トンテキとはどんな肉料理?味の特徴や由来、人気店など紹介

トンテキとは

トンテキという料理を皆さんはご存知でしょうか。ビフテキがビーフのステーキだからトンテキは「豚のステーキ?」と思っている人も多いでしょうが、実は少しばかり違うのです。

今回の記事では、単なるビフテキの豚肉版でもなく、洋食屋でおなじみのポークソテーとも一味違うトンテキについて、詳しくご紹介しましょう。

1.トンテキとは?発祥は四日市の名物料理

トンテキ(とんてき)は、厚切りの豚肉をニンニクと一緒に濃い目の黒っぽいたれでソテーし、キャベツの千切りをたっぷり添えたスタミナ料理です。

厚切りの豚肉を塩コショウして焼き、デミグラスソースやケチャップをかけて食べるポークソテーとは味と調理法が異なります。

発祥は三重県四日市市にある中華料理店『來來憲』(らいらいけん)で、終戦後から提供を開始し看板メニューとなりました。

元祖の同店がひらがなの「とんてき」を商標登録したこともあって、四日市ではひらがな表記が一般的です。

2008年には市の職員有志が「四日市とんてき協会」を設立。ご当地名物として「とんてき」をアピールしようと、マップ作成など本格的なPR活動を始め今日に至っています。

2.トンテキの由来とビフテキとの違いを紹介

牛肉のステーキは「ビーフステーキ」と呼ばれますが、明治から昭和前半にかけては広く「ビフテキ」と呼ばれていました。

そこで豚のカツレツが「トンカツ」なら、豚のステーキは「トンテキ」が言いだろうということで、この名が付けられたようです。

ただ、ビフテキはビーフステーキの略語だと思われがちですが、そもそもはフランス語でステーキを意味する「bifteck(ビフテック)」が語源だという説が今では有力です。

3.本場の四日市で「とんてき」を名乗るためのルールとは

四日市とんてき協会が定めた「四日市とんてき」の定義は以下の通りです。

(1)ソテーした厚切りの豚肉である

(2)黒っぽい色の味の濃いソースが絡められている

(3)ニンニクが添えられている

(4)付け合わせは千切りキャベツが主である

四日市では、この4つを全て満たさないと「とんてき」と呼べません。

また四日市では「グローブ」とも呼ばれています。元々は野球のグローブのように肉の片側をつなげたまま切りこみを入れたためです。

ただし現在は短冊状やスティック状に切ったものも一般的です。

4.一度は食べたい!おすすめしたいトンテキの名店

4-1 まつもとの來來憲(四日市)

迫力満点の「大とんてき」はまさにグローブ。分厚いのに柔らかい豚肩ロースは、ニンニクの効いたソースと相性抜群です。

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4-2 隆座(たかくら)(四日市)

量の多さで知られる名物店。山盛りキャベツはビジュアルも圧巻です。

霜降りロース肉なので柔らかく、大食漢にはダブルがおすすめ。

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4-3 東京トンテキ(東京)

グローブ状の厚切り肩ロースを、ラードでじっくり火を通し柔らかく焼き上げます。数十種類の野菜・果物・スパイス等をブレンドした秘伝のソースも自慢です。

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4-4 大阪トンテキ(大阪)

四日市とんてき協会からお墨付きをもらった大阪の人気店。特に500gの豚肉を豪快に焼き上げた「メガトンテキ定食」は圧巻です。

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5.最後に

豚肉には疲労回復を促すビタミンB1が、ニンニクにはビタミンB1の吸収を高めるアリシンが、山盛りのキャベツにはビタミンCと胃粘膜の修復を助けるビタミンUがたっぷり含まれています。

近頃疲れ気味だなと感じたら、スタミナ満点でおいしいトンテキをぜひどうぞ。

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