山形の有名な日本酒はコレだ!特徴やおすすめしたい日本酒9選

山形 日本酒

山形名物といえばサクランボ、芋煮、玉こんにゃくなどが真っ先に上がってきますが、忘れてはいけないのが日本酒です。約4000平方キロの広い庄内平野で獲れるおいしい米と、四方を囲む山から流れるゆたかな雪解け水に恵まれたこの地では、江戸時代に入る前から酒造りが盛んに行われてきました。

現在山形県下では54の蔵元が互いにしのぎを削っており、全国新酒鑑評会の金賞受賞点数では、平成25酒造年度に第1位に輝くなど常に上位にランクインしています。

精鋭ぞろいの蔵元が醸す酒の味とクオリティの高さについては、全国の日本酒ファンが認めるところです。今回の記事では、山形のおすすめ日本酒を厳選して紹介しています。

山形の日本酒は、ゆたかな香りと米のうまみを活かしている

かつて地酒関係の書籍や催事などを専門に取り扱っている某出版社が、東京都内の銘酒居酒屋を対象に「日本酒に関しての好感度No.1都道府県はどこか」というアンケートを行ったところ、山形県が過半数の得票率で1位に輝きました。

一般消費者の間では新潟の人気が高いのに対し、プロの料飲店から最も好感を持たれているのが、山形の酒であるといえるでしょう。

山形酒の人気を一気に盛り上げるきっかけとなったのが、「十四代」(高木酒造)の登場でした。淡麗辛口が主流だった1994年当時、フルーティな香りとゆたかな米のうまみを持つ甘口の吟醸酒として登場した「十四代」は、まさに酒の味の価値観に革命をもたらすほどの衝撃を与え、山形の酒に対する注目度を大きく高めました。

そのためかつて淡麗辛口が主流だった山形の酒も、今では吟醸酒比率の高まりによって、ゆたかな香りと地元産の米のうまみを活かした濃醇な味わいが特徴となっています。

【有名】日本を代表する山形のおすすめ日本酒3選

それではまず、味とコストパフォーマンスのよさでは日本代表クラスの、一度は飲んでほしい山形屈指の銘酒を3つご紹介しましょう。

山形のおすすめ日本酒①「十四代 本丸 秘伝玉返し本醸造」

今や幻の酒となってしまった「十四代」のスタンダード品。定価2200円台の本醸造とは思えないフルーティで芳醇な味わいは、「淡麗」「辛口」「純米」一辺倒だったマーケットの流れを一変させるほどのインパクトでした。

ただし、あくまで定価に対するクォリティとコスパの高さが驚きなのであって、20倍近いプレミア価格での購入は全くおすすめしませんので念のため覚えておいてください。

なお「十四代」にはほかに「七垂二十貫」「別撰」「特吟」「純米中取り」などいろんな商品があり、どれも入手困難です。幸運にも飲める機会がある方はぜひお試しください。

蔵元の高木酒造は元和元年(1615)創業の老舗で、「十四代」の生みの親は十五代目の高木顕統氏。「十四代」が誕生するまでは「朝日鷹」の銘柄がメインブランドでした。

十四代 本丸の紹介ページ

山形のおすすめ日本酒②「出羽桜 桜花吟醸」

山形吟醸を代表する定番といえば、この「出羽桜 桜花吟醸」。ふくよかでフルーティな香りと、淡麗かつ爽快な味わいで吟醸ブームを切り開いた立役者です。

1980年の発売以来、長年にわたって人気を保ちつづけており、マックスファクターの高級化粧品「SK-Ⅱ」の香りサンプルとしても知られています。

蔵元の出羽桜酒造は明治25年(1892)の創業。1997年から海外輸出をスタートさせ、今では世界25か国以上に販路を拡大。2014年には「全米日本酒歓評会」でグランプリを受賞するなど、海外でも評価の高い酒の一つです。

出羽桜 桜花の紹介ページ

山形のおすすめ日本酒③「くどき上手 純米吟醸」

インパクトのあるネーミングとあでやかな浮世絵ラベルで、日本酒ファンにはおなじみの銘柄です。デリケートな香りとマイルドな口あたり、そしてふくよかなうまみと甘みがバランスよく調和した、日本酒通からビギナーまで幅広くオススメできる純米吟醸です。

ちなみに「くどき上手」のブランドは、相手を誠心誠意説き伏せたり、手に届きそうもない高貴な人の心を「溶かす」という意味をふくんで命名されたとのことです。

蔵元の亀の井酒造は明治8年(1875)の創業。年間120万人の観光客が訪れる出羽三山の一つ羽黒山神社から、車で10分ほどの田園の中にある小さな蔵です。

くどき上手 純米吟醸の紹介ページ

【純米酒】晩酌用の定番!飲みやすい山形のおすすめ日本酒3選

華やかな吟醸タイプも好きだけど、毎晩飲むにはちょっと…という方におすすめしたいのが、晩酌向きのベーシックなこの3種。値段もお手頃です。

山形のおすすめ日本酒④「白露垂珠 特撰純米酒」

地元の酒米「美山錦」と「出羽燦々」をかけ合わせ、山形酵母と出羽三山深層水で仕込んだ純米酒。約1年にわたり、氷温に近い温度でていねいに低温熟成させてから出荷されています。口に含むとほんのりとフルーティな香り。後味として上品な甘みとかすかな酸味が広がります。

全体にシンプルな味わいで余韻のきれいな酒です。「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2015」で金賞を受賞しています。

蔵元は安政5年(1858)創業の竹の露合資会社。「白露垂珠」のブランドは中国唐代の有名な詩人・李白が、「汲めども尽きぬ自然の美しさ」に感嘆して作った詩の一節から命名されています。

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