安いと思って注文したところ意外な値段がついていたという失敗にも気をつけましょう。
3.お寿司を食べる前に知っておきたい最低限のマナー
手で食べる?箸で食べる?
結論から言えばどちらでも構いません。基本的には「手で食べるのがいい」とされ一貫は一口で食べてしまうのがスマートです。
食べる順番
粋な注文の仕方でもお話しましたが、さっぱり系からこってり系へ、白身魚から赤身魚へという形が基本です。味の濃いものを先に食べてしまうと、あっさりとしたものの味が分からなくなってしまうからです。
醤油の付け方
握りの場合は寿司をねかせてネタに醤油をつけます。軍艦の場合はガリに醤油をつけて、ネタの上に垂らしてつけます。
ガリの正しい食べ方
ガリを食べるのは、辛味と甘酸っぱさで前に食べた味を引きずらないようにすることが目的です。
濃い味のネタを食べたあと、貝類などが食べたくなったら、合間にガリを入れるとより一層ネタの味を楽しむことができます。
4.寿司の食べ方でやってはいけないNGマナー
ネタとシャリを分けて食べない
寿司はネタとシャリが合わさって一つの作品として完成しています。それを別々にしてたべるのは、トンカツの衣をはいで中身だけ食べているようなものです。
タバコや香水のにおい
日本料理にとって香りは大事な要素の一つです。料理はもとより周りの方にも不快感を与えないように、タバコや香りの強い香水は避けるのが得策です。
客の立場で符牒は使わない
よく間違いワードとして指摘されるのが会計のときに使う「お愛想」。これは店側が「お愛想がなくて申し訳ありません」という意味で使うもので、客側が使うものではありません。
業界の符牒や隠語を使うとどうしても「通ぶった嫌味な印象」が出てしまうので注意しましょう。
5.最後に
どうも本格的な寿司屋は大変だなと思われたでしょうか。寿司は食べると同時に楽しむことが大切です。
美味しいものを美味しく頂く、会話やコミュニケーションを楽しむ、全てが一つになって寿司という文化があるように思えます。ぜひその楽しさを味わってみてください。