ウニの旬はいつ?産地ごとの旬の時期やおいしい食べ方を紹介

ウニ 旬

日本は世界一のウニ消費国です。ただ、近頃はスーパーなどで国産のウニにお目にかかれることは少なく、その9割はチリや韓国、ロシア産などの輸入物というのが現状です。

そこで今回の記事では「国産のおいしいウニを旬に食べたい!」という人のために、国内ではどんな種類のウニが獲れて、それぞれの食べ頃がどの時期なのかをまとめてみました。

1.日本のウニに関する豆知識をかんたん紹介

ウニ 旬

世界中に生息しているウニの種類は約900種類と言われ、そのうち日本近海では食用ではないウニも含めて約140種類が知られています。

縄文期の貝塚からウニの殻やとげが発見されており、日本人が古くからウニを食べていたことが分かります。

奈良時代には高級食材として、主に貴族が食用としていました。文献として残る中では、713年に出された「風土記」が一番古い記録です。

ウニは秋に産卵するため、産卵前に当たる6月中旬〜8月初旬くらいまでの時季が、一般的には一番栄養が豊富でおいしいというのが定説です。

ただ、海水の温度や潮の流れ、それぞれのウニが餌にする海藻の違いによって、旬はエリアごとに異なってきます。

2.種類別でわかる!日本で獲れるウニの旬について

バフンウニ

殻に入った見た目が馬糞に似ていることからこう名づけられました。

旬は3〜4月。東北から九州まで幅広く生息していますが、収穫数の少ないレアな品種です。濃厚な旨みと甘みが特長です。

エゾバフンウニ

主に東北から北海道に生息し、バフンウニよりやや大きめです。

旬は7〜8月。鮮やかなオレンジ色で苦みがなく、濃厚な旨みと甘みが持ち味です。

ムラサキウニ

青森以南の日本海側と茨城以南の太平洋側で獲れる最もポピュラーなウニで、旬は6〜8月。

身が白に近い黄色のため白ウニとも呼ばれ、淡泊で上品な甘みが特徴です。

キタムラサキウニ

太平洋側は相模湾以北、日本海側は本州西端以北に生息。

旬は9〜11月。粒が比較的大きめで、身が崩れにくくボリューム感があるため、寿司ネタに多く用いられています。

アカウニ

長崎、佐賀など西九州を主産地とする、殻が少し赤みかかった濃厚で甘みの強いウニです。

旬は9〜10月。バフンウニも一部で赤ウニと呼ばれますが品種が違います。入荷量が少なく高値で取引されています。

3.産地ごとでわかる!ウニの旬について

ウニの旬「北海道」

産卵期が禁漁期と定められており、禁漁前が旬となります。襟裳近郊は1〜3月、羅臼で2〜5月、枝幸は5〜7月、礼文島や小樽では6〜8月と場所によって旬が違います。

ウニの旬「東北」

太平洋側と日本海側で異なりますが、三陸地方では6月中旬〜8月初旬のキタムラサキウニが旬です。青森で獲れるキタムラサキウニやエゾバフンウニは4〜6月が旬となります。

ウニの旬「北陸」

5〜6月が旬です。特に福井の越前海岸のバフンウニ漁は7月20日から2週間限定で、その塩漬けはこのわた、からすみと並ぶ日本三大珍味「越前うに」として知られています。

ウニの旬「瀬戸内周辺」

瀬戸内海では特に山口の漁獲量が多く、8月が旬です。ムラサキウニ、バフンウニ、アカウニがメインですが、特に小粒で味の濃い「北浦うに(アカウニ)」は、地元にしか出回らないウニ好き垂涎のレア品です。

ウニの旬「九州・沖縄」

ムラサキウニが4月上旬〜7月中旬、アカウニが9〜10月初旬に旬を迎えますが、熊本・天草地方ではムラサキウニ漁が3月上旬に解禁されるため、九州で一番早くウニが楽しめます。

4.旬のウニをおいしく食べるコツを紹介

食べ方は色々ありますが、旬のウニは生が一番です。

通販などでは海水と同濃度の塩水に浸した「塩水ウニ」と、板の上に並んだ「板ウニ」に分かれますが、板ウニはミョウバンという保存料が味を変えてしまうため、本来の甘味と食感を楽しむには塩水ウニがおすすめです。

塩水を捨て水気を切ったら、まずは醤油を付けずに食べてみましょう。濃厚な旨みはまさに絶品。今まで食べてきたウニとの違いに思わず絶句してしまう程です。

ただし消費期限が2〜3日程度と短いため、早めに食べ切ってください。

5.最後に

ウニのビタミンA含有量は100g当たり1200IUと豊富で、目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きが期待できます。

“造血のビタミン”と呼ばれる葉酸も、魚介類ではうなぎの肝に次ぐ多さです。

また、カロリーはマグロと同じ。良質なタンパク質が多く含まれるため代謝の促進、免疫力向上などが見込めます。ウニはおいしいだけではなく、栄養面でも優れた食べ物なのです。

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