世界で有名な浮世絵と浮世絵師を紹介!知っておきたい作品5選

浮世絵 有名

この絵は、寛政期に三美人と評判になった富本豊雛(吉原の芸者)、難波屋おきた(浅草観音の水茶屋の娘)、高島屋おひさ(両国の煎餅屋の娘)をモデルにして描かれたものです。

有名な浮世絵師③「歌川広重 1797~1858」

江戸後期の人気浮世絵師。江戸の火消同心の家に生まれて親の職を継いだものの、画家を志して歌川豊広に師事し、浮世絵師となりました。

狩野派、南画、西洋画法なども精力的に学び、風景画、花鳥画、美人画、役者絵など作品は2万点にも及びます。

ヒロシゲブルーと呼ばれる美しい藍色を用いた風景画を得意とし、ゴッホや印象派の画家に多大な影響を与えた世界的に著名な絵師です。

たとえば、モネは広重の「亀戸天神境内」をモデルにして自宅の池に太鼓橋を作り、この橋を題材に数々の作品を残しています。

歌川広重の有名な浮世絵「東海道五十三次 日本橋 朝之景」

東海道にある53の宿場の風景を描いた連作「東海道五十三次」の1つ、広重の出世作です。

旅の出発点となる日本橋で魚を行商する棒手振り(ぼてふり)や早朝に出立する大名行列など、朝の江戸の風景が丹念に描かれています。

有名な浮世絵師④「東洲斎写楽(とうしゅうさい しゃらく)1974~1975」

江戸時代中期、1974年から約10ヶ月間、役者絵を主とした作品145点を怒涛のように版行し、忽然と消えた謎の浮世絵師。

写楽の正体を巡って多くの研究が行われ、現在では阿波徳島藩、蜂須賀家お抱えの能役者、斎藤十郎兵衛との説が有力になっています。

鷲鼻や受け口、誇張した表情やポーズなど、歌舞伎役者の特徴を大胆にデフォルメしたユニークな役者大首絵でデビューし、賛否両論を巻き起こしました。

しかし、大首絵は、いわばスターのブロマイドなので、写楽の技法は斬新すぎて役者本人にも歌舞伎ファンにも不評であり、絵師としての評価はずっと低いものでした。

それが大正時代にドイツの美術研究家に絶賛されたことで、日本でも再評価されるようになりました。

東洲斎写楽の有名な浮世絵「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」

歌舞伎「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」を題材にした作品。背景にキラキラ輝く黒雲母の粉を摺り付ける雲母摺(きらずり)の豪華なもの。

悪党が大金を狙って襲いかかる瞬間を、懐から出た手で誇張表現した秀逸な作品です。広告やCMに度々使われているので、誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。

有名な浮世絵師⑤「歌川国芳 1798~1861」

江戸時代後期を代表する天才浮世絵師。30歳を過ぎて発表した錦絵「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」の連作で「武者絵の国芳」として評判になりました。

卓越したデッサン力と斬新で奇抜なアイデアの絵を次々に発表して、閉塞した江戸末期の庶民に絶大な人気を博しました。

武者絵、風景画、役者絵、風刺画、春画、美人画など、あらゆるジャンルに膨大な数の作品を残しています。

国芳の絵は日本の浮世絵専門家には評価が低かったのですが、2009年のロンドン、2010年のニューヨークの展覧会が大きな反響を呼んで海外で再評価され、改めて注目されることになりました。

国芳が得意としたユーモラスな猫の戯画や迫力のある武者絵などは、現代でもグラフィックデザインとして十分に通用する斬新なものです。

歌川国芳の有名な浮世絵「相馬の古内裏(そうまのふるだいり)」

山東京伝の読本『忠義伝』で、源頼信の家老大宅光国と平将門の遺児で妖術を操る滝夜叉姫との対決を題材にした作品。

迫力のある描写と大胆な構図、解剖学的にも正確な骸骨のデッサンとして評価が高い国芳の代表作です。

読本では数百の骸骨が襲ってくるシーンを大きな骸骨1体に集約するアイデアが「奇想の絵師」と評される所以です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

浮世絵は、日本では評価が低かったために散逸していて、海外のコレクションのほうが豊富で保存状態が良かったりします。

海外旅行のついでに海外の美術館で浮世絵鑑賞というのも素敵です。



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