日本人のみならず、世界中の人々を魅了してやまない情熱の国スペイン。
闘牛、フラメンコ、パエリヤ、ガウデイ建築、サグラダファミリアなど…数えきれないほどの見どころがあり、グルメでも人気があります。
そんな魅力的な国スペインですが、残念ながら盗難の最も多い国としても上位に挙げられてしまいました。
その巧妙な手口と盗難にあわないために、実際にスペインを旅行し、留学経験もある著者が盗難に合いやすい場所や防御策をご紹介したいと思います。
1.スペインで比較的に治安が良く感じた都市ランキング
スペインの治安が良い都市 1位「マラガ」

ピカソが生まれた地である穴場な観光スポット。
大通りは警察官が警備していて防犯カメラもあり犯罪が少ないため、夜間の小道さえ気を付ければ特に問題ありません。したがって治安は比較的良いといえるでしょう。
スペインの治安が良い都市 2位「セビリア」

スターウォーズのロケ地になったスペイン広場があり、フラメンコと闘牛で有名なセビリア。
スリなど他の大都市に比べてとても少なく、何年も住んでる日本人が1度も危ない目にあったことがないほど治安が良いです。
スペインの治安が良い都市 3位「トレド」

とてもきれいな大聖堂があり、旧市街地は世界遺産になるほど美しい街並みを持つ古都トレド。観光客は多いにもかかわらず、スリなど盗難の報告はほとんどありません。治安面で問題はないでしょう。
2.スペイン旅行で治安に注意してほしいと感じた都市ランキング
スペインの注意都市 1位「マドリード」

スペインの首都マドリード。スペインに旅行に訪れる日本人のほとんどが行きますが、そんな日本人を狙った盗難が多発しています。
在スペイン日本大使館のHPにある邦人被害例のほとんどがマドリードとなっています。ぜひ行きたい都市ですが、滞在中は注意が必要です。
スペインの注意都市 2位「バルセロナ」

とても有名なサグラダ・ファミリアがある都市。いまだ完成してないこの大聖堂は、ぜひ一度は見てみたいものです。
そんなバルセロナですがマドリードに次いで2番目に盗難が大変多くなっています。大きな建物を見上げたり写真を撮っている時こそ注意が必要です。
スペインの注意都市 3位「グラナダ」

かつてイスラムの国があったことから残るアラビアンな建物とスペインの文化と融合した、あまり見ない雰囲気が特徴の街。ここでも置き引きの報告が多数あります。
また入ってみたくなるような小道がたくさんありますが、人通りが少なく危険なためむやみに立ち入らないようにしましょう。
3.スペインの知っておきたい治安情報!日本人が巻き込まれる犯罪で最も多いのは?
日本人が巻き込まれている犯罪は、強盗や偽警察官、車上狙い、ひったくりなどがありますが、最も巻き込まれている犯罪はスリと置き引きです。
なんとこの2つだけで、日本人が合う犯罪の80%を占めています。
盗難が少ない日本で暮らしている私たちはターゲットにされやすいということを、ぜひ覚えておいて欲しいです。
4.合わせて知りたいスペインの治安!スリと置き引きが多い場所とは?
①空港や駅の人混み

撮影:著者
常に人が出入りし混雑している空港や駅は、スリ、置き引きが常駐している場所。特に空港内の到着ロビーや駅構内では、スリ・置き引きが多発しています。
気が付いたらカバンが開いていて、貴重品がなくなっていた、足元に置いていた荷物が気が付いたらない、なんてことをよく聞きます。
②電車や地下鉄、バスなど公共の乗り物

撮影:著者
乗り物の中では特にドアの近くが危ないです。ドアが閉まる瞬間に盗んで降りてしまうので、取り返すこともできません。
またやけに体を押し付けくる人がいる、またはなぜか自分のまわりだけ人が多いなんてことがあれば要注意です。
③Hotelのロビー

撮影:著者
ホテルのフロントは、外部から誰でも自由に出入りができるため、ホテル内だからと安心はできません。泥棒はこぎれいな格好や清掃員の恰好などをしているため、判別は大変難しいです。