練乳との組合せがクセに!ベトナムコーヒーの特徴や入れ方とは

ベトナム コーヒー

皆さんはベトナムコーヒーについてご存知でしょうか。 ベトナムという国名からコーヒーを連想する人は少ないでしょうが、実はベトナムには約14万ものコーヒー農園があり、ブラジルに次ぐ世界第2位の生産量を誇る一大生産地なのです。

コーヒーはポピュラーな飲み物としてベトナム人の暮らしに根付いており、街にはたくさんのカフェもあります。今回はそんなベトナムならではの、ひと味違う独自のコーヒー文化についてまとめてみました。

1.ベトナムコーヒーとは、そもそもどんなコーヒーなの?

ベトナムコーヒーとは、ベトナム独自の伝統的な淹れ方で作られたコーヒーのことです。ベトナム式コーヒー、ベトナムカフェ、ベトナムカフェオレとも言われています。

バターや砂糖、カカオなどを混ぜて深めに焙煎したコーヒー豆を、アルミ・ステンレス素材の専用フィルター容器で抽出し、甘い練乳(コンデンスミルク)を加えて飲むのが一般的なスタイルです。

独特の甘い香りとビターな味わい、そしてまろやかで甘い煉乳とのハーモニーが特徴で、「甘めのコーヒーが好き!」という方にとってはクセになる味かも知れません。

2.ベトナムコーヒーの特徴!甘いのはなぜ?

世界で獲れるコーヒー豆の種類は、アラビカ種とロブスタ種(カネフォラ種)の二つに大きく分かれます。

日本をはじめ先進国で飲まれているコーヒーの主流はアラビカ種です。風味と香りに優れ、世界のコーヒー生産量全体の70%を占めています。

一方のロブスタ種はコーヒー豆の木の成長スピードが早く、害虫や病気に強いので比較的簡単に栽培できるものの、味の個性が強く、飲みづらさを感じる人が少なくありません。

そのため主にインスタントコーヒーや、缶コーヒーなどの材料として用いられています。ベトナムは世界第2位のコーヒーの産地ですが、生産している豆のほとんどがロブスタ種です。

そこで、飲みづらい自国産の豆を何とかおいしく飲めないかと試行錯誤した末に誕生したのが、バターやカカオなどで香りづけをした上で、甘い練乳を加えて飲むというベトナムスタイルだったという訳です。

3.ベトナムにおけるコーヒー文化の起源と変遷

ベトナムにコーヒーがもたらされたのは19世紀後半のこと。フランスの植民地としてフランス領インドシナと呼ばれていた時代でした。

当初はフランス人とベトナム人貴族の間だけのささやかな嗜みでしたが、まもなく路上カフェの形で民間に浸透していきました。今もベトナムでは、町中の至る所で路上カフェを目にすることができます。

プラスチックの椅子を並べた屋台には早朝から多くのビジネスパーソンが立ち寄り、出勤前のモーニングコーヒーをゆったりと楽しんでいます。

そして1990年代からは首都のハノイ、南部の都市ホーチミンを中心に、ちょっとおしゃれば西洋式カフェも目につくようになりました。

ベトナム人にとってカフェは不可欠な存在で、食事や待ち合わせの場としてはもちろん、学生たちの勉強の場として、社会人の仕事場として、あるいは突然のスコールに見舞われた時の雨宿りの場として広く利用されています。

そして西洋式カフェの隆盛とともにアラビカ種の豆を取り入れたカフェが増加。生豆から仕入れて自家焙煎を行う高級店も登場しています。

4.ベトナムコーヒーの美味しい入れ方を紹介

4-1 準備するもの

・ベトナムコーヒー専用器具

(ステンレス製またはアルミ製のもの。受け皿・本体・中蓋・上蓋の4点で構成)

・コーヒーカップ

・深煎りしたコーヒー豆(粉)

・コンデンスミルク

・お湯

4-2 手順(ホットの場合)

①コーヒーカップにお好みの量のコンデンスミルクを入れます。

②コーヒーカップの上に受け皿を乗せ、その上に本体を乗せます。

③本体の中にお好みの量のコーヒーを入れます(スプーン3〜4杯が目安)。



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