これで安心!電車で忘れ物・失くし物をした時の対処法について

電車 忘れ物

電車を降りた後、傘や携帯電話、手荷物などがないことに気づき、「やってしまった…」と頭を抱えた経験はありませんでしょうか。 今回は電車の中で忘れ物や落し物をした時の対処法についてご紹介します。

また、持ち主が現れなかった忘れ物がどんな運命をたどるについてもまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

1.電車を降りてすぐ忘れ物をしたことに気づいたら

まずは落ち着いて、次の三つの項目について整理、確認、駅の係員に伝えましょう。

①忘れ物・落し物の特徴を整理

財布の場合なら外観、色、素材、入っていた現金の金額、中に入っているキャッシュカードやポイントカードの種類など

②自分が乗っていた電車に関する詳しい情報

例:JR東海道線の小田原行きで、17時10分に品川に到着した普通電車

③落とした、または置き忘れたと思われる場所

8号車の真ん中辺り、進行方向左側2人掛け座席の網棚の上

これらを正確に伝えることができれば、電車が向かった先の近くの駅で、駅員さんに回収してもらえる可能性が格段に高くなります。対処が早ければ早いほど、紛失という最悪のケースを回避できるわけです。

「何号車かなんて分からない」という時でも、「エスカレーターの近くだった」「降りたらすぐに売店が見えた」など、できる限りの情報を駅員に伝えることができれば、何号車に乗っていたかを判断してもらいやすくなります。

また、忘れ物がスマホやスマホの入ったバッグであれば、「iPhoneを探す」「Android デバイスマネージャー」等のスマホアプリを使って探しましょう。GPS機能でスマホの現在地を表示させることができます。

自分の持ち物というのはふだんから細かく見ていないことも多く、傘の取っ手の色や素材などに関しては、案外思い違いや思い込みがあったりもします。

バッグや財布、傘、スマホなどの失くしやすい持ち物については、言葉でどう説明できるかを日頃から意識しておくと、いざという時に役に立つかも知れません。

2.忘れ物を届け出た後の流れについて

届け出た後にすぐ忘れ物が発見された場合、乗っていた電車の終着駅、または途中駅で回収してもらえることがあります。その際は回収してくれた駅まで取りに行きましょう。

すぐに見つからない場合でも、見つけた人が駅に届けてから、忘れ物のデータベースに登録されるまでに時間がかかることもあります。

特に終電後に駅員や乗務員が車内を巡回して発見した時などは、登録されるまでに必ずタイムラグが発生します。

そのため「見つからない」と言われた場合も、時間を置いて定期的に根気よく問い合わせれば、後になって見つかることが多々あります。

3.日数が経ってから電車に忘れ物をしたことに気づいたら

各鉄道会社によって多少の違いはありますが、忘れ物は回収された駅で2~3日程度保管された後、忘れ物を集約しているターミナル駅でさらに数日間管理されます。

その間に落とし主が現れない場合、ターミナル駅を管轄している警察署の遺失物取扱窓口へ引き渡され、さらに3か月程保管されることになります。

そのため、しばらく日数が経った後で忘れ物・失くし物に気ついた時は、検索エンジンなどで「忘れ物 ◯◯電鉄」「忘れ物 ◯◯線」などと入力して調べてみましょう。適切な問い合わせ先が出てきます。

ちなみに関東のJR線及び私鉄で、拾得物が集約されるターミナル駅は以下の通りです。

鉄道関係遺失物のJR取りまとめ駅一覧表 警視庁

私鉄等の拾得物取りまとめ駅一覧表 警視庁

また、拾い主によっては警察署に直接届けていたり、別の鉄道会社の乗り入れ先で拾得・保管されていることもあります。

そのため自分が乗っていた鉄道会社内で発見できなかった場合や、私鉄・地下鉄をまたいで直通運転している電車に乗っていた場合は、それぞれの鉄道会社と警察署に連絡しておくことをおすすめします。

ただし腐敗する可能性がある食料品や、持ち主が特定しにくい漫画・雑誌、ビニール傘などはすぐに廃棄処分となることが多いので、それらを忘れて数日経ってしまった場合はあきらめた方が良さそうです。

4.忘れ物を駅の窓口へ取りに行く時必要なもの

幸い取りまとめ駅までの段階で忘れ物が見つかった場合は、身分証明書さえあれば簡単な手続きで忘れ物を受け取ることができます。

健康保険証、運転免許証などの公的証明書を持参しましょう。鉄道会社によっては、委任状があれば代理人でも受け取ることができます。

また希望によっては、配送(着払い)による受け渡しも可能な場合があります。遠方の場合は一度相談してみると良いでしょう。(ただし、すべての忘れ物に対応しているわけではありません)。

すでに警察署に引き渡されていた場合は、駅の方で管轄の警察署宛の書類を作成してもらった上で、それを警察署に持参して受け取り手続きをする必要があります。

ただし携帯電話の落し物については、警察署等の調査依頼を受けた各携帯電話会社から直接契約者に連絡(通知)され、落とし主が警察署等に出向いて受け取るという流れになります。

5.持ち主が現れなかった忘れ物たちはどうなるか

持ち主が現れることなく、拾い主からも権利を放棄された忘れ物たちはどうなるのでしょうか。

警察署での保管期限が切れると、忘れ物たちは廃棄または民間への払い下げ(専門業者が入札で買取)となり、デパートのイベント会場などで開催される「鉄道忘れ物市」の商品になります。

(警察署に集まったお金はすべて都道府県の財源になります。)

東京近郊では、埼玉県吉川市のリサイクルショップ「よろづや」が各地のイベントホールを利用して開催しています(場所は所沢くすのきホール/ルネ小平/川口リリア/北千住シアター1010など)。

神奈川県でも、藤沢市にある百貨店の「さいか屋」が定期的に開催しています。両店とも公式ツイッターで開催日と会場をこまめに告知していますので、興味がある方はぜひチェックしてみて下さい。

また、大阪の天王寺には「鉄道わすれもの店 兼商」という常設店があり、鉄道忘れ物の話題には欠かせない店舗となっています。

6.「鉄道忘れ物市」で売られているものは?

「鉄道忘れ物市」ではどんなモノが売られているのでしょうか。

会場をのぞくと、忘れ物の王道でもある傘はもちろん、時計やアクセサリー、サングラス、バッグ、靴、財布、双眼鏡、工具、本、野球のグローブ、ぬいぐるみなどが山積みされています。

値段は100円から1万円以上までさまざま。高額なブランド品の時計、サングラス、万年筆、アクセサリー、化粧品などはガラスケースの中にディスプレイされています。

また、トレーディングカードは100円、ペンは300円で詰め放題となっています。

ちなみに近頃旬な商品は電子タバコの「iQOS(アイコス)」とのこと。ネットでは1万2,000円前後で販売されていますが、会場では8,000円で販売され即売り切れでした。

なお、忘れ物市やネット販売で売れ残った忘れ物たちは、最終的にフィリピンやミャンマー、タイなど海外に輸出されるそうです。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。電車を降りる時にスマホの操作に気を取られ、つい忘れものを…なんてこと、誰にでもありがちですよね。

ふだんから忘れ物をしないよう心がけるのに越したことはありませんが、万一忘れ物に気づいた時も、慌てず落ち着いて次の行動を考えましょう。

忘れた日時や場所などをできるだけ詳しく伝えることが、スムーズな回収につながります。ぜひ参考にして下さい。

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