種類②「村落獅子」

悪霊の侵入や災害から村や集落を守るため、村の入口や、村を見下ろす高台に置かれたシーサーのことです。「富盛のシーサー」はその代表です。

シーサーの種類③「家獅子」

最もよく見かける一般的な家庭用のシーサーです。設置される場所によって屋根獅子、屋敷獅子(屋内用)、門獅子の3つに分けられます。

4.シーサーはどんな素材で作られる?

シーサーと聞いて真っ先にイメージされるのは、昔ながらの沖縄風家屋の屋根の上に置かれた赤いシーサーではないでしょうか。

これは荒焼/赤焼と呼ばれ、赤土だけではなくクチャとよばれる黒土を配合して製作する、沖縄では最もポピュラーなタイプです。

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