実は沖縄生まれのタコライスとは!?由来や
誕生の背景を紹介

タコライスとは

みなさんは「タコライス」をご存知でしょうか。もちろんタコがたっぷり入ったライスではありません。1984年にメキシコ料理の「タコス」がヒントになって誕生した、沖縄オリジナルの名物グルメです。

そこで今回の記事では、沖縄県民のソウルフードとも言われる「タコライス」について、その名前の由来と概要、誕生の背景、発祥店の情報、誰でも作れる超簡単レシピなどをまとめてみました。

1.実は沖縄生まれ!タコライスとはどんな料理?

近頃ではカフェのメニューでも見かけるようになったタコライス。そのネーミングの響きから、外国の料理と思っている人が多いかも知れません。

でも実は、メキシコのポピュラーな料理であるタコスを日本風にアレンジした、沖縄生まれのB級グルメなんです。

そもそもタコスとは、スパイシーに炒めたひき肉&玉ねぎ、レタス、トマト、千切りチーズなどを、トウモロコシで作った薄い生地(トルティーヤ)の上にのせてくるめています。

その上からトマトベースのサルサ(スペイン語で「ソース」の意)をかけて食べるメキシコの伝統的な料理です。

そのタコスで使う具材とサルサを、皿に盛ったご飯の上に乗せて食べるのがタコライスであり、タコス+ライスと言うことでタコライスと名付けられました。

ちなみにタコ(taco)はスペイン語で、軽食を意味しています。

2.タコライスはこうして生まれた!!

タコライスは、沖縄本島の中北部、米軍基地キャンプ・ハンセンがある金武町(きんちょう)で誕生しました。

考案者は、キャンプ・ハンセンのゲート前に広がる飲食店街にあった『パーラー千里』の創業者・儀保松三さんです。

もともとバーを経営していた儀保さんは、変動相場制の導入によって円高ドル安となり、お金の余裕がなくなった若い米兵たちをターゲットに、安くてボリュームのある食べ物を出す店に業態転換することを決め、1984年に『パーラー千里』を開店しました。

そしてバー時代に人気メニューだったタコスをアレンジし、具材をご飯にのせた新メニュー「タコライス」として提供したところ、そのおいしさとコスパの良さが米国人コミュニティの間で評判を呼び、やがて沖縄の人たちや観光客からも注目されるようになりました。

すると人気にあやかってタコライスを提供する店が増え始めますが、儀保さんは「カレーライスみたいなもんだから」とあえて商標登録をしなかったため、そのおかげで個性豊かなタコライス文化が少しずつ県内各地で芽を出し、花を咲かせながら全国へと広まって行ったのでした。

今では日本だけでなく米国へも上陸し、ニューヨーク、ロサンゼルス、フロリダなどでも提供されているそうです。

3.発祥の店で出される、元祖タコライスの特徴とは

『パーラー千里』は残念ながら2015年に閉店。

生みの親である儀保松三さんも同じ年にこの世を去りましたが、その味をしっかりと受け継いでいるのが、儀保さんが1985年にオープンしたタコライス専門店『キングタコス』です。

沖縄県民からは“キンタコ”の愛称で親しまれ、県内で7店舗を出店。週末ともなると地元客と観光客で長蛇の列となっています。

タコライスとは